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hokkyokugumaのブログ一覧

2023年10月20日 イイね!

走って楽しく、眺めて嬉しい奴

走って楽しく、眺めて嬉しい奴軽やかな取り回し、ゆったりした乗り味、150ccでも高速道利用ツーリングに耐えるパフォーマンス。走ってみると、なんとはなしに朗らかな感じや平和な感じがあって、楽しくかつリラックスして走れ、その感覚にマッチする見た目がこれまたよく、心底気に入ってます。積載性にも優れ、走行車線をのんびり走るなら高速道路走行もそつなくこなすので、ソロキャンとかで遠出するのも一興です。

<ジャンゴ150を初期型ヴェスパGTS250Ieと比較してみました>
ヴェスパと比較した詳しいインプレッションです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/blog/46547254/

<お詫び>
こちらのレビューですが、当方のミスで、同内容を一度別の車体名「ジャンゴ150エバージョン」のページにアップしてしまいました。その後当該ページは削除させていただきました。「いいね」をつけていただいた皆さま、申し訳ありませんでした。
Posted at 2023/10/20 19:38:21 | コメント(0) | クルマレビュー
2022年12月09日 イイね!

スペイシャスな空間、味わい深いハンドリングと乗り心地

特に5シータのピカソは、優しい乗り味ながら一方でそこそこ俊敏。さらにスペースユーティリティの高さが両立している点が素晴らしい。安全性評価も2013年のEURO NCAPではファイブスターを取得しているし、シトロエン流儀のクルマ造りに共感できるのなら是非!

詳細に評価してみました。こちらです。
<凸凹のあるクルマ>
https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/blog/46559052/
Posted at 2022/12/09 19:18:16 | コメント(0) | クルマレビュー
2022年11月23日 イイね!

凸凹があるクルマ C4ピカソのインプレッション

凸凹があるクルマ C4ピカソのインプレッション

妻は実家のカローラ(現行のE21型セダン)を親に代わってよく運転しているので、カローラとピカソを比較するとどう感じるのかを尋ねてみました。

すると、カローラは操作で迷うところがなく、どこを走っても乗り心地に問題はなく、山道でも走りやすく、一般道、高速道路共に長距離を運転しても疲れない。すべてが及第点という感じ、とのこと。

一方、ピカソは広くて見晴らしもよく、アクセルを踏んだ時の加速が気持ち良い。乗り心地は良いがバタつく時があり、操作は色々覚えないとできない。すごく良いところがあるが駄目なところもある。

全体としては、カローラは色々なことが平たく整っている感じだが、ピカソはそれらが凸凹という感じで、際立っているところと今ひとつのところがある。

で、どちらか片方をもらえるとしたらどっちと尋ねたら、それはピカソだそう。

何もかもに深く同感しました。


なにやら艶めかしい乗り心地、その一方では

「相性の良い路面と速度」、例えば新東名、首都高中央環状品川線(どちらも所謂良路ですね)を速めの速度で走行する場合は、フラットでデッドスムーズかつ何やら艶めかしい乗り心地となり、その気持ち良さに惹き込まれ感動します。しかし一方「相性が悪い路面と速度」、例えば首都高のエキスパンションジョイントを低めの速度で乗り越えるといったケースでは強めに衝撃を伝えてくるし、一般道での低速走行では微かながらゆらゆらとした揺すられ感が常につきまといます。まあこのゆらゆら感、気持ち良いと言えなくもないですが。

惜しむらくは、初期モデルではタイヤサイズが205/60R16だったものが、マイナーチェンジと共にインチアップされて205/55R17になってしまったことです(*注1)。乗り比べてないので確かなことは言えませんが、おそらく足回りの「たおやかさ」のようなものは、エアボリューム減少とホイールを含めたバネ下の重量増により低下しているのではないかと推察します。


*注1:BMWもアルファロメオもそしてルノーやシトロンですらも(インポーターの問題か?)、ホイールをインチアップして売りたがるように思われますが止めて欲しい悪習です。見た目重視の顧客が求めるから仕方がないということなのでしょうか。


