グッサンS15のブログ一覧

HALTECH 　Platinum　Sport 1000＆2000のソフトが
アップデートされました。ヴァージョンが108から109に
なっています。
早速ダウンロードし、自分のS15で試して見ました。
個人的な所感ですが、大きなアップデートの内容は
以下３つだと思います。





１．汎用アイドルアップ制御追加
英語でGENERIC IDLE UP SWITCHという項目です。
見難い画像ですが添付画像を参照願います。 これに
より、日産車でFICDソレノイド装着車は、制御できる
ようになりました。自分が一番欲しかった制御項目
です。この制御追加によって、８９年～９９年製の
シルビアのアイドル制御は、一通り出来るようになった
と思います。

２．水温補正の温度格子増加（８マス→１６マス）
純正ECUやレイテック並みに水温補正の温度格子が
増えました。レイテックと同様に－４０度から１０度づつ
刻んで１１０度まで格子を設定できます。

３．吸気温補正の温度格子増加（８マス→１６マス）
これも水温補正同様に温度格子数が増えました。未だ自分で
は、この補正を使いこなせないので吸気温の格子は１０マス
しか使っていません。

他にもブースト制御改善や車種設定でＺ３３も追加されいる
ようですが、大半のシルビアオーナーは、社外のブーコンで
制御しているし、ブースト設定を変えるのにわざわざノートPC
開くのが面倒なのであまり重要視していません。
PS2000でZ33も設定できるようになったとはいえ、ソレノイド
やスイッチ類を作動させる汎用の出力端子が６つしか無い
のでPS2000で、Ｚ３３を動かすには、荷が重いと感じます。

他に改善点が無いかは、フルコンをいじりながら見つけたい
と思います。

追記３

気温が0度ぐらいの寒い時期でも、エンジンはかかるのですが、始動数秒後にエンストしてしまいます。原因は、燃焼室自体が冷えている為、ガソリンが上手く気化せず、空燃比が薄くなってしまう事でした。よって、エンジン始動後20秒だけ燃料を増量します。エンジンが冷えている早朝でないと調整出来なかったので、燃調は面倒でしたが、大体セッティングが取れました。これで、寒い季節でも、エンジン始動は問題なく出来る様になります。

追記２


Ｓ１５はキャニスターを純正ECUで制御しているので、Platinum　Sport 1000でも制御出来るようにします。純正のキャニスター制御は、水温７０度、Ｏ２フィードバック時にキャニスターのソレノイド弁を開けている様のなので、水温７０度に達したらキャニスター用のソレノイドを開く様に設定しました。HALTECHのデーター設定後、キャニスターのソレノイドが作動しているのを確認しました。

（追記）
ＮＶＣＳを１６００ｒｐｍ～７０００rpm領域を作動させます。ＮＶＣＳを作動させるには、エンジン回転と負荷（ブースト）の2つを満たさなければ、作動しません。又、ＮＶＣＳをＯＦＦするには、エンジン回転と負荷のどちらかが一方を条件を満たしてれば、ＯＦＦになります。
ここの制御メニューは、ホンダのVTEC（Ｉ－VTECは除く）といったON-OFF制御ならば、適用可能です。

最後に、Ｏ２センサーによる目標空燃比の補正制御を設定します。自分の車にはイノベートのワイドバンド空燃比センサーが常時ついているので、このＯ２センサーより４２５０ｒｐｍ＆１９．６キロパスカル（ブースト0.2kg/cm2）までの領域を燃料補正させます。初期設定には、ＥＣＵにどのくらい時間で空燃比データーを学習させるか、又、燃料増減幅をどこまで設定するかを決める必要があります。この補正の初期設定がうまく決まれば、アイドリング時及び通常走行時は、精度の高い燃料補正をし、自分が設定した目標空燃比通りになります。





ただ、この補正制御のレスポンスを早くする為、ＥＣＵの学習時間を短く設定すると、ハンチングの原因となります。多分、基本は、自分が現車セッティングした燃料マップが、どれぐらい目標空燃比に近づけられているかで、ＥＣＵの学習時間を短く設定する事が出来るのだと考えています。

HALTECH 　Platinum　Sport 1000のＳ１５現車セッティングは、一通り完了です。

後は、改善個所に気づいたらその都度、データーを改良して行きます。

このフルコン導入の際には、ライトニングさんより色々アドバイスを頂きましたので改めてお礼申し上げたいと思います。