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2022年06月22日 イイね!

NDロードスターがやって来た

NDロードスターがやって来た 東京から神戸の北へ引っ越してきたのはおととしの夏。新型コロナが流行している真っ只中でした。ここは、それまでとは違って、外食はおろかコンビニでさえ、サンダルで気楽に歩いて行ける距離にありません。オマケに、どこまでも真っ平らな関東平野とは違い、そこらじゅう坂道と山道だらけの土地。坂道発進が常になりました。

 それまで乗っていたのは1970年製のFIAT500L。こちらへ来てから、六甲山や丹波篠山、淡路島へも出掛けましたが、650ccにボアアップしてるとはいえ、よわい50歳を超えた旧車にはキツく、ことある毎に大きな負担を強いる環境なのを実感していきました。6年近く旧いチンクと過ごしてきたので、特別な思いと愛着がありましたが、もっと優しい環境で乗ってくださる人へ渡す時期がきたと考え、環境に適応した現代車へ乗り換えを決断。



 これまでのクルマ選びの基準は、運転していて楽しいクルマ。車体が小さく機敏なこと。家内と二人、2泊くらいの旅行に行けること。サイズは2-seater 若しくは 2+2で十分。そして、そこに加わった新しい要素は大きく二つ。十数年先の免許返納を視野に入れることと、環境負荷低減への化石燃料から電動化への動き。
 この年齢になると、体力的な衰えを痛感することが増えます。悲しいかな、運転に不可欠な瞬時の判断や反射が鈍くなった自覚を持って運転しなければなりません。そこで、運転することを強く意識できるクルマ。何でもかんでも車がサポートしてくれる楽な車は選ばないという選択。そう考えていくと、ATよりMT。そして「新車で発売されるMTのガソリン車に乗れるのは、これが最後になるかもしれない……」という想いが強くなります。

当初の候補は 
1)マツダ ロードスター
2)トヨタ86もしくはスバルBRZ 
3)スズキ スイフトスポーツ
4)FIAT 500 or ABARTH 595
5)PEUGEOT 208/e GT Line
6)Honda e
7)Renault Twingo MT

86とBRZは新型の発表があり、既存車の新規オーダーができなくなる時期と重なってしまい、中古の高騰もあり候補から外しました。EVについては、今後も開発の試行錯誤が続くので除外。208はショールームで触れたガソリン車に揺らぎましたが、納期の長さとATがネック。チンクとTwingoはどちらも可愛さ抜群ですが、運転そのものの楽しさは少し控えめ。走りに定評のあるスイスポは予想以上にキビキビ走り、とにかく運転が楽しく価格も懐に優しい優等生でした。



 そして本命のNDロードスター。生憎の小雨がパラつく天気でしたが、「折角なのでオープンにしましょう」とのご厚意。オープンはケータハム以来です。コンセプトが違うとは言え、一般道での走行は風の巻き込みはほとんどなく、走っていれば雨にもあたりません。その上、信号待ちの数秒で幌を畳める手軽さ。簡単に爽快さを享受できることに感嘆しました。シフトチェンジも気持ちよくスパスパ入るので、無駄に操作したくなります。試乗車がWhite Selectionだったのも、好印象に一役買いました。そして、他のクルマになくてロードスターが持っていたものは、乗車した時のワクワク感でした。

 最後まで迷ったスイスポは速く楽しく走るクルマとして、とても良く考えられたボーイズレーサーに間違いありません。それをあの価格で発売していることに感謝の気持ちさえ湧いてきます。しかし一つだけ……。そう、運転席に座ってもロードスターに感じたあの「トキメキ」がありませんでした。だからと言って、NDのどこにそれを感じたのかを説明するのは容易くありません。強いて言えば、シートに座った時の、コクピット全体が丁度いいタイト感で包んでくれて、メーターやステアリング、シフトノブの位置が「これはスポーツカーだ」と感性に囁きかけてきます。



 その走りは、ドライバーが力づくで「御す」とか「捻じ伏せる」わけではなく、さりとてクルマに丸投げするのでもない。クルマと人が走るという目的のために、丁度いい塩梅で互いに協力し合う感覚。気恥ずかしいですが、クルマが「一緒に走ろうよ」と話しかけてくれるような感じです。こうしてNDロードスターが我が家にやってくることになりました。

 コロナによる工場停止や、半導体不足が懸念されましたが、運よく契約から3ヶ月弱で納車されました。その納車から10ヶ月が経ち、走行距離は13,000kmを超えました。これは、今までのクルマの中で最速ペースです。それだけNDロードスターが走ることが楽しいクルマで、私の嗜好にピッタリ合ったクルマなのでしょう。

 NDロードスターは誰でも乗りやすいクルマです。それゆえ、その素直さから癖が無く、つまらないと言う方もおられますが、上級者や、もっと攻めたい方は、自分好みに合った走りに育てる楽しみ方もあります。そこがこのクルマの間口の広さかもしれません。



 一方、NDのマイナス面として語られる(非力さ)、(ロール量の大きさ)、(癖のなさ)はどうでしょう? あくまで私にとってですが、1,500ccエンジンは、常に適切なギヤを選択してさえいれば、軽量化されたボディーを動かすのに十分。スポーツカーにしてはロール量が大きいという点については、サーキットを走らず、峠をギリギリまで攻めないので、ドライバーの力量以上にオーバーサポートしない設計だと感じました。つまり、ギヤの選択を間違えたり、コーナーでのブレーキングやハンドル操作を誤った時は、「あなた、今……ミスしましたね」とはっきり伝えてくれる。多少の無理をしてもクルマがカバーしてくれるという甘えや、クルマに乗せられている感を抱きにくい。だから綺麗に走れた時は、とても気持ちいいのです。



そういうわけで、NDが可愛くて仕方ありません。
これから、NDとの関わりについて、ここで少しずつ書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。




Posted at 2022/06/22 20:20:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年06月20日 イイね!

楽しくて可愛いツーシーター・オープン

パワーに頼らず、運転のイロハを再認識させてくれ、
ちょい乗りでも楽しく、 少し遠回りして帰りたくなるクルマ。
道で歴代のロードスター(NA, NB, NC, ND)に出会うと、
嬉しさのあまり思わず手を振りたくなってしまう。
そんな気持ちにさせてくれるクルマは他にはありません。
Posted at 2022/06/20 11:51:22 | コメント(0) | クルマレビュー

プロフィール

「三木山森林公園でのオフ会に初参加中!
地味なカスタマイズばかりなのでアピールがむずかしいです。」
何シテル?   12/22 10:36
NDロードスタートに乗っています。
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