
毎度ありがとうございます。
株式会社フルークフォレストです。
ドライブレコーダー用のバックアップ電源DRB-24Aの配線について少々ご説明します。
本来DRB-24Aの電源供給は付属のシガーソケットケーブルを使用してシガーソケットより電源供給します。
しかしながら配線をスッキリ見せたいということでヒューズBOXから配線する方が多いようです。
ヒューズBOXから配線する場合はACCなどエンジンを切ったら電源供給が止まるヒューズから横取りしてください。
また、この配線を行うための専用ケーブルを用意しております。
ご自分でシガーソケットケーブルを加工して配線している方もいらっしゃいますが、この時必ずヒューズを付けてください。
ヒューズBOXのヒューズをあてにするのではなく、ケーブルにヒューズを持たせてください。
理由は本製品に限らず、車両機器の安全対策にわざとヒューズを切って安全性を保つ性質があるからです。
主には配線の+-の逆接続の事故防止です。
このヒューズですが、電気の流し過ぎを抑制するものですが、そのほかに配線の逆接続の保護にもなっています。
その理由をちょっとご説明します。
本体電源の入り口にダイオードという一方方向にしか流さない電子部品が入っています。
一般的な電気製品の場合はこれをケーブルに対して直列(真っ直ぐな方向)に入れます。
電気が一方方向にしか流れないので+、-を間違えて接続すると電気が流れずに何も起こらないという事で回路全体を保護します。
これが一番平和的な解決方法ですが、このダイオード、弱点があって電気を通すと0.3V前後電圧が落ちてしまいます。
車の電源は12Vと言われておりますが、このままダイオードを通すと11.7Vで電気回路内に供給されます。
この程度ならいいのですが、車両電圧は時には10V台にまで落ち込む場合があります。
そうなると電圧不足で車両機器が動かなくなります。
そこで、このダイオードを直列ではなく並列に分岐するように入れます。
すると正常な電気の流れであればなんの問題もないのですが、逆接続するとダイオードに電気が流れてショートの状態になります。
この状態だと大量の電流が車両側に戻るようになります。
そこでヒューズが飛んで電気をカットします。
なんとも強引な保護の仕方ですが、よくある一般的な保護方法です。
そのため、ヒューズが無いと、もし、何らかの理由で逆方法の電力が発生した場合、ヒューズが飛ばずに大量の電流が流れ戻るようになります。
ヒューズが切れるというのは電気の使い過ぎ以外に様々の理由があります。
そんなわけでヒューズBOXへ直結する場合は是非専用ケーブルをご利用ください。
Posted at 2023/12/01 15:15:36 | |
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