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2023年12月27日 イイね!

#85 とある車の集会に傍観者として訪れたときのお話し

#85 とある車の集会に傍観者として訪れたときのお話し最近は~と頭に付けながら話す方も大勢いるとは思うのですが、車業界にもこれを良く耳にするフレーズです、

最近の若者は車に興味が無い

私が知る限り20年前位からこの手の台詞を聞き続けてきましたが最近とは一体何なのでしょうか、笑。

平成バブル期の頂点から右肩下がりの国内新車需要ですが、あくまで私の持論でしかありませんが特定の世代だけ新車需要が無いと言うのは実は多くの人が勝手に抱く幻想であって実際は大なり小なりあるでしょうが全年齢層で新車需要が減少しているような気がしないでもありません。その結果、人口減少、高齢層の運転免許返納も相まってか新車販売台数の減少傾向に歯止めがかからないことも一因としてあるのではないでしょうか。バブル崩壊から既に30年以上経過しましたが、その頃に20歳だった方は今や50歳代、社会の最も働き手とされる40歳代の方なら今や70~80歳近くの方もいらっしゃることでしょう。とすれば既に運転をリタイヤされた方も多くいらっしゃるでしょうし、ひょっとすれば既に異世界に旅立たれた方も間違いなく居るでしょう。そうして世代によって人口のボリュームが全く異なりますが、ボリュームゾーンとされる団塊の世代の方々が自動車の界隈からドロップしていくと更なる需要減少などの状況が訪れ、現状よりも市場が更に過酷な状況が近い将来やってくることは最早逃げる事の出来ない宿命なのかも知れません。
新車が売れないって、では新車を買わなくなった方はどうしている?とお思いの方も居るでしょうが、その中の一部は中古車にシフトをされたりそれこそ自家用車を持たない、或いは複数台お持ちになられていたのを減車されると言う方々が多くなっていったのでしょう。その中の一要因として少子化、そもそも絶対数が居ないという論理理屈もあります。都心部のお話しでは若者が車を持たない(持てない)等という論調もあり実際に愛車を所有しない方も大勢いるでしょう。その一方で、持たない(持つ必要性を感じない)といった選択をする方も大勢いる筈です。その要因は生活環境然り、必ずしも所有に拘らないといったニーズであるが故、それまでなかったカーシェアリングサービス等が頭角を現している一端ではなかろうかと思います。ただそれは都心部のお話しで我らが地方在住の身からすると車そののもの存在が「あったら便利」ではなく「無いと不便」の領域。公共交通機関の発展も見込めず何でしたら廃線統合規模縮小運賃値上げの一途。。。交通インフラが整いすぎたのも言える都会とは正に真逆の状況でございます。ですから、多くの若者が早々に免許を取得しすぐさま愛車を手にする訳ではございますが、流石にいきなり新車を買える方と言うのはごく一部。裕福な家計に生まれ育った若しくは仕事上の選択として新車を選んだ方々が殆どでしょう。価値基準を私に合わせる必要はありませんが、私も人生初四輪の新車は40歳手前でした。それまで中古一辺倒でそれも次に続かづ結果結論として「自分用には中古車で十分」と言う判断に居たり今に至るのですが、こういった方も居る一方でお若くして車(この場合新車に限らない)を持ち自分好みにカスタマイズを楽しむ方々もいらっしゃいます。そう思わせたのが、以前に足を運んだ会員制?予約制??の自動車の集まり。主催がしっかりしていた所ですのでいわゆるアウトロー的な車両は皆無でしたが、その参加者の面々を見ての感想、

年代的に中間層が圧倒的少数と感じたこと

この中間層と言うのは雰囲気30歳代中盤から50歳くらいまでの層を指します。参加される方の多くは20歳代、明らかに50歳以上の方々を多くお見受けしました。実際に失礼ながら年齢をお伺いした方も居ましたが、私の目に狂いがなければその世代が多くを占めていたように感じました。
オールジャンルとは言え、ノーマル万歳な集会ではありませんでしたので参加層の毛色も自ずと偏りが見られるのも仕方のないことなのかも知れませんが、多くの愛車が大なり小なりカスタマイズを施され、明らかに「これやってんな」(お金を注ぎ込んでるの意)と思わせる出で立ちの車が目立ちました。やはりそのオーナー様も若年層若しくは高齢に部類するであろう年齢層。自動車人口全体から見てカスタマイズを施す層は圧倒的少数ではありましょうが、これもまた私の勝手な印象でしかありませんが、

車に全財産を投じる事が出来る若年層
自分の時間を持つ事が許され経済的にも余裕のある高齢層

が現実問題として程度云々はあるにせよカスタム界隈の牽引役になっているような気がしないでもありません。

では逆に何故今回中間層と定義付けた方たちが少ないのかと言えば私はこう思うんですね。

車以外に費用捻出する事柄が多い世代間の問題
或いは
就職氷河期層の経済的に恵まれない方々の世代

が一時的に車をカスタマイズして楽しむという方向性から離脱せざるを得ない若しくはそもそも車を持たない層であるのではないのかな、と思います。

いやいやそれは偏見でしょ、私の知り合いは世代的に中間層だけれど車をバンバン弄ってどうのこうの・・・と言われる方も居るとは思います。あくまでも全体ボリュームと傾向の話しであって全く居ない訳ではないでしょう。そもそも、世代的中間層であってもそれこそ富裕層も居るでしょうしご自身の為だけに時間を割ける方も居る筈です。その一方で、若い頃は車を弄ってきたけれど色々な要因でもう車弄り止めたんだ、と言われるお声も多く聞きます。とすればですよ?世代的中間層がカスタムや高額車両の所有維持には向かないといった見方も出来てしまいます。

