戦跡巡り◇菊池武光騎馬銅像

大刀洗町の大刀洗公園内にある菊池武光公の騎馬銅像です。
今から約650年程前の南北朝時代の武将、第15代当主菊池武光公は、後醍醐天皇の御子である懐良（かねなが）親王を征西将軍に迎え、南朝方として室町幕府と戦い、一時は九州を平定するなど活躍しました。
菊池武光は、南朝軍の主力として征西将軍・懐良親王を擁し、4万の軍勢を率い戦いを繰り広げました。
特に「大原の決戦」における迂回隊の利用、敵主力に対する正面よりの縦深突破など名称たる武勇伝があります。
1359年8月大保原で小弐頼尚を破り、敗走する敵を追撃して山隈原に進出し、血まみれの刀をこの小川で洗うと刀は鋸のようにこぼれており、川の水は真っ赤に染まったそうです。
この故事により、この地は大刀洗町と名づけられました。

太平洋戦争中の昭和二十年三月、大刀洗陸軍飛行場を襲った米軍艦載機の空襲などにより、右手の血刀は吹き飛ばされ、今なお銅像全面に約80個の弾痕が残っています。



　　◇駐車場：有り120台
　　◇アクセス：甘木鉄道 西大刀洗駅より徒歩10分



住所: 福岡県三井郡大刀洗町山隈1598-5
電話 : 0942-77-2670