どもっ、フルっす!
いやぁ、東京&近県の平野部では桜ももう散り際ですね。
今年は咲き始めから3~4日で満開になり、2~3日で散るという、何とも儚い桜週間でした(涙)
もう少し、長く咲いていて欲しかったなぁ。..
さて、EOS-M3購入後、色んな被写体を撮ったり、撮り方もいくつか試してますが、大体得手不得手がハッキリ分かりましたので、使いドコロが見えてきました(笑)
まずは苦手な事。
・EFレンズでのAF撮影
M3になっても動きが悪いです。レンズによってバラバラなので、余計にたちが悪いというか、何というか・・・ハッキリ言って使い心地は悪いです。
・動き物の撮影
AF速度が速くなったとは言え、シャッターを切るとブラックアウトして次に被写体が画面で見られるまでの時間が長いので、ブラックアウトするまでの最初の3枚以降は”勘”でしか撮れません。画面に映る時にはたいてい被写体がいなくなってます(汗)
いやはや全くもって使えない。。。
次に、苦手ではないけど僕にとって不利だったり悪かったりすること。
・現状、新製品のため、RAWデータがCANONのDPPソフトでしか現像できない。
これは結構困ってます。通常使用しているPhotoshopが未対応なので仕方が無いのですが、DPPだと出来ることが少ないので、いつも修正できることができず、DPPでjpegに変換してからPhotoshopで調整する必要があり、画質低下が大きいです。
あと、DPPのデジタルオプティ何チャラは、どうしたら自分にとって最適な画像になるのか分からず、結局、僕の場合は画質を落とすだけなので使用してません。
それに純正レンズ以外は対応してませんしね。
・すぐにチョンマゲになるEVF
このEVFですが、通常の状態から90度垂直に動きます。(昔の二眼レフみたいな感じになる)
ところが、この動きにはロックがかけらないので、EVFを覗いているとEVFの角度がズレてしまい、しょっちゅう気になりました。(これは昨日自分でちょこっと改良して改善済みです♪)
最後に得意!?なこと。
・小型軽量で高画質
何せ通常使っているのがEOS-1DsMark3なのでカメラとレンズで約2kgくらいなのが、EOS-M3だと例えアンバランスだとしても僕が使っているEFレンズを付けても1kg以下。
そしてここが重要・・・カールツァイスのMFレンズとの相性が意外と良いです!
いやぁ、APS-Cサイズなので焦点距離が1.6倍になるのですが、28㎜レンズが約45㎜、85㎜レンズが135㎜の画角になるわけです。
つまり、いつも使ってるツァイスレンズが、明るい標準レンズや超明るい望遠レンズとして使えるわけです。しかもどういう訳か液晶画面やEVFでのピントの山が掴みやすいんですよ!(驚)
それにMFレンズだからAFレンズよりも確実に小さい!
でもツァイスだから軽くはないですけど(笑)
いやぁ、僕にとってのM3の使いドコロはここです♪
小型軽量で最新のAPS-Cセンサーにプラスして、純正のMレンズでは絶対に撮れない画が撮れる!
フルサイズセンサーの画質と比較したらボケ味ではどうしても負けますが、F4とかF5.6のような暗いレンズとは違い、F2とF1.4ですからボケ味は自然です。
1Dsの方には、70-200の望遠ズームを付け望遠の機動力重視で、広角20~35㎜相当と標準45㎜相当と望遠135㎜相当のじっくり撮ったりスナップでの撮影はM3に・・・こう割り振ると、バッチリなわけです。
しかも、もっと望遠が欲しい時にはM3に70-200㎜を付ければ320㎜相当になり、1kg以下で320㎜の手持ち撮影が出来ちゃいますし、更にお気楽な撮影なら、通常のMレンズを付けておけばそれはもう楽ちんに撮れますし♪
というわけで、現状最大の悩みは、RAW現像です(汗)
くーーー。。。
さて、そのM3で撮った写真はどうなんだって話なんですが・・・前記の使い方が定まったのが一昨日なんで、一昨日撮った写真を載せますね(笑)
今回は”鉄ちゃん”です。
僕は「鉄ちゃん」と言われていた世代なので、いちいち「撮る」だの「乗る」だのあれこれ分けるのが気に入らないんですよねぇ。
どんなだって、みんな鉄道ファンじゃん、って思っちゃいます。
土曜日の午後、14時過ぎに時間ができたので、息子とドライブがてら、桜を撮りに出かけることにしました。そこで思い出したのが小湊鐵道です。
今回は3時間位しか現地にいられなかったので、上総川間駅周辺と上総鶴舞駅の2カ所で撮影を行いました。