世の中色々な方がいらっしゃいます、私のように車に興味関心を強く持つ方も居れば私が全く興味を示さない物事に対し熱狂的支持を持つ方もいらっしゃいます。車好きと一括りにしてもその中には兎に角カスタム一辺倒な方も居ればノーマル至上主義の方、価格(価値)に強い関心を持つ方や質素なものを敢えて好む方も居たりと多様です。そんな中で新車自体の販売価格高騰も相まって中々お手にする難易度が年々高くなっているのもまた事実です。旧モデル時代の新車当時の価格でさえ高嶺の花だったものが、モデルチェンジされると高嶺の花どころか雲の上の存在にまで価格上昇した…等と言うあるあるなお話は付加価値の高い車であればあるほどその影響は大きなものになりがちです。昔のお話しをしても仕方ありませんが、当時若年層に絶大な支持が得られた多くのスペシャリティカーのエントリー価格は100万円台後半からラインナップがありました。グレードが上がった、過給機が付いた等、付加価値が上がると200万円台中盤になり、それより上位モデルの車種であってもいいとこ300万円程度でした。スーパースポーツモデルであっても500万円台の価格帯がが多くを占め、多くの庶民が「何とか手の届く範囲に居てくれる存在」として市場開放されていました。あれから30数年…今や軽自動車が乗り出し軒並み200万円を超え、かつて多くの存在したスペシャリティモデルはほぼ絶滅、その一方でSUVモデルが台頭し安価なモデルで200万円程度からラインナップがあります。スーパースポーツモデルに至っては2000万円を優に超え、最早不動産価格と遜色ない、先ず多くの方が生涯お手にする機会が訪れることはないだろう的な位置づけにまでその存在が遠のいていきました。売る側からしても、買えない方には何を言われても結構です、お求めになられる方のみを対象としていますので、等と高飛車的な態度を取られるのかどうかは分かりませんが、現実問題として商売である以上、購入層がそのお車に対してのお客様ですからそうではない外野は蚊帳の外といった考えも強ち間違いではないのかも知れません。

今回のような車の集まりを見ている限り、若者の車離れというのは一見すると正しい様にも見えますが実はそうではなく人口に占めるパイは少数なのかも知れませんが確実に自動車好きな若年者は相当数居ると言うのが真実であり事実ではないでしょうか。別にスポーツカーでなくてもいいんですよ。高額車でなくてもいいんです。何でしたら改造することが全てでもありませんし新しければいいと言う話しでもありません。年齢に限った話しではありませんが、見栄を大事にするという考えの下格好つけたいがばかりに背伸びをし過ぎる傾向にある方も居るとは思いますが、それはそれで後にして思えば人生の糧になる場合もありましょうが、困窮する要因の一つにもなり得ます。勿論そのご判断はご本人がなされることですが、収入に対し無理のない範囲で楽しむカーライフというのもまた平穏な生活を盤石なものにする基本の「キ」ではないのかなと思います。
Posted at 2023/12/27 18:05:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年12月26日 イイね!

#84 最近の新型車は邪な気持ち?で怪しい部品??を取り付けると壊れることもあるらしい…

#84 最近の新型車は邪な気持ち?で怪しい部品??を取り付けると壊れることもあるらしい…邪な気持ちや怪しい部品!?なんて書くといかがわしい物を想像する方も居るかも知れませんが!?そんなピンク色の情景や笑って済まされる程の事ではないような印象を受けなくもありません。最も、この情報はネットサーフィンをしていたらたまたま吊り上げたお話しですので自身で検証もしていなければ実際にどうこうなったお話しでもございません。信じるか信じないかは読み手の方の判断に委ねますが、これが事実であれば今時点でのお話しで結構被害者が出てくるのではないかなと危惧してしまうような内容です。それが、

最新型の車両にテレビキット等と称する部品を付けると車が壊れてしまう問題

と言うお話しがあるようです。
詳細はこれらの情報を発信されている方の内容を見て頂ければいいのですが、テレビキット等の後付けに限らず、スマートフォン等を接続しても車が壊れてしまうことがあるようです。これって、該当する方や利用される方にとっては

結構インパクトのある内容ではないでしょうか。

いやいや、そうは言っても壊れないでしょ?ですとか私のはきちんと作動していますよ、等といったご意見もあるかも知れません。それはそれで事実なのでしょうが、その事実を持ってしても「今は」そうなだけかも知れません。そう、発信元の情報によるとそれらを接続することで徐々に破壊が進み最終的に再起不能という状況に陥るのだとか。。。

これは怖い。。。

昔からOBD端子より電源や情報などを取り出す接続線が車載ECUに宜しくない、等といった情報がありましたが、今回はその現代版なのかも知れません。

今見る情報によると、特定のメーカー(いくつかあるようです)の特定の新型車(これもまたいくつかあるようです)達で既に被害が複数確認されているようですが、今後こういった情報(真実であるという前提において)より先に後付け品や接続行為に及んだ車両については徐々に対象車両が拡大し被害もより鮮明になっていくかも知れません。

全てのお車がそうという事ではないのかも知れませんが、最新の車については(場合によっては最新でなくとも複雑で高度化した車種もあるでしょうが)そういった機器を接続することによってコンピューターが誤認し車が持つデータが破壊されていく、そして最終的には再起不能、しかもタチが悪いのが一般的な販売店では修理不能といった事態なのだそう。これらのお話を拾い上げてきて思ったのが、

最近の車は情報量が複雑過ぎるが故にこういったトラブルに見舞われる

のではないのかな、と思います。
最もそれを望むのは車を作る側であったり、法律を定めるお国側であったり、機能を欲するユーザー側なのかも知れませんが最近特に新型車から私が感じること、

