DRL不調と修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
会社からの帰宅途中、純正ポジションランプ点灯式のDRLの輝度が暗くなった事に気付きました。
信号待ちしている時に前走車後部に映り込む反射光を見て、通常のポジションランプは輝度低下なく正常に点灯している事を確認。帰宅後に改めてDRLとポジション、加えてウェルカムライトでの点灯確認も行いましたが、DRL以外は正常なのでDRL系統の単独トラブルという事の様です。
翌日から自宅から直行で出張だったので、出発前にミニマムのチェックを行いました。DRLの点灯状態を確認するとやはり暗いので、電圧を確認すると約5.6V。通常の半分以下の電圧なら輝度が落ちる事にも納得。ただこの時に室内のDRLスイッチ(ヒーテッドシートスイッチ改)のLEDは輝度低下していない。電源はこのラインと共通なので輝度低下の理由がよく解らない。
左右のヘッドライトユニットに接続する電線を外してからエンジンを始動して、無負荷状態の供給電圧を測ると14.3V。オルタネータの出力から考えると正常値でしょう。
再度ヘッドライトユニットを接続したところ電圧が5.6Vに落ちたので、どちらかが足を引っ張っているのかと思い、まず右側のヘッドライトユニットの電線を外して左側単独接続にして電圧確認すると電圧は5.6V変わらず。
左のユニットのトラブルなら右は?と確認のために右を接続して左を外しても状況変わらず。まさかヘッドライトユニットが左右同時にダメという事?もしそうなら修理代の事を考えると頭が痛いのですが、時間切れのため取り敢えず出張先に向かいました。
(作動不良時の写真を撮り忘れたので、写真は後日の調査時のものです)。
2
トラブル発生から2日後の朝、確認のため出張先のホテルでDRLスイッチをONにしてみると正常な輝度(明るさ)で点灯したので、そのまま点灯させて走行してみましたが、10分程で輝度低下した為、帰宅後に詳細な確認を行う事にしました。
2日間使用しなくて正常に戻ったのに、十数分後にトラブル再発と言う事の原因を考えると、左右のヘッドライトユニットを含めた左右共通回路のトラブルという事?
仕事での経験として、半導体等の電子部品の故障の場合、正常に戻って作動する事はまずあり得ないし、接触不良なら良い時と悪い時があるはず。通電から時間が経過すると電圧が落ちる為、電子部品が通電後に発熱してトラブルが出る様な感じの様に思われます。
温度センサーなんて個人で持っている訳がないので、連続通電させて輝度と電圧の変化を確認する為、片方のライトユニットの電線を外してDRLの点灯状態と供給される電源電圧を左右のライトユニット毎に約10分間エンジンアイドリングさせて確認しました。
結果として左右共に電圧が下がる事はありませんでした。
3
残念ながら計測の結果からは不具合部の特定には至らず。DRLの電源電圧は無負荷でOKで、負荷有りなら点灯後十数分で電圧低下。しかも冷間時にライトユニット1台接続ならOKで2台だとそのうちダメという事だと…。
んっ?、これって電源回路のリレー接点のどれかが抵抗持ち始めていて、ライトユニット2台分の電流を流すと発熱して抵抗が増えて電圧低下起こしているのでは⁈。接点不良ならON/OFF時のスパークが原因になるので、リレーの作動を考えると頻繁にON/OFFを繰り返すヘッドライト点灯時の減光用リレーしかない。
早速助手席側のセンターコンソールの内装を外して、減光用リレー(エーモンのコンパクトリレー)の接点抵抗を確認しましたが、未使用でしっかり冷めているので正常値。
本来なら負荷を与えて再度確認するのですが、年末のクソ忙しいところにそこまで長く時間を取れない事から、トラブルの再現性と後々の手間を考えて念の為リレーを交換。作業のついでに元々接点側だけ付けていたギボシを、コイル側にも取り付けて容易に交換出来る様にしました。
その後継続して確認すると輝度低下が解消されました。取り敢えず当面はこれで様子を見る事にしました。
今回はたまたまリレーが悪かっただけなのかも知れませんが、ON/OFFの回数を考えると接点を並列に2重化3重化して冗長性を持たせるか、もしくは機械式リレーから別の物に変更した方が良いのかもしれません。
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