ハンドリングと走行安定性

アンダーステア傾向は体感的には相当少なめで、コーナリング時は外乱にもよく耐え安定性に不安はありません。数十年前の前輪駆動車を知る身としては驚くべきハンドリングで、電動パワーステアリングにしては自然で滑らかなステアフィールと相まって特に中高速コーナーをこなすのが楽しみになるクルマです。加えて高速走行時の直進安定性もフランス車らしく抜群で、進路保持のための修正舵は殆ど不要であり(*注2)、長距離移動時の疲労度を大きく軽減してくれます。


*注2:最新設計のタイヤであるMICHELIN PRIMACY 4+への換装、除電スタビライジングプラスシート相当品等によるチューンなども効いていると思いますので、「素の状態」への評価とはなっていません。

下記をご参照ください。

MICHELIN PRIMACY 4+

https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/12019506/parts.aspx

リラクリフェ アーシング カーシートマット

https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/12031942/parts.aspx

トヨタ(純正) GRエアロスタビライジングコートシリーズ

https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/12056730/parts.aspx


運転環境

最初に運転席に着座した際には、センターディスプレイ(メーター)の上端位置が高く、左前方視界を妨げる感じがして嫌でしたが、そんなことはどうでも良くなるゼニスウィンドウ(*注3)がもたらす開放感で寄り切られてしまいました。

また、ディスプレイのセンター配置ですが、ミニから始まりプリウスあたりで一般化したと思われるこの流儀、なんと言われようが横方向への視線移動量が大きいため、こと自分にとっては、前方への注視を妨げられる時間が長く感じられ好ましいものではありませんでした。

ところでこのセンターディスプレイ、購入前にかつてのシトロエンが採用していたボビン型メーターを3Dっぽい画像でエミュレートするモードがあると知って大変楽しみにしていたのですが、マイナーチェンジでメーター表示を日本語対応とした際にこのモードは殺されてしまったとのことで、「ヴァーチャルボビン」を拝むことはできませんでした。アナログ型の速度計・回転計の組合わせ表示モードも同じく殺されています。有機ELとのことで見栄えはするし表示モードも色々いじれて楽しめはするのですが。

やや小径でボタンだらけのステアリングですが、太さが適切でさらっとした手触りでありながら滑ることもないので持ちやすく、滑らかな操作フィールを含めて極めて扱いやすいものでした。剛性感も十分にあります。テレスコピック・ティルトの調整機構付きです。

ペダル類は、オフセットで苦労するといったことはありませんが、左足用のフットレストが内張りカーペットのままで安定感が得にくかったため、車外品を取り付けることにしました。

サイドブレーキは電動式、自分でレバーを引くか停車してPポジションにすると自動でかかり、レバーを押すと解除。今のところは、この押すと解除というのがどうしても馴染めません。まあ、Dポジションでのスタート時はアクセルを踏むだけで解除されますので不便はありません。

シートは、かつてのシトロエン車と比較するならかなり硬めですが、座面・背面の角度、面圧分布等が適切に感じられ、長距離をこなしてもほぼ腰痛無しで過ごせます。高さの調整範囲はしっかり確保されており、身長150センチ台半ばの妻でも適切なドライビングポジションをとることができました。

ゼニスウィンドウについては、前方から太陽光を受ける場合はせり出し式のサンシェードを用いるのが常で、従って日中はその広大な視界を楽しむ機会は半減するのが現実です。とはいえ、条件が合いサンシェードを使わずに運転する際の気持ち良さは格別です。


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ボンネットの稜線が見えないため車両感覚は大変つかみづらく、また、これまで全幅1.8m超えのクルマの運転経験はレンタカーのトラックぐらいしかなかったため、最初はすれ違い時や幅員が狭い道路でとまどいました。結局数百キロ程度走った時点で慣れましたので問題はないかもしれませんが。

左右のミラーは特に見やすいということはありませんが、後方の視認性について及第点は与えられると思います。困るのはルームミラー越しに見るリアウィンドウの天地の狭さで、後方の状況把握がしづらいです。リアカメラは、暗所性能が良くないため夜間はバックモニターが見づらくなります。


*注3:旧型C3でも採用されていた天井まで回り込むフロントウィンドウを同社は「ゼニスウィンドウ」と命名(スーパーパノラミックフロントウインドウとの呼称もあり)。紫外線透過率は通常のガラスと比較して12分の1以下、熱伝導率は5分の1以下とのこと。