車を気安く弄るなよ

といったメーカーサイドからのメッセージなようにも聞こえてしまいます。
車が今ほどデジタル化していない世代では、ある程度車をカスタマイズしても車そのものが再起不能になるような事は滅多なことではなりませんでした。それこそ電球一つ交換してもそう、簡単な電装品を付けてもそう、純正品と換装してユーザー自身が考えるレベルアップにも対応していた筈でした。それがいつの日からかエンジンルームは樹脂カバーで覆われて見えるのはカバーだけになってみたり、メーカーサイドからLED電球には交換するな!と注意書きが説明書に記載されるようになったり、先述したOBD外部電源の一件もそうですが、兎に角素人が余計な事するんじゃないよ!的な事を発しているような印象すら受けてしまいます。

確かに、車を道具として使われる殆どのユーザーは車を弄ったりはしません。それこそ後付け品のカップホルダーを増設したり、飾り物を吊り下げてみたり、ステッカーを貼り付けたりする程度です。そんな多くの方には影響はないのでしょうが、そんな方の中にも、

走行中(運転者自身が)テレビ等を見たい、ナビ操作をしたい

声を表に出さずしても欲する方は比較的多いでしょう。勿論、そういった方々の多くは体裁を繕い同乗者が見るんだ!と主張するでしょうが、街行く車達を見れば運転者しか乗っていないにも関わらずテレビと思しき映像が映っている等といった光景は本当によくお見掛けします。信号待ちなんかの時に前車の室内が見えテレビ見てんな…と思いながら走り出してもテレビ映像が消えないので先ず間違いなくそういった方々の目的用途はドライバーの視聴用でしょうが、それを認めてしまうと私は犯罪者です!と言っているようなものですからね、爆。

技術というのは後出しじゃんけんになればなるほどいたちごっこ的な所がありますから、現状でそれらテレビキット等で車両に悪影響を及ぼすようなことがあったとしても、後々にはそれらに対応した後付け品がリリースされる可能性は極めて高いでしょう。しかしながら、簡易的なもので車両不具合を誘発するということであれば、実際の中身的な所はさておき今までの安価な商品とは比べ物にならない程度相当高額な商品が世に出る可能性も無きにしも非ずです。そういった側面だけをみてしまうと、車両事態に悪影響を及ぼさないオーディオ単体で稼働しきってしまうように設置された従前の車のほうが何かと不都合はないですし、何でしたらナニゾン等でワンコインで売られているような割り込ませ配線をかませるだけで走行中テレビ等の映像が楽しめることが出来た方がよかったと思える場面もあるかも知れません。

私のキャンバス号も当初からテレビキットと称される用品を販売店で取り付けて頂きましたが、今の所不具合は確認できません。それも「今の所」なのかこの車種(導入オーディオ)に対し使用するキットについては悪影響が出ないのか、或いは車両そのものに高度な制御が介入していないからなのかは分かりませんが、それら不具合が頻発する車両の印象として、ディーラーオプションや社外品等に換装されたものではなく、もとより車両に搭載されているオーディオ機器でかつ車両制御まで車載するモニターで操作閲覧が出来てしまうような車種はその影響があるのではないのかな?と思わずには居られません。
近年、オーディオであったとしても社外品を入れるなよ!といわんばかりの専用品で構成された車両が多く存在します。機能性能やデザイン性については申し分ないのかも知れませんが、それも吊るしの状態での使用前提であってのお話し。そうでない状況で使用を想定されるユーザー様にとってはなにかとやりにくい時代になってきたのかも知れません。


余談ですが、テレビキットの類を古くから取り扱う某老舗メーカー様のサイトでは、自社製品を取り付けることによって不具合が発生した事例は一つも無い!と堂々安全宣言をされています。

実際老舗メーカー様の該当商品を自身が使っていないので私の使用レビュー的なご意見はありませんが、この情報が事実とするならば不具合が起こると情報発信する側の内容が、

限られた車両(搭載オーディオ)で不具合が生じる製品(テレビキットの全てで症状が起こる)の組み合わせで発生する

と言う事なのかも知れません。

こう言う見方にも色々ご意見はあるでしょうが、不具合事例が無いと発表したメーカー製品は同様の機能を有する他に流通する商品に比べ高価格帯であるのも事実です。その一方で不具合を発表する方々が居るのもまた事実で流石に何処の後付け品が不具合を…と言った言い方は今時点ではされていないようですが、それが仮に極めて安価に流通する商品や、え?聞いたことないメーカーやノーブランド品と言われる商品であれば、初期投資は高額になろうとも信頼や実績のある商品を選択する方が後々ユーザー側が頭を抱えるリスクが無いといった見方も出来ます。商品選択の権利は勿論ユーザー側にありますが、価格だけでなくその他の要素を含め導入するならば判断に至る方がいいと言うことをこのような不具合事例を見る度に考えさせられることでもあります。
Posted at 2023/12/26 17:35:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年12月25日 イイね!

