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これじゃあ
作業できないでしょ！

10年前の「母の日」の翌日、以前みゆきさんが住んでいたサンピア旭山公園を訪れるために、中島公園前でバスを待っていた。平日の昼間なのでバス停には誰もいない。15分程待ったろうかようやくバスが来た。バスの扉が開き乗り込もうとしたら何処からともなく来た人に割り込まれた。大きな帽子をかぶった女の人だ。ムッとしたが旅先で些細なことに腹を立てるのも馬鹿らしいのでやり過ごし、バスの運転手に行き先のバス停を確認し、バスに乗り込んだ。バスには割り込んできたその人しかいなく、中ほどに座っていた。どんな面してんだろと覗き込んだが大きな帽子に邪魔されて顔を見ることはできなかった。私は一番後ろの座席に座った。途中、誰も乗ってこないまま、目的地の旭丘高校前が車内放送で案内され、降車ボタンを押そうとしたら降車ボタンが点灯した。帽子の女性も降りるのか。バスが停車し私が席を立つと、前の席で同じく立ち上がろうとしていたその人は顔を伏せたまま、こちらを少し見て再び座ってしまった。バスを降り、振り返ると帽子の女性の口元が見えた。

その口元は中島みゆきさんに限りなく似ていた。

金縛りにあった私はバスを追うことはできなかった。

「皆さん、今日だけは私の子供になってください」

これは10年前の「母の日」に北海道厚生年金会館で行われた中島みゆきさんのコンサートのオープニング挨拶である。
因みに、この年のコンサートツアー開始直後に発売されたアルバムのタイトルは「私の子供になりなさい」でこの挨拶は「この日」にピッタリである。
でも私には偶然「母の日」にコンサートがあったとは思えない。意図的に「この日」に「この場所」でコンサートを行う予定だったような感じがしてならない。

この日の「木曜の夜」だけが他の日とは全く違うように聴こえた・・・だから　そう思ったのだ。

ガソリン代が上がると庶民は車の使用を控える。

そうすると
道路が傷まない。
渋滞が少なくなる。

なので
補修工事が減る。
新たに道路を作る必要がない。

と言うことは
その分の予算が浮く。

でも
予算は使い切らないと・・・

その結果は
無駄遣いで帳尻合わせ。



それでも
道路は傷むのでそのうち補修が必要となる。

と言うことは
その分のお金が必要。

それじゃあ
「税金上げましょう」となる。



最後に
「無駄遣い」と「税金」
だけが増える。