どちらも、調べたわけではなく、車で走りながら行き当たりばったりでロケハンして決めたんですが、何と偶然にも上総鶴舞駅は関東の駅100選にも入る雰囲気のある駅で、すごいラッキーでした♪
今回はその中からEOS-M3で撮影した写真をピックアップします♪
1枚目は、上総平間駅に停車中のキハ200です。
これは、Zeiss85㎜F1.4のプラナーを使用し、絞りはF2にして適度に前をぼかしています。
2枚目は、上総平間駅を出発してこちらに向かって走行してきた所を撮った1枚です。
1枚目と同じレンズですが、ここまで近付くと、絞りがF2の浅い被写界深度が生きてきます。
こういうのをOTUSで撮ったら・・・ヤバイヤバイ・・・あのレンズは忘れましょう(笑)
ちなみに何でF1.4の解放を使用しないかというと、このレンズの開放は、癖が強いんですよ・・・後の写真で分かります(笑)
F2まで絞るとだいぶ素直になり、F4まで絞ると素晴らしい解像感と自然な雰囲気になります。
3枚目は、目の前を通過した後の列車を手前の菜の花側にピントを合わせて撮った写真です。
菜の花の前ボケの綺麗なこと・・・こういう描写は明るい単焦点レンズの美点ですね♪
キハ200は、ぼかしすぎると車両が何か分からなくなるので、配置も考えつつ適度にぼけるように決めました。
4枚目は、上総川間駅です。
ここからは別のアングルを狙っていたのですが、ちょうど駅舎を見ると向こう側がそのまま見えたので、隙間から列車の先頭が見えたらいいなと思い、狙ってみました。
ここは桜を強調したかったので、F1.8まで開けてます。
シャッタータイミングが、ほんの少し遅れましたが、先頭がちゃんと入ったので良かった~♪
5枚目からは、上総鶴舞駅です。
ここは人気の駅らしく、僕がいた2時間位の間は、いつも誰かしら人がいました。
これは女性3人組の1人がホームの端から向こう側を撮っているところの画ですが、何だか遠くの男の人の背中を撮ってるようで(違うと思いますけど)面白かったので撮りました。
この写真は女性を最大限に強調したかったので絞りは開放のF1.4で、ピントがシビアです。。。
6枚目は、駅ホームから養老渓谷方面側を見た画です。
ここから先、写真によって、僕の好みでアスペクト比を変えてます。
この写真は、線路が緩やかに右にカーブしている先の風景も入れたくて、左右の広がりを重視して16:9のワイド画面の比率にしました。
絞りはF2で、自然なボケ方がZeissワールドです♪
7枚目は、祖父の形見の二眼レフで撮ったイメージにしました。画角が45㎜相当というのも、ちょうど
6×6判の75㎜とかとだいたい同じなんですよね!
これはZeissの28㎜F2のディスタゴンで絞り開放です。
わざと四隅を暗くして更にコントラストを強くして、古くさい描写にしてますが・・・デジタルだと綺麗すぎるかな?(笑)
でも、この柱の描写といい、その向こう側の空気感やボケ方といい、この小さなミラーレスカメラでこれが撮れるというのが、最大の収穫でした♪
8枚目は、駅の中です。もちろん侵入したのではなく、ガラス越しに撮ってます(笑)
柔らかい春の外光が室内に入ってくる感じや、外の満開の花たち・・・小さく圧縮した画像でどこまで伝わるか・・・これはオリジナル画像をお見せしたいです。。。(汗)
9枚目はかなり暗いですが、夕方の写真です。
駅舎の屋根があるホーム部分も潰れずに描写され、空も飛ばずにちゃんとトーンを出してます。(もちろん画像調整で)
こういう画は、マイクロフォーサーズのような小さいセンサーは多分厳しいと思います。
2400万画素のAPS-Cのなせる画ですね。
うーん、これがミラーレスで撮れるのか・・・すごいなぁ。
最後は、お約束的な写真を。
ちょうど列車が来た時に、空が少し明るくなって夕方の色が出たんです!
独特な雰囲気でした♪
これはZeissの28㎜をF4で撮ってます。F4も絞ればこのレンズは最高の画質を発揮しますので、見事に写ってますね。
とまぁ、こんな感じです。
実際にはEOS-1Dsの方がいい写真の場合もありましたが、概ねM3はサブカメラ以上の働きをしてくれましたので、元は取った気がします(爆)
結局、EOS-M3はほとんどがEF用のレンズばかり使っていて、ここには載せてませんが、広角写真はEF-M11-22㎜レンズを使いました。
まじめに撮ろうとすると、フルサイズ用のレンズになってしまいますが、うーん、新たに買わなくても持ってるレンズを活用できてるから、これでいいのかな?
ん?
結局キャノンの罠にハマってる!?
ではまた!