#83 瞬時に売り切れる中古車もあれば長期在庫の中古車もある

#83 瞬時に売り切れる中古車もあれば長期在庫の中古車もある今や中古車に限ったお話しではありません、幾分解消の兆しがみられるとは言え新車でさえ長納期や受注停止問題が取り沙汰されることもしばしばお耳にします。何でしたら、新車発表後数日でオーダーストップであったりもとより注文の権利すら抽選扱いになるといった状況も垣間見えます。それがそもそも台数限定が設定されているお車であればそういった「限定商法」ですからその是非はさておき一定理解はできるのですが、通常のカタログモデルでさえオーダーが出来ない、つまりは実質的な限定車であるような生業が行われているのはいささか疑問符を持ってしまいます。つい最近も正規販売店が取扱い車種の転売行為をしていたという話が一部で端を発していますが、本来であればですよ?新車であれば注文して長くても2~3か月では希望としてオーダーした方の下へ届いて欲しいじゃありませんか。昔は、なんて言うと若年層からこの高齢者が!と罵倒されるような時代ではございますが、バブル期に至っては新車受注して早い車では2週間程度でデリバリーされていたこともある程です。その当時であっても2か月程度の納期が掛かるお車はありましたが、概ね余程の特殊車両でもない限りは1か月程度で納品されていたことの方が多かったような気がします。最も、販売側の予定販売台数に対し爆発的な受注を記録したことで有名なあの高級車は発表後直ぐに納期は数年後…等と言った事が噂されていた都市伝説もあったりしたものです。ただ、そういったお車は稀なお話しで当時は兎に角多くの人がそれまでと1ランク上のお車をこぞって買っていたもの。コンパクトカーユーザーがミドルカーに買い替えたり、ミドルカーユーザーがアッパーミドルカーに買い替えてみたりと、兎に角車が売れた、それも上級車種が売れた時代でもありました。その結果、当時の多くの方が求めお手にすることが叶ったとあるパーソナルセダン3兄弟車が単月で4万5千台近く売れたなんて今では考えられない状況です。その当時、最も売れた車は我らが「花の冠」ですが、より多くの方がマイカーを手にすることが出来た時代でもありましたのでその頃が日本の自動車産業が日本国内の売れ行きとして最も勢いのあった頃ではないでしょうか。売上云々や利益率云々という話しで言えば、現代が最高なのは承知の事実ですが、これって国内需要が活性化してのではなく、単価上昇や海外需要、為替変動の影響によるものですので企業体としては優秀ですが、国内需要の発掘という視点で見れは当時の足元にも及ばない状況ではないのかな、なんて思います。最も、どっちがいいのかと言われれば一辺倒とはいかないまでも営利組織である以上売上利益主義こそが絶対正義ではあるのですが。。。

そんな新車のお話しをしていのではなく、今回は中古車流通のお話し。記事の初期段階で何台か気になる中古車をクローズアップしたこともあるのですが、それからも気になったら中古車情報サイトはちょくちょく見回しています。流石に毎日血眼になって・・・というお話しではございませんが、隙間時間に自身の趣向に合う車両や何か目に留まるような車両を見てはあーでもないこーでもない等と呟きながら楽しんでいる訳でございます。そんな中でも気になる車両の中には、

瞬時に売り切れるお車もあれば完全に長期在庫車両であろうお車も存在する

ものです。
ありきたりな事を言うようですが、中古車は新車と違い1点モノ。モデルアウトした車両であれば今以上に市場に同型車が増える要素は無く、年数が経過すればする程その流通量を減らしていきます。新車販売中は街中であれほど見かけたのに時が経つにつれて見かける機会も減少、あの車達は一体何処へ行ってしまったんですか?と言うようなお車って結構ありますよね。
ユーザーの数だけ色々な目的ニーズで使われる自動車、皆が皆虎の子のように温室育ちで巣立たせるようなものでもございません。そう、一度人手に渡った以上新車という価値から陥落する訳ですが、それはもう酷使に酷使をするような方も居ますし、メンテナンス?あ、車検のことですか??等と言ったすっとぼけたユーザーも間違いなく居るでしょう。その一方で、通常使いでは先ず実践不可能な程過剰に新車時の状態に拘り抜く方も居ますし色々な事情から余り稼働させないといった方も居ましょう。何が言いたいか?と言いますと、

同じ程度の個体は先ず中古車市場に存在しない

ということ。似通った個体は幾らでもありますよ、ただその似通ったでさえ使用環境に差があると程度に直結するということです。車種だって色々です、新車間もなくして転売してしまうユーザーも居ますし初回車検待たずに短期間でお乗り換えされる方も居ます。1台のお車をそれこそ15年20年或いはそれ以上連れ添う方も居ますが愛車となる車の殆どが、遅かれ早かれ何れは手放されることが大半ではないでしようか。私もこの年齢になって考えるようになりましたが、私は今の愛車を乗っていたいと考えているとしましょう。仮に私の身に何ぞ事があった際に私の愛車はどうなりますか?という話し。ご家族が居る方でその中の何方かがこの車は引き続き乗りたい!といった方が明確であればまだ事態は異なりますが、多くの場合は不要だとして処分される傾向にあるでしょう。仮に残された者にその車の価値が分からないような方ですと、タダでもいいので持って帰って、等と言ってそれに群がる車屋が美味しい思いをする、なんていうあるあるな構図が容易に想像できます。そんな無償回収若しくは二束三文で引き取った車が例えば市場価値の高い車であれば転売して車屋の一攫千金コースでしょうが、そうではない再販車として価値の出し辛い個体であれば金属資源やパーツ取り、或いは輸出貿易関連業者に引き渡しといった流れになり国内中古市場から離れてしまいます。そうして酷使された車、年数が経過した車、修理費用が天秤に掛からない車など、多くの方が仮に中古車市場で売られてたとしても見向きもしない個体であればそもそも中古車商品として生き残れない事もありましょうが、最近は個人売買の普及や一風変わった車屋の存在などがあり、それまでは市場流通しなかったであろうお車も首一つ繋がったかの如く市場デビューを果たす個体も僅かではありましょうが出ては参りました。では、中古車として売れるお車と残るお車、その差は何かといいますともう一言に尽きます