パワートレイン

パワーユニットはBMWとグループPSA(現ステランティス)の共同開発になる1.6Lツインスクロールターボ付直噴DOHC直列4気筒(*注4)のオールアルミニウム製のガソリンエンジンで、出力が121KW (165馬力) /6000RPM、トルクが240NM(24.5Kgm)/1400〜3500RPMとなっており、極めて低い回転域からフラットにトルクを絞り出しています。トランスミッションはアイシンからのライセンスにより生産されている6速AT(PSAではEAT6と呼称)。彼の国のカタログを覗いたところ、最高速度は210Km/h、加速力は0〜100Km/hで8.4秒(これは1.5Lエンジン搭載のマツダのND型ロードスターより微かに速い程度)でした。MPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)としてはまあまあ俊足ではないでしょうか。グランドピカソと比較すると車重は70Kg軽いので僅かな差とはいえ加速では有利かと思います。

スペック話はこれくらいにしてパワートレインのフィーリングですが、低速高速を問わず滑らかで、発進時はグワッと加速というのがなく優しく滑らかに増速し、そこからアクセルペダルを深く踏み込むとシュワ~ッと吹け上がり、何やら快感を感じさせる加速を演じてくれます。エンジン屋BMWの血筋は隠せないといったところでしょうか。ただ、ATは加減速においてどことなく変速を迷っているような節があり、メーカーは無交換を指定しているATFの劣化によるもののように思えてなりません。近いうちにATFは正しい手当をしていただけるショップを見つけて交換しようと思います。

がっかりなのが、アイドリングストップ機能。減速して停止する直前で不器用に介入してくるので、カックンブレーキに見舞われがちです。基本的なブレーキタッチはシトロエン流儀でやや過敏とはいえコントロールはしやすいのにこれでは台無しです。エンジンの再スタートもショックが大きく、トヨタあたりの制御を研究するなりして改良していただきたい部分です。まあ、ランナバウト型交差点が広く普及しているヨーロッパでは、信号によるストップ&ゴーの機会は少ないので、こんなので良いと思われているのでしょうか。動作をオフにできるのが救いですが。


*注4:2004年にコード名「Prince」として発表され、2006年からBMW製ミニの2代目に搭載されたこのエンジンのファミリー(多様な仕様が存在します)は、後には1シリーズにも採用されました。1.4〜1.8リットルカテゴリーでは8年連続で国際エンジンオブザイヤー賞を受賞しています。今現在はBMWでは使われていませんがグループPSA〜現ステランティスでは長く使い回されています。ネット界隈では、信頼性が低めとの声が聞こえてきますし、今となっては燃費性能もずば抜けて良いといったことはないですが、素性は極めて良いガソリンエンジンかと思います。とにかく直4としては望外に静かだし回した感触が抜群に滑らかで、内燃機関時代の有終の美を飾るパワーユニットの一つかと思います。ディーゼルの良さは認めた上でですが、子供時代に先の大戦中のドイツ空軍の戦闘機「フォッケウルフFw190(BMW製の星型空冷エンジン801型を搭載)」が好きだったといった心情的な理由もあって、ガゾリンエンジン車を選んで良かったと思っています。ちなみに、エンジンユニットを外に取り出すわけにはいかないのでその外観を目にすることはできないのですが、写真で見てみたら実に優美な姿と質感の持ち主であることがわかり、そんなところにも惚れました。

下記リンク先(出典:Mortor-Fan Tech)に載っているのは、ピカソ搭載エンジンそのものではないですが、同じEPシリーズのエンジン外観写真です。

https://car.motor-fan.jp/images/articles/10008297/big_main10008297_20190223083657000000.jpg


ADAS(先進運転支援システム)等

ガソリンエンジン付きの2017年モデルのため、ディーゼルモデルと違いACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)にはブレーキサポートがなく、エンジンブレーキでのコントロール範囲を超える減速が必要になった際には、自分でブレーキを踏む必要がありこれが怖いです。ディーゼルモデルはブレーキサポート付きですのでちょっと納得がいきません。なお、ACCの車間距離設定は3段階で調節可能です。

他には、自動操舵技術を用いたレーンデパーチャーウォーニングやパークアシスト機能、レーンチェンジの際の近接車両警告機能、障害物等との近接警報機能があり、車両周辺状況の鳥瞰映像、後方映像、前方パノラマ映像の3タイプで表示する「360°ビジョン」もあります。しかし360°ビジョン等は映像を呼出す際の操作性が悪くほとんど使えていません。

