
随分と以前から環境云々や燃費云々という話はその時代時代で最も良いとされる方向で自動車メーカーなど各社しのぎを削ってきました。その結果、現在の最新技術でかつてに比べると飛躍的にあらゆる性能が向上し、素人目にすればこれ以上内燃機関に限ったお話しでは進化のしようが無いのでは?なんて思ってしまいます。普通車では既に出力規制の上限自主規制が撤廃され、280馬力を優に超えるハイパフォーマンスモデルも珍しい存在ではなくなりました。中には庶民には到底手の届かない価格帯の高出力車もありますが、その一方で車格に対しての云々は兎も角として、値段だけで見れば年齢に対する収入の平均値位の方々であればまだ手の届く望みのある価格帯の280馬力オーバーな新車って数は多くありませんが存在します。軽自動車については何故か未だに64馬力規制が頑なに守られ続けてはいますが、これも法的拘束力があるようなものではなく実際には各社の自主規制だったりするもの。おそらくですよ?各メーカーが協定でも結んで軽自動車は64馬力を超えないようにしようね、的なお約束事が交わされているような気も致しますが、何処かの国内メーカーがそんな約束事知らんがな!?とか何とか言って大大的に64馬力オーバーの軽自動車を発売するとそれを皮切りに各社が追従するような気がしないでもありませんが果たしてどうなのでしょうか。
規格変更でかつての360㏄から時を経て徐々にサイズアップしてきた軽自動車、寸法もそうですが排気量も昔の倍近くにはなりました。それに伴い快適性利便性安全性の向上からか重量化も顕著で中には車重1トン近い軽自動車もある程。車重1トンを切る小型車も珍しくないだけに軽自動車で1トン近くとなるとどうしても鈍重とならざるを得ないのが最早必然と言えましょう。そんな図体の重い車をまだ動けるように仕立てたお車がそう、ターボ等に代表される過給機付きモデル。ラインナップそのものに過給機付きモデルがそもそも存在しない車種もありますが、多くの売れ筋車種には過給機付きモデルとそうでないモデルが選択可能になっています。昔はと言っても20年程度前位にはなりましょうが、ノンターボモデル、マイルドターボモデル、ターボモデルなんてラインナップもありましたが、時代の移り変わりと共にマイルドターボモデルはその姿を消していきました。当時はパワーと燃費の両立なんて謳い文句だったのでしょうが、いい様に言えば良いとこどり、そうでない言い方をすればどっちつかず的な印象もあったのか無かったのかは分かりませんが、税制上の恩恵等はないこと、そもそも車体価格に大きな差がなかったこと、そしてなによりマイルドターボがいいっ!と言う層が多くなかったことからすっかり見掛けなくなってしまいました。
私自身のキャンバス号は過給機付きモデルを選択していますが、その理由は山越え峠越えをする機会が比較的多く軽自動車の中では重量級に部類されるモデルだった故に敢えての選択です。事実、購入前にNAモデルとターボモデルとを同時期に試乗しましたが、試乗コースがたまたま勾配のきつい山坂道が含まれていたのでその差を歴然として感じ、新車の価格差が10数万円程度でしたからそれなら後々使用の過程で後悔が無い様にとターボモデルを選択しました。結果、使用の範囲で力不足は感じないものの、周囲の聞くところによるとやっぱりと言うか何と言うか、
市街地短距離移動でのターボモデルの燃費は圧倒的に良くない
これそう感じている方多いのではないでしょうか。
勿論、使い方や運転の仕方にも寄るのでしょうが、一回の移動が10km未満でスピードレンジが40km/h程度であれば私の燃費記録にもありますが、平均燃費が大体10km/l程度。
その辺の普通車と変わらない燃料費が掛かる問題、爆。
最も、過去の愛車では重量級軽四モデルの過給機付きで4速オートマモデルで市街地燃費平均8km/lという車もありましたのでそれから比べると多少は燃費が良くなりましたが、カタログ数値のように20km/lを超えるようなことは先ずをもって訪れることもなく、高速道路を使った遠出の時位にしか燃費いいなとは感じないんですね。ところが、過去記事にもしましたが比較的新しめのCVTモデルのNA車に限って言えば特段神経質な運転をしなくとも
街乗りレベルで1リッターあたり15kmを超えることも決して珍しい話しではない
こともよくききます。つまり、
街乗りしかしないといったユーザーにとっては
NAモデルの軽自動車は経済性が最強!!!!!
ということが当たり前かもしれませんが圧倒的推しポイントにもなる訳です。
とは言っても、歴代の愛車の中にNAでCVTモデルの軽自動車もありましたが重量級と違い軽量級に部類する車種だったこともあり街乗りに限って言えばパワー不足を感じる事は特にありませんでした。それも大人2名が乗車した位ではほんとどうという事は無かったのが驚きでした。流石にシチュエーションによってはもっとパワーが・・・という所はありましたが、燃費もすこぶる良く100km/hだって余裕で出ます。何でしたらメーターを振り切る程に速度は伸びて・・・(;^_^A。
勿論パワーありき!と仰る方には敢えて何もいうまいですが、物価高騰燃料費高騰の昨今、経済性を重視される方も多いはず。ニーズ用途次第にはなりますが、そんな街乗りがメインと仰る方にはCVTモデルでNA仕様の軽乗用車、維持管理費の観点からコスパに最も優れる1台として強くお勧めいたします。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2024/04/18 17:00:04