需要の有無

これだけです。
新しいお車が引っ張りだこで古いお車が不良在庫かと言えば必ずしもそうとは言えません。

人気のある車は直ぐにはけますが
人気の無い車はいつまででも残る


中古車屋さんには店頭在庫に残さない必殺技、業者オークション流しといった方法もありますが、時々この個体別の中古車屋で見た?的なお車が別の中古車店に新着情報として出ていたりします。業者間取引若しくはオークション経由での入手であることが想像できますが、売る側にしてみてももうずっと売れないけどオークションに流すと赤字だから自店舗で掃きたいと思うか損切り承知で市場に再度流すかの選択も経営判断の一つではありますが、長いものでは数年単位で売れ残る個体もあるでしょうきっと。結局のところ、売れ残るには売れ残るなりの理由があり即座に次のユーザーに引き取られるのにもそれなりの理由があります。勿論、商売っ気の話しや広告宣伝、モノに対しての価格とのバランスが見る者に刺さるかといった複合的要素なお話しにもなりますが、おそらくですよ?長期在庫車については購入希望者からお声が掛かること自体が少ないのではないでしょうか。それはつまり行き着く先は需要のお話しになりますが、価格的に高い車であっても売れるものは売れますし、安価でお手頃な車であっても売れないものは売れません。それぞれに狙うターゲットが異なるからこそ価格が全てではなく年代が全てではございません。物好きな方は敢えて需要の少ない(多くの方と被らない)選択をしがちですが、それであってもそういった方の目にも止まらない個体というのも紛れもなく存在するでしょう。真っ当な商売をしていれば、長期在庫=不良在庫の認識から価格を見直したりして顧客の反応を伺ったりするのでしょうが、買う側も同じ車なら安価で買えるに越したことはないでしょうが、余り欲をかきすぎると先手を越されたりそれこそ業者間取引に流してしまうといったこともあり得るでしょう。流通の大前提として繰り返しになりますが、

お値段が高くても売れるものは売れます
お値段が安くても売れないものは売れません

これが需要です。
この間、中古車情報誌で凡そ四半世紀前のお車になりますが価格もお手頃で程度も上々、何せ希少な存在でしたので勢いで買ってみるか?と掲載確認した翌日(休日)に問い合わせしようとしましたがものの見事に売り切れてしまったんですね、涙。恐らく掲載期間数日だったのでしょうが他にも狙っている方が居たのでしょう。。。こうして、普段車を積極的に買わない人がそれでも心動かされる存在に出会うと一気に購買意欲が高ぶるのは何故なのでしょうか、(;^_^A。
今回見つけた車種で今後同様以上の程度の個体が低価格帯で市場放出されることって時期的にも現存台数的にも恐らく無いでしょう。何せ過去10年位で数台市場でお見掛けした位、その中で一番低価格で良質であろう個体でしたから。何方がお調べになられたのかは分かりませんし情報の信ぴょう性も分かりませんが、新車当時はそれはそれは不人気で100台程度しか売れなかったそうなんですね。それも我らが地元では2台しか新車が卸されておらず内1台は事業用車なんてことらしいですから今の時代に購入事情が許されるのであれば、見つけたら即捕獲にアクションしないといけないということだと思います。


後付け・・・
数日前に某軽自動車メーカーが大規模不正を公表し色々な私見が散見されてます。その中に中古車に関する記述もあり中には当該メーカーの車が中古車市場で大暴落するかも?的な意見が複数見受けられました。これも私見にはなりますが、瞬間的に僅かながら査定額及び中古車市場価格に影響(という程でもない)があるかも分かりませんが、中長期的な目で見ると同型他社製品等と大差がつくような大暴落は先ず起こらないでしょう。これが高付加価値要素が多分に含まれる高額車ならあり得るお話しですが、軽自動車や大衆車などの市場の多くは実用車としてのニーズ。価格が安ければ安い方がいいよね?と言うユーザーが数多く居る以上元々単価が低い車両を態々更に値段を下げなくても勝手に売れる商品ですから中古車売価は下がらないでしょう。資産価値云々をご心配される方も居るようですが、属性の良くない下取り買取業者等はこの時期に足元を見て買い叩いてくる可能性はありますが、中古車市場(つまり価格的価値)価格に大きな変動は見られないと見る方が私は賢明だと思いますが皆さんは如何お考えでしょうか。

例え
①市場価値大暴落コース
価値落ち → 業者買い叩き → 相場値下がり → 中古車市場値崩れ

②市場価値変化軽微コース
価値変化ほぼなし → 業者間競争の中同程度水準維持 → 相場変化なし → 中古価格変化なし

①の場合、その次に来るのが安価な車を求めたかる購買層です。すると必然的に需要増となり価格は上昇します、そう!需要がそこにありますから。その結果、販売側が価格上げるか!となり易く結果相場はあっという間に元通りです。

②の場合、いくら騒いだとは言え車自体の需要総量が変わる訳ではありません。短期的に僅かな価格変動が起こることは有り得ますが、①の例の通り少しでも安い物を買い求める層には結果特需な話しですから購買層の変化はあるかも知れませんが中古車に関して言えば売れ行きに影響がある程でもないでしょう。

これらのたとえ話を楽観と取るかどうかは読み手次第ですが、結果は市場動向が示しれくれますのでその結果を持って事実どうだかを判断いただければいいのかなと思います。
ただ、中古車市場のお話しだけが今回の事案の影響ではありません。ひょっとすると既に何らかの影響が出ていると感じるお立場の方も大勢いるでしょう。そういった加害者以外の方々はただただ犠牲者でしかなくなりますが、こういったリスクもあるということは新型感染症の時も人類が大きく学んだこともあるだけに、いざご自身が巻き込まれる立ち位置になってみると立ち位置の問題もありましょうがやはり自分事として手を打てていない場面である程影響は大きいのかも知れません。
Posted at 2023/12/25 17:35:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年12月21日 イイね!