ちょっと嬉しいのは、ハンドルを切るとその方向にヘッドライトが向いてくれるディレクショナルヘッドライト(シトロエンは1967年型のDSから採用)機能で、照明がない暗い田舎道では威力を発揮してくれます。またヘッドライトには、インテリジェントハイビーム機能も付いておりこれも便利に使えています。


オーディオとナビなど

中古で購入した時点ではカーオーディオ機能がメチャクチャで、FM放送はTVの日テレ音声しか受信できず(追記・・・購入から1年半後に、実はTV放送を見る機能付きだったことが判明、操作に必要なGUIの階層が深過ぎかつ難解で、それがために音だけ聞いていたのでした)、GUIによるチューナーの設定変更機能もなぜか死んでいて受け付けず、ブルートゥースでのスマホ接続もできず途方にくれました。それで色々調べていたら、CarPlayのレトロフィットが可能であることがわかったため、改造してCarPlayを導入しました(*注5)。


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この改造のプロセスでわかったのですが、純正ナビを切り離して車体側のカーオーディオ機能だけを動作させれば、iPhoneをリモート制御して音楽が聞けますし、iPhone自体をダッシュボード上に置くなりすれば、iPhoneの画面を使うことになりますがナビ音声はカーオーディオ側で発音させられることがわかりました。まあ今となってはCarPlayがあるのでこれらの機能は使わずじまいとなりましたが。なお、ハンズフリーホンも使えます。


*注5:CarPlay導入の顛末については下記をご参照ください。

https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/12094517/parts.aspx

https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/12588394/parts.aspx

パッケージングとインテリアなど

MPVとしては全高低めですが、セダンと比較すれば相当に高いので、立ち気味の姿勢で座ることが可能であるため(パッケージング上、乗員が占める前後長が短くなるため、足元空間を確保しやすくなります)、5人乗りとしてはもともと余裕のある室内長と相まり後席の膝前区間は広々としています。その後席は3座独立型でルノーのカングーなどと同じフランス車流です。後席左右のウィンドウにはシトロエン流儀の巻取り型サンシェードが備わっています。

天井は広さ5.3平方メートルの電動サンシェード付きガラスルーフとなっており、特に後席中央に座ると前席2座の間越しに見えるゼニスウィンドウの視界と合わさり、素晴らしく開放的なビューが得られます。


※追記・・・購入から1年半後に、このガラスルーフのサンシェード、突如吹っ飛びました・・・定番のトラブルらしいのですが、ガイドレール沿いに動く樹脂パーツが「疲労」で折損したようです。なんとこれの修理、ディーラーに出すと35万円ほどかかるとのこと。サンシェード代わりの脱着できる日除けボードを自作して凌いでます。)

https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/7844411/note.aspx


荷室はグランドピカソと比較すれば狭くなっていますがそれでも広大です。なお、後席を倒した場合の床面はほぼフラットになり荷室長は178センチあるので、身長175センチの私は足を伸ばして寝ることもできます。意外や意外、グランドピカソでなくても車中泊に使えるのでした。実際に1泊してみましたが、前向きに折り畳まれた後のシート上面が、わずかとはいえ前上がりの斜面になること、折りたたんだシートと荷室の間に結構な幅の隙間ができることの2点の問題があるのですが、荷物入の邪魔なバッグを隙間に入れてやるなど工夫することで簡易ベッドになってくれました。


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※写真は、社外品のプロテクターをトランク内面とリアシート背面に貼った状態です。


電動リアゲートはボタン操作のみならず、手がふさがっている時はバンパー下で蹴るように足を動かせば、センサーが感知して開け閉めしてくれる今どきの機構がついています。


外見

外観はクロームメッキも多用するなど饒舌でディテールが煩さめの意匠ですが、それでも美しいと思います。前後方向に伸びやかなグランドピカソと違いずんぐりむっくりなプロポーションは好みが分かれるところでしょうか。


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トリビアっぽいネタですがボディ後端下部の角あたりには妙な小突起がプレス成形されていて恐らく空力対策かと思われます。この突起、ボルテックスジェネレーターとは異なる形状であるところが興味をひきます。


