フェラーリ360モデナF1が
待ち受ける泥沼とまで過激なネット情報が
出されていました。
F1マチックが秒殺で壊れるとか、、、。
元フェラーリ360モデナF1のオーナーとして
こんな情報を流されて迷惑でしかありません。
実際のところは、どうなのか?
F1マチックの中でもトラブルの多いと言われる
ポンプを例に比較した場合、
結論から言いますと、
最終型フェラーリ360モデナF1と
前期型フェラーリF430F1で比べたら、
F430の方が壊れる可能性は高いです。
その根拠は、ポンプに利用されるモーターに
あります。
私の調べた限りでは、
両車は部品番号が
同じF1ポンプモーターを採用しています。
このモーターは、ブラシモーターという物で、
一般的には消耗品です。
モーターの使用頻度が多くなるにつれて
ブラシも摩耗します。
そして摩耗により小さな塵も発生します。
この塵が積もりに積もり、場所が悪ければ、
最悪ショートさせてしまう事もあります。
ブラシの摩耗、消耗をなるべく抑えるには、
単純にモーターの稼働回数を減らすぐらいです。
では、
最終型フェラーリ360のF1マチックと
前期型フェラーリF430F1マチックで、
モーターの稼働状況を比較すると、
どうなるのか?
その答えは、
E-DIFFにあります。
F430で採用されてるE-DIFFですが、
こちらの動力にF1マチックのポンプを使って
油圧を発生しています。
一方、360モデナにはE-DIFFがありません。
上記の結果を踏まえて考えると、
同じモーターを使った場合、
E-DIFFを使うことで、
モーターの稼働が多くなるのは明らかです。
そしてF430でトレッド幅の変更や、
タイヤサイズ変更などをすると
さらにE-DIFFに負担があると考えてます。
こんな事実は抜きにして、
単純に
フェラーリ360モデナF1は壊れる!と
言われてます。
可哀想なモデナ😰
では今所有するF430はどう対策するのか?
ホイールも交換して車高も下げたいので、
私の場合は、
まずF1ポンプモーターを交換して
E-DIFFを無効化して、
モーターの稼働を減らしたいと考えてます。
無効化と言っても、
現在は2つのパターンが選べます。
スイスのメーカーにSEBというパーツがあり、
これには完全無効化バージョンと、
自由に選択できるフルバージョンがあります。
メーカーの方に確認すると、
フルバージョンは設定変更で
無効化にも対応しているとの事でしたので、
フルバージョンを導入して、
何か不具合があれば
無効化に設定して油圧関係を取り外す予定です。
そしてこのショップには、
もう一つ気になる部品がありました。
F1ポンプリレーをSSR化する商品です。
SSRとは、
ホイールメーカーではなく、
ソリッドステートリレーの略で、
簡単に言うと、
普通のリレーがメカ式なら、
こちらは電気式です。
以前のブログで
モデナのF1ポンプリレーは
30Aと50Aがあると話しましたが、
SSR化するとこの辺りも改良されます。
同じセミオートマ方式の他車にも
幅広く対応してます。
もし興味のある方がいましたら、
詳細は下記URLからご確認ください。
https://www.scuding.com/Shop/en/ecu-solutions/101-smart-emt-relay-ecu.html
出来るだけ壊れない車に仕上げるためにも、
上記2品は、購入しようと考えてます。
つづく
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2023/11/25 21:13:53