#82 どうする大阪発動機!?不正隠蔽に見るいちユーザー視点

#82 どうする大阪発動機!?不正隠蔽に見るいちユーザー視点昨日でしたか、長年に渡る不正行為があったと公表した自動車メーカー。その不正も巧妙なんだかいかれてるんだか素人にはよく分かりませんが、いずれにせよ自動車メーカーを根底から揺るがす重大事案でありそうなことは何となく感じ取れます。何でも、公表した時点から出荷を一旦停止させたのだとか何とか。。。ごめん、不謹慎な話ですが、

昨日不正公表前に新車納車された方、日本に絶対何名かはいるでしょ!

それをセーフと取るのか微妙と取るのかはデリバリーされたユーザー次第ではございますが、情報によると既に出荷完了して各販売拠点に配車されている車両については購入者と相談の後納車を判断するのだとか。今時点で軽陸や陸自が不正に該当する車両は新車登録を拒否、なんてことになれば有無も言わさず納車はできませんが、まだその段階ではないようですので既に販売店に車があるとされる購入者については目前に迫る納期については個別判断となるのでしょうきっと。ここで、ネットの世界でも色々ざわついては居るようですが、今回の公表について直接的に実害を被ったであろう購入者さまについてはただただ可哀想だとは思います。その一つが、

大なり小なり前金を支払っておきながら納期が更に見えなくなってしまった方々

居るようですね。正規ディーラー経由であれば登録直前払いなんてことが殆どでしょうから納期も分からぬ新車に対し前金全額ぶち込むなんて事はほぼほぼしないでしょうが、代理店経由で購入された方などは場所によっては前金制(これで随分トラブルとなった事案が今年は多く報じられたような気もしますが)を強制されることもあるようですので、見え辛い納期が更に見通しが利かなくなったと言う状況に不安が募ることでしょう。私は今年新車を購入していますから既に納車済みではあるのですが、公表する不正が行われていた対象車両にはしっかりと入っているようです、爆。

不正はあってはならないことですし、不正が無い(そもそもあるという前提で話を考えない)事が当たり前です。それが大なり小なりはあるでしょうが、実際に不正等が原因で実害を被った方々、人命に危険が及ぶ事、或いは及ぶ恐れがあること、資産的価値に大きな影響を及ぼす(所有者に大きな不利益をもたらす)事であれば、現ユーザーは声を上げるべきでしょう。不正しました、仕方ないよね、では到底済まされることではないでしょうから。では今回の不正がどうだったか?と言うと、不正は不正でいけませんよ、いけませんけれどもメーカーが発表する話しですと直ちに不具合が起こるようなことではないということ「らしい」です。ただ、不正隠蔽を長年繰り返してきた側が発言する内容にどれだけ耳を傾けられるかという話はありますが、現時点で不正を公表した対象車両が今日からエンジン掛からなくなります、という話ではないですのでメーカー側は今後どうこの事案を処理していくのか、又対象の既存車両についてどのような対応がなされるのか注目が集まるでしょう。

他社を引き合いに出しても仕方がありませんが、丁度本日海外で100万台規模のリコールが発表されたT社、サプライヤーの供給部品が原因で死亡事故にまで発展したH社、認証不正問題でこれも一時的に出荷が止まった大型自動車メーカーのH社等々、近々でも自動車メーカーが問題とされる事案が数多く報じられています。無論、今回の不正は自社に限らずOEM先にも影響が出る話しですし、他社バッジを付けるDハツ製車にも影響が及ぶ話しです。
かつて、長きにそして繰り返された不正隠蔽で窮地に立たされた自動車メーカーもありましたが、その際は自動車メーカーとしては大規模に位置しないことからなのか、多くの人がその自動車メーカーに対し拒否反応を示したものです。未だにその尾を引いている感は否めませんが、新車軽自動車販売の約3割を占めるとされる軽自動車業界大手の不正は一体どこまで影響が波及するのか非常に心配でもあります。

物事色々見方考え方捉え方もありまして、この公表を許すまじ悪党共が!と捉える方も居るでしょうし、自浄作用があるからこそ公表に至った(公表せざるを得ない状況にまで追い詰められた場合も含め)という見方も出来ます。公表後不安でたまらなくこんな車乗れない!と言う方も居るでしょうし、しっかりと対策を講じてくれればいいよ、という考え方もありましょう。何が正しくて何が間違いというものでもありませんが、自動車業界に与えた悪印象は少なからずあるのではないでしょうか。未だにお茶の間を賑わす大きな車屋さんが与えたインパクトのある事案に対し、中古車業界全体の体質的な問題がユーザー層に不安を与えましたが、根拠証拠等に基づかずして、新車メーカーは多かれ少なかれ似たような事やってんでしょ?と思わせるようなことはあってはならないことですが、空気感というか雰囲気としてはそういった眼で見る層も一定出てきても仕方がないようにも思えてしまいます。

過去を振り返って、今にして思えば自動車界隈でどんでもない問題もありました。海外でブレーキが利かないと文句を付けたユーザーが居たことを皮切りに大規模リコールに発展した車両、その中には同様の被害を申告するユーザーが多く居たらしいですが暫くして車両には何ら不具合が無いことが判明し最初に物言いしたユーザーの虚偽申告だった…なんてお話しもありました。ではその当時被害を申告した多くのユーザーは一体何だったのか?と私なんかは思いますが、結局は事実に基づかず見た聞いた話で自分もそうだよ、と誤認錯覚してしまう人が一定数居るというある意味公開実験だったようにも見えてしまいます。そんなお話しもあれば燃費不正でその当時登録していたユーザーに対し一律10万円メーカー側が支払ったなんて事もありました。今でも該当中古車が不正の無い車両と大差ない価格帯で中古車流通していますし、多くの方が「そんなことあったよね~」位にしか覚えていません。そう、多くの人はその瞬間瞬間には問題意識として認知はしますが、時間が経てば関心が薄れそんな事実がまるで無かったかのような扱いにもなってしまいます。そうして世代が変わりまた不正が繰り返されてはそれはそれで問題ですが商いとして行っている以上、