備考

本レビューは、32,675キロメートル走行の中古ピカソを入手し、その後の2ヶ月で400キロほど走行した時点でのものです(1年半後に一部追記)。納車整備時にオイルとエレメントを純正品で交換。入手直後にタイヤをMICHELIN PRIMACY 4+に交換。また、アルミテープチューンの類を施し(空力性能が向上している可能性があります)、ルーフトップにはカヌー積載用に、純正のルーフキャリアとそれに固定するThule製のアタッチメントを追加装着しました。キャリアとアタッチメントの総重量は8Kgほどですがロールセンターから最遠の位置にあるため、慣性モーメントが少なからず増してロール特性等に影響を与えているはずです。一方でグラスルーフを挟んで上屋左右を締結することになったので車体上部の剛性が向上している可能性があり、逆に空力性能は低下していると思われます。

Picassoと言う車名は、エンブレムのデザイン(ピカソの直筆がベース)とともに、ピカソ財団との契約の上で採用していたとのことです(Wikipediaによる)。2018年に契約更新をしなかったためそれ以降はSpaceTourerに改名されています。


<ジャンゴ150を初期型ヴェスパGTS250Ieと比較してみました>
よろしければ・・・他に乗っているプジョー製スクーター「ジャンゴ」の話しです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/blog/46547254/
Posted at 2022/11/24 00:19:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | クルマ
2022年11月19日 イイね!

ジャンゴ150を初期型ヴェスパGTS250IEと比較してみました

ジャンゴ150を初期型ヴェスパGTS250IEと比較してみました現有のジャンゴ150の前は、初期型のヴェスパGTS250Ieに9年乗っていました。この2台を比較してみることにします。

乗って楽しく、甲乙つけがたい2台
ジャンゴ:・・・軽やかな取り回し、ゆったりした乗り味、150ccでも高速道利用ツーリングに耐えるパフォーマンス

ヴェスパ:・・・胸のすく思いがする抜群の加速感、スチール製モノコック構造と絶品シートがもたらすシュアな乗り味

見た目
レトロスペクティヴな造形という点で共通する2台ですので、これをどう見るかで評価が分かれると思います。クルマやバイクは、商品性を高めるために、合理性を追求するというより、情緒に訴える造形が与えられるのが常ですので、この2台はまさにその路線上にあり、旧態依然のエンジニアリングを「オシャレ系?」の皮衣で包み隠した悪く言えば「売らんかな」なデザインの典型とも言える車体だと思います。
まあ、最初のヴェスパが登場した1946年当時は、合理性の塊とも言える革命的デザインでしたし、リスペクトに値するものだったと考えますので、ヴェスパについては、その造形上のアイコンを引用しレガシーを引き継いでいるとの言い訳も立つとは思います。
一方ジャンゴについては、自社の往時のモデル(1950年代のS55型)をモチーフにしていると称していますが、どう見ても似ているとは言い難く、むしろヴェスパが定着させたスクーター造形のステレオタイプに倣っているだけとも言えるのではないでしょうか。
若い頃はこういうレトロ路線の意匠は耐え難く、よって、もし今が三十代なら決して手を出さない2台です。さりながら、そのデザインによる「手口」が鮮やか過ぎて、かつどうにもこうにも美しいので、そこまでやってくれるならむしろ面白いじゃないのという、いささか捻じれた思考に後押しされてそれぞれ買ってしまったのかなと思っています。

