2023年09月01日
フェンダーからのタイヤのはみ出しについて
今回購入を決めたホイールを装着するにあたって、トヨタ純正のキャンバーボルトを入れてフロントにキャンバーを付けました。
調整後は右が1.0度付近、左が1.5度付近になりました。
左右差が気になるので、今後車高調を入れたときにアッパーで左右とも1.5度になるように調整したいと思っています。
ここから本題ですが、
ホイールの銘柄が決まって、オフセット値の検討をしている段階(キャンバーボルトを入れる前)で、糸を垂らして純正状態のタイヤ・ホイールの出面を測定しました。
車検の規定に則って、前30度/後50度の範囲で計測を行いました。
数値的に一番やばかったのは左フロントタイヤで、リムガードまでの余裕が約1mmしかありませんでした。
確かに純正状態でも見た目にも分かるくらいフェンダーとほぼツライチでした。
念のため強調しますが、はみ出しかけていたのは"タイヤのリムガード"です。
純正ホイールのリムは四輪とも余裕でフェンダーアーチ内に収まっています。
ちなみに今回のホイール交換に際して、タイヤは新調せずに純正装着タイヤをそのまま履き替えます。
そのためリム幅の増加やオフセットの変更によってタイヤの出面が変わり、純正ホイールでも怪しい状態だったものがさらに怪しくなり、黒寄りのグレー判定になったのが今回のホイール交換で一番悩まされた点です。
ここで2017年6月の法改正についておさらいですが、
"車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。"
となっています。
この”最外側がタイヤとなる部分”には当然、タイヤのリムガードも含まれます。
ですが実際タイヤがはみ出していると”本当にホイールリムがフェンダーに収まっているのか?”というのは、垂らした糸がはみ出したタイヤに当たってしまって正確に測りようがないですよね?
じゃあどうやって判断するかというと、車検を受けるホイールからタイヤを外して、ホイールのみの状態にして車体に装着。
そこから接地状態を再現(ジャッキ掛けて1G状態?)した上で出面を計測するらしいです。
いやいや、車検のたびにそんなことできないしどれだけ車検費用かかんのよって話で現実的ではないですよね(笑)
また、両面テープ貼り付けタイプのフェンダーモールについても、検査員によっては「これ剝がしてきて」と言われ、剥がした状態ではみ出しを確認→はみ出ていたら不合格にされたという話も・・・。
どうやらビス止めもしくはコーキング等で簡単に外せないように固定する必要があるそうです。
オーバーフェンダーならともかく、はみ出し対策で付けている程度のモールをビスで固定なんて車体に穴が開くのでできないですよね(^^;
だからディーラーはグレーゾーンを嫌うのでしょうね。
基本的に白か黒で判断して、グレーについては黒とみなしますよってことですね。
法律的には違反していない(明らかな違反ではない)けど、実際車検の時に困るのは自分たち(店側)よね…と。
私は付き合い的な考えから、新車で購入した場合はディーラーで車検を受けたいです。
ディーラーで車検を受けるためには、どの検査員が見ても「合格!」と言ってもらえる正真正銘の合法仕様でないといけないわけです。
検査場においては、車検の規定がどうこうというよりは、ある意味検査員が”法”みたいなものなので・・・。
たとえその検査員が"間違った解釈"をしていたとしても、検査員がダメと言ったらダメなんです・・・。
仮に資料を山ほど用意して論破して合格を勝ち取ったとしても、苦労に見合った成果が得られるか?というと微妙ですよね・・・。
まんまこの状態で車検受かったぜ!!!と仲間に自慢できるくらい?笑
しょうもねぇww
また、メンテ等で普段からディーラーに出入りする以上は"車検の時だけ戻せばいいや"の精神は通用しませんよね。
こういった事情から、私はツライチにはできないし、車高含めグレーゾーンなアイテムは装着できません(^^;
そもそもの話、"車検に通らない"状態で公道を走行してはいけませんけどね(笑)
まぁそんなお堅い話をしても仕方ありませんので。
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Posted at
2023/09/01 12:01:56
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