顧客との信頼関係があってはじめて商売が成り立つ

ことをどこか忘れがちな方が多いような気がしてなりません。営利組織である以上利益追求は必須ですが、そればかりになってしまえばその他のお話しがおざなりになったり今回のような不正に踏み入れる結果に繋がり兼ねません。真っ当な商売をし続けて初めて顧客との信頼関係を構築しその結果利益を得られる、順序のお話しになりますし、それを認めないといった方々も居るでしょうが結局のところですよ、長きに渡りビジネスを構築するのであるならば

正直こそ商売の秘訣

だと私なんかは思います。

私がこの先の未来を想像しても何のお役にも立たないでしょうが、暫くして出荷は再開するでしょう。不正の影響のある該当車両、中には既に現存していない車種もあるでしょうがそれらに対しては何らかの措置(例えば何らかの部品追加や該当部品の交換ですとかアップデートで済む内容であればバージョンアップ等)が順次対応されていくのではないでしょうか。まさかDM1枚送りつけて注意喚起のみで済ますようなことは無いと思いますが、不正の規模が規模だけに終息には相当時間を要するでしょう。こうしてまた末端に位置する販売店スタッフが矢面に立ちエンドユーザーの不平不満を一つずつ対応する羽目になる光景が容易に想像できますが、今回のようなメーカー側の問題であれば文句の矛先は販売店スタッフではない、ということは特に文句の一つでも言ってやるぞ!と何を勘違いしたのか息巻く属性の低いオーナー様にはぜひとも自覚して頂きたいものだと思います。。。


最後に、今回の不正で公表された対象車両ですがリンク先のPDFに掲載がございましたので該当社製品を所有されるユーザーさまで自身のが対象が気になると思われる方はご参照下さい。
個人的にこの状況下で特に旧モデルで不正の対象とそうでない車種がある事が不思議でなりませんが、まさか後々になって今回発表されていない車種もやっぱりこれらも追加で…という最悪の事態にならないことを願うばかりです、汗。
Posted at 2023/12/21 17:00:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年12月11日 イイね!

#81 先日8人乗りミニバンを1日レンタルして思ったのですが…

#81 先日8人乗りミニバンを1日レンタルして思ったのですが…車と言うのは目的ニーズによって様々ですので、仮にご自身の趣向と真逆な性質を持つ車両やそのユーザーに対して懐疑的な意見や否定的なご意見を並べ立てることもよく(時折)お見掛けしたり聞き及んだりします。考えてみれば当たり前のお話しでして、運動性能の高いお車がお好みの方に多人数乗車が目的なお車が趣向的に刺さり辛いのも目的ニーズが正反対ですからそれはそうですし、兎に角見栄体裁を大事にされる方に対し金銭的価値の低い経年車をお勧めしても「馬鹿にしてるのか?」とご立腹されてしまい兼ねません。一般的なファミリーに2名しか乗る事の出来ないお車をメインカーにしますか?といった所でニーズがありませんからあったとしてもセカンド・サード等の位置づけでしょう。つまりは、今ユーザー様毎に置かれている現状に対し最も目的ニーズに近しいお車を選択される方が大半でありましょうし、その目的ニーズであっても時が経てば、生活環境に変化が訪ればそれまでとは異なるカテゴリーに足を踏み入れる事になることも往々にございます。よく聞くあるあるな事例、

その①:スポーツモデルやセダンを愛車にしていたものの、家族が増え乗降性の高いミニバンにお買い替えされる

その②:それまでお一人で使っていた車が世帯を共にする方が増え各々が使っていた車がどちらか必要なくなったので内1台を処分した

その③:経済性をより重視する傾向が強くなり、それまでの普通車から軽自動車にお乗り換えされた

大体三大あるあるではないでしょうか???
中には昨今の転売ブーム?で短期間で新車へのお買い替えを繰り返すような方も多いのかも知れませんが、昔からある余程特異体質な車両でもない限り買取価格高騰(市場価格ではなく)する車両は限定的です。中古車バブル崩壊もあり多くの車両が一攫千金出来易い状況ではなくなりましたが、それでも未だに中古車市場で強気なプライスタグを掲げる新車納期が著しく掛かる人気のある新型車を中心にその傾向の名残りも感じられるので、経済的な側面を見るとそういった買いまわしも有効な方法と言えるのかも知れません。