取り回し、走行安定性、ハンドリングなどの味付け
比較すると、ヴェスパが全長で5mm長く、シート高が20mm高く、車重は10キロ重いのですが(乾燥重量はジャンゴが129キロ、ヴェスパは初期型は現行型より軽く139キロ)、ジャンゴの方がその重量差以上にというか圧倒的に軽く感じ、老骨でも取り回しは極めて楽です。ヴェスパは決して重いバイクではないのですが、腰高感もありジャンゴ比では相当に重く感じます。
ジャンゴは、ボディシェルが鉄製であるヴェスパに対し樹脂製(比重が大きい鉄製フレームは下部に集中)なのと燃料タンクが足元のさらに下に位置しているのも低重心化に効いているようです。加えて、車体幅がヴェスパ比で45mmナローなので、これらの要素が相まって癖のない走行時の安定感やより気楽な取り回し感をもたらしているように思われます。
一方ヴェスパは腰高な感じがありますが、必ずしもこれが悪いとは言えず、ある種の安定感をもたらしているようにも感じます。タイヤの接地点を支点に見立てると、重心が高いということは、支点から重心までの距離が長くなるので、その結果慣性モーメントがより大きくなり安定性に寄与している感じです。綱渡りの曲芸師が手にした長い竿を使って安定を保つのやおしなべて重心が高いオフローダーが外乱に強いのと同じ理屈かと思われます。ただし、横風への耐性はジャンゴ比ですと(どちらも、リアボックスないしは大型のリアバックとフルサイズスクリーンを装着)相当に劣る感じで、横浜ベイブリッジ、レンボーブリッジ、東京ゲートブリッジ等を渡るのは、並の風速時でもできれば避けたい車体です。実際に経験していますが強風時だと命に関わるリスクがあります。
ハンドリングの味付けは、コーナリング時はヴェスパの方がクイックというか強めの倒れ込み傾向を感じます。これはジオメトリーの違いによるものなのでしょうか。一方ジャンゴは、鈍重ではないですが神経質なところが一切ないおっとりタイプ。スロットルレスポンスも穏やかなので、速度を一定に保ちどこまでも走って行くといったシチュエーションだと良さが滲み出ます。好みが分かれるところですね。

加速力、最高速と高速走行への適性、ブレーキ
ヴェスパのジャンゴ比で2倍近い出力(因みに国産鈍重250ccクラススクーター相手では無敵のパワーウェイトレシオ)は明確な加速力の差となって現れますが、非力なジャンゴでも一般道では交通の流れを苦もなくリードできますので何の不満もありません。よって加速力の差には直ぐ慣れ気にならなくなりました。
ただヴェスパ、単に速いだけでなく、スロットルレスポンスの造り込みみたいなものが、何というか名人芸的な感じがあり、具体的に言うと恐らくフューエルインジェクションのセッティングが巧みなようで、人間の感性に上手く響く加速を演出してくるのです。購入前にはピアッジオ製のクォーサーと呼ばれるこの水冷4サイクル単気筒250ccエンジンを共通して積むアプリリア製のスクーター、スカラベオにも試乗したのですが、ヴェスパの方がずっと気持ち良く吹け上がったのを覚えています。
最高速ももちろんヴェスパの方が上ですが、進路の保持性能等は、共通して履いているジャイロ効果が小さい12インチホイールなりの限度があり、どちらもせいぜい90キロぐらいが落ち着いて乗っていられる上限速度なので実質的には大きな差を感じません。なお、どちらも90キロぐらいまででしたら走行安定性への不安はほぼなく、合流時の加速力も8.5KWしかないジャンゴですら怖くない程度は確保されているため、高速道路を実用的に使えます(中・大型バイクに普段乗られている方だと怖いと思うかもしれませんが)。
ブレーキセッティングは両車共によく練り込まれている感じで、絶対的な制動力は知れてますが、握力の増加に対してリニアに反応してくれコントローラプルです。なおジャンゴには、国産に先立ち2016年のリリース当時からシングルチャンネル(フロント)ABSが標準装備されていました。また、レトロな見た目に反して前後共にディスクブレーキです。

シートの出来と乗り心地、タイヤ
シートの出来はヴェスパの圧勝。昔のプジョー製四輪車のシートを彷彿とさせる国産にはないムッチリとした柔らかさがあるので、素晴らしいと評価される事が多いジャンゴのシートですが、長距離を走ると必ず尻が痛くなります(国産スクーターよりはマシか?)。一方、ヴェスパのちょっと硬めというか張りがあり、タップリとしたサイズが与えられたシートでは、ロングツーリングでも尻が痛くなった記憶がありません。面圧分布とかが適切なのでしょうか、伊達に長くスクーター作ってないですヴェスパは。
乗り心地は、先のシートと相まってモノコック構造のヴェスパが圧倒的に有利と思いきやジャンゴも善戦。まあ、どちらも一般的なスクーターに共通する宿痾であるパワートレインの重量を抱えこんだリアのバネ下ゆえ、キツイ凸凹越えでは盛大にバタつきますが、それを除けばどちらもサスチューニングの良さが光ります。ただし、ジャンゴに初期装着されていたチェンシン製のタイヤは衝撃吸収性やグリップ力が不満だったためピレリのディアブロ・ロッソ・スクーターに交換しています。
ヴェスパは、ミシュランのシティ・グリップとの組み合わせで特段の不満はありませんでしたし、車歴後半で装着したマロッシ製(実際はパイオリのOEM)のサスはコシの強さを加味してくれて、一層安心感が高まりました。
それにしても、12インチクラスのラジアルタイヤはこの先未来永劫に出てこないのでしょうか。ラジアルなら足回りの性能が一皮むけて底上げされるはずなのに。

