フェラーリ360の種類について

みんカラで知り合った大切な360仲間から、
『何も気にせずマニアックな情報をバンバン公開して』との事だったので、少しずつ公開します。

悪評高いフェラーリ360のF1マチック。
私もF1マチックオーナーなので、
少し語ります。

フェラーリ360には大きく分けて3つのモデルが一般的な情報です。

でも、私からすると4つのモデルに分類されます。外観変更は皆様ご存知の通りなので、F1マチックに関する性能の違いや、パッと見で判断できる違いを紹介します。

前期　1999年〜2000年頃までのモデル
　　　PISがオート設定。

中期　2001年〜2002年頃までのモデル
　　　TCUのマップ改良により、SD2等による
　　　PIS調整が可能となる。
　　　(TCU189542基盤)搭載車です。

後期　2002年〜2003年頃までのモデル
　　　チャレスト開発ベースと同じTCUを搭載

最終　2003年〜
　　　チャレストの制御をベースに
　　　街乗りプログラムを追加。
　　　パドルとペダル操作でTCU学習可能。

以上の4つになります。

一般的に広まってる情報の中でも気になる事が
あります。

2003年式以後は全て後期モデル？
チャレストTCUが最速、一番良い物？

まずは、後期モデルと最終モデルの違いから。
これは見た目も大きく違います。
『※JPNロットの正規輸入車のみ』

もちろんTCUや、その他のパーツも違います。03年の途中から最終型が発売されているため間違いではありませんが、厳密に言えば大きく違います。

エンジンルームを見れば後期？最終？
一目で判断可能です。

ブローバイシステムの配管が大きく違います。



まずは、〜後期2003年までのモデルです。
オイルタンクからエアフロに接続されるホース。
2本が1本に合流して接続されているのがわかります。
そして、インマニからのホースがオイルタンクのホースより上を通過してます。



続いて、こちらの写真が最終モデルになります。
オイルタンクからエアフロまでダイレクトに配管されてます。またインマニからのホースはオイルタンクのホースより下を通過します。

同じ2003年式でも、後期モデルと最終モデルでは大きく違います。日本では一般的に同じモデルとされてますが、これがF1マチック車ならTCUやF1ポンプリレーなど、性能に関する部品も違うため無視は出来ない違いだと考えます。

私もここは、だいぶこだわってF1マチック車を選びました。

みんカラでも、本当にフェラーリ360に詳しい先輩達は、チャレスト・最終TCUのみで終わらず、リレーの容量アップまでキッチリされています。今となっては、ほとんど出回ってない情報の箇所もキッチリ変更されてます。
そのようなページ、車両を発見すると、
尊敬してしまいます。

話は戻って、
前期、中期、後期、最終とかややこしいので、
最終型はファイナルバージョンと勝手に呼びます。




続いてこちら。
これはチャレンジストラダーレのエンジンルームです。どの年式とも明らかに違うのはブルーに輝く配管ですね！

※並行輸入車の場合は日本で登録した年式が
その車の年式になるため、
例えばイタリアで1999年に製造したモデナでも、2004年に日本で輸入して登録すれば04年式となります。
また分かりやすいところでは、
エボパシステムとかはUSA、CDN、Jなど、
細かく別れてます。


番外編




いつものように、色んなエンジンルームを見てると違和感のあるチャレスト発見😂

一般的には高額で、モデナとは別！！
という360シリーズの中でも別格モデルです。

この写真を見て、違和感を見抜く事が出来ますか？？？

見抜けた方なら良い車と出会える可能性が高いと判断します。
逆に見抜けないと騙される可能性もありますよ。

例えメカが苦手で、整備が出来なくても
間違い探しが出来たらOKです。
どうしても苦手の方なら、
整備前に写真を撮影するのも良いと思いますよ。
元通りに復元されてるか、どうか。

高額なチャレスト！！
モデナとは別！！って言われても...。



⁉️

さらに違うバージョンなのか？？？



つづく。