そんな自分とはかけ離れたニーズを持つお車、多くの場合態々ハンドルを握る機会もないことが殆どでしょう。愛車を持つ方なら猶更、たまに違う車種に乗ってみたい(例えば普段は普通車だけど対極する、例えばオープンカー等に乗ってみたい等の憧れからくる欲求など)ことはあるでしょうが、多くの皆さまは実用用途に愛車を持たれていることでしょうからそういった発想にすらならないのではないでしょうか。私自身もそれは同じで、自身の車を買い替える際も何らかの買い替えに取るに足る理由がなければ買い替え需要に至る事もありませんし、自身の為のみに選択する車両は基本、低価格帯の中古車ですので試乗もしませんし(中古車で試乗できることの方が稀)車両状態と購入条件との照らし合わせ位しか行いません。そんな中、ひょんな事から多人数乗車を求められる機会が訪れ、とてもフル乗車で5人乗りでは定員オーバーですので仕方なく1BOXタイプ(世間でいうミニバンというやつですね)のレンタカーをお借りしたんです。以前に何処かで書いたような気はするのですが、長尺物を積みたいという理由でステーションワゴンタイプの車両やミニバンよりも背丈の低い多人数乗車が出来る車両を入手検討しようと画策しましたが、結局手にするまでは今の所至らずでした。何せ、検討動機が検討する車種の中古車市場が想像より安価で、年数は経過するも程度上々な個体であっても乗り出し価格車検2年付きで50諭吉さん位なんですね。50諭吉さん単体で見れば大金ですが、車を50諭吉さんで買うとなるとお手頃な部類に入るとご判断される方も多いのではないでしょうか。かつて乗り出し30諭吉さん位で中古車買ったこともあるのですが、当時の知り合いから、

車って30諭吉さんとかで買えるのですか???

と言われたことがございます、爆。
中古車情報媒体を見ていれば例え10諭吉さんだろうが20諭吉さんだろうが個体の状態を無視すれば手に出来る事は情報としてご存じの方も多いでしょうが、それらの情報に触れない方からすればご自身や近親者等がお手にされるであろう車両価格帯が絶対的な価格基準となることも多いでしょうから疑問を持たれたりするのもある意味当然なのかも知れません。

で、その8人乗りミニバンをお借りして3列目まで乗員を押し込んで(?)移動したのですが、今まで3列シートのお車を持ったことがないだけに初めて気づくことが出来たんですね。それが、

身体の動きに衰えが見られる方や自由がききずらい方には背高車の方が乗り降りがしやすそう

という事。特に3列目への乗降性。
当たり前と言えば当たり前ですが、使ってみて始めて気づくこともあるんだなと改めて感じた次第でございます。
3列シートのお車をお持ちの方でどれだけ3列目を活用されているかは疑問ですが、中古車あるあるでもある劣化具合が運転席に比べ後部座席が新品のように綺麗な個体が結構流通していること。中古車を手にする方からすれば程度の良さに有難い話しですが、前オーナーは果たしてそのボディ形状のお車が必要だったのか?と言った話にもなります。最も、稼働率の観点から見ると運転席に対しその他の席の状態がいい事が多いのも納得ではあるのですが…。

世の中にはコンパクトクラスの3列シート車もあれば大型ミニバン(大型なのにミニと呼ぶ矛盾はさておき)もあります。ステーションワゴンタイプもあればミニバンとステーションワゴンの間のような背丈のお車もございます。それぞれにメリットがあり目的ニーズを満たすために設定されているのでしょうが、同じ3列シート車であっても乗降性、空間、快適性には物凄い差があるでしょう。これは小さいのが駄目で大きいのが最高!という単純なお話しではなく、私が昨今悩まされている車酔い問題もありますし、乗員の年齢などにも関係してくるお話しです。保管場所との兼ね合いもありましょうし取り回しの問題もあります。つまり、運転する方だけでなく、後席に頻繁に乗られる方が特定可能なのであれば、それに合わせた車種選択をすることで最もニーズに適した選択がされるのではないかな?といった気づきの観点でございます。

誰が考えたのかは存じ上げませんが、取り敢えず大きいの買っておいたら間違いないっ!等といった発想もありますが、間違いの有無と言うよりニーズの問題ですから特になんら購入時に制約懸念が無いのであればそういった考えでもいいのかな?とは思いますが世の中そう言った方ばかりだとは思えません。いずれにせよ、手にした直後に「あ、失敗したな」と言った選択にならぬよう、用途用法を明確にしておくことが愛車をお手にする上で後々に不平不満が出ないようにするには重要ではないかと思います。

とは言いましても、これもお人によるところはあるのでしょうが、最初は本命でなくても時間と共に相棒のような存在になるというのはよくあるお話しです。車に限らずあらゆる物品であったり或いは物以外のことであったりもそれはあり得るお話し。だからといって初めから意図的に意思と真逆に進む必要はありませんが、例えばお車であっても本当は別のお車を狙っていたけれど今は妥協でこれが愛車です、といったケース。将来的にお目当ての車に買い替える目標を立てて日々努力を重ねていくのもいいですし、目標は目標として最初はしゃーなしで乗り始めたもののいつの間にやらお気に入りになっていた…なんてこともあるでしょう。先入観と気づきの世界、それが接する時間が長ければ長い程"情"が湧くとでもいいましょうか結果お気に入りになっていた、という事は無い話しではないと思います。

これもよく論争が巻き起こりがちですが、一生のうちに色々な車を乗り換えてを繰り返す方、1台の車を末永く大事にされる方もいらっしゃいます。多くの方はそのどちらにも該当しない適当な期間が経過すれば乗り換えられるといった選択でしょうが、多くの方の選択は置いておいて、両極端な愛車遍歴だからこそ対極する意見が論争に発展するのでしょう。私自身は、

他人様のことですからどっちでもいい

といった立ち位置に居ますが、長く乗り続けられる方はそう思わせる連れ添えるだけのお気に入りにで出会えたことが幸せだろうと思いますし、頻繁に乗り換えされる方は常に最新技術に触れられるといった良さもありましょう。どちらにも良さがあり各々の人間性として合う・合わないもありましょうが、目的ニーズは世代年代によって変化が訪れることは可能性としてあるお話しですから、今のニーズを最重視するもよし、将来的なニーズを見越して今だから乗れる(今しか乗れない)等といった選択もまたよしでしょう。それぞれに趣向もありましょうからご自身にとって今の「最適解」は色々あると思います。
Posted at 2023/12/11 17:00:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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