積載能力
シート下の収容容量は両車共に国産スクーター比では小さめですが、ジャンゴはヴェスパよりはだいぶ余裕があり、XXLサイズのジェットヘル(CabergのUptown)を飲み込みさらに多少の余裕があります。なお、両車共に、日本ではコンビニブックと呼ばれる荷物掛けがフットレスト直上にビルトインされており、大きな荷物を足もとに置いて走る際に大いに役立ちます。またジャンゴでは、ゴールドウィン製の78リットルサイズのバックをリアシートに装着するなど荷物満載でキャンプに出かけることがありますが問題なく高速道走行をこなせます。

備考
本レビューは、ヴェスパを5000キロ(ただし9年かけて)と、ジャンゴを1500キロ(ただし2019年10月の購入以来3年かけて)走らせた経験によるものです。我ながら低走行過ぎ!
ジャンゴは、プジョーの二輪車部門プジョー・モトシクルが製造しているスクーターです。日本では2018年から販売が始まり2023年に製造終了(同年新型発表)となっています。因みにプジョーは世界最古のバイクメーカーでもあるそうです。
ジャンゴには、基本が共通の車体に50cc、125cc、150ccの4サイクル空冷単気筒SOHCエンジンを組み合わせたモデルがありました。
ジャンゴと言うネーミングは、ジャズギタリストの草分け、ジャンゴ・ラインハルト(フランス 1910〜1953年)に因んだものです。彼の音楽とこのスクーターとの共通項は見出し難いのではありますが。

<凸凹のあるクルマ>
よろしければ・・・他に乗っているシトロエンのマルチパーパスなクルマ、C4ピカソの話しです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/blog/46559052/
Posted at 2022/11/19 13:00:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | その他
2022年09月12日 イイね!

C4ピカソと暮らす

C4ピカソと暮らす■ニックネームとクルマ
hokkyokugumaです。
シトロエンC4ピカソ5シーター(2代目2017年型「シャイン」ガソリンエンジンモデル )、色はブラン モカ(グレーイッシュな薄めのブラウンメタリック)です。32,675キロ走行の個体を中古車として購入しました。2022年9月10日納車。

■一番気に入っているところ
大きなウィンドウたちが生み出す空が見上げられる開放的なインテリア空間。

■今の愛車でやりたいこと
中古なので、最良の状態に戻してあげること。

■今までの愛車遍歴
とりとめなく、好きにまかせてクルマ人生を過ごして来ました。
ゲルマン系よりややラテン系が好みかも。

<車歴>
トヨタ・タウンエース(初代 R10系)→アコード(初代ホンダマチック車)→日産・オースターJX1600(初代)→アルファロメオ・アルフェッタ2000GTV→シトロエン・2CVチャールストン→メルセデスベンツ・190E2.6スポーツライン→アルファロメオ・156 2.5 V6→フィアット・プントELXスピードギヤ→プジョー・307CC→・・・ブランク期間・・・→シトロエン・C4ピカソ(2代目5シーター)現車です。

■C4 ピカソ詳細に評価してみました。こちらです。
<凸凹のあるクルマ>
https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/blog/46559052/
Posted at 2022/09/12 13:44:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自己紹介 | 趣味

プロフィール

「[整備] #C4ピカソ サンブラインド(サンシェード)代用品制製作 https://minkara.carview.co.jp/userid/3475742/car/3322430/7844411/note.aspx
何シテル?   06/24 21:26
とりとめなく、好きにまかせてクルマ&バイク人生を過ごして来ました。ゲルマン系よりややラテン系が好みかも。 <クルマ車歴> トヨタ・タウンエース(初代 R10...
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プジョー ジャンゴ プジョー ジャンゴ
プジョー・ジャンゴ150です。 2019年秋に購入しました。その前はヴェスパのGTS25 ...
シトロエン C4 ピカソ シトロエン C4 ピカソ
C4ピカソ(2代目5シーター)に乗ってます。 2022年9月に2017年型5年落ち3万 ...

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