オーバーヒート　無償修理

何十年ぶりにオーバーヒートを経験しました。7月某日その時点での走行距離5600キロ強、いつもの様に5分程度アイドリングをして出発、15分程度走行後エアコンも普通に効いている中走行中に突如水温計の目盛りが振り切れ（それまではいつも通り90度程度で水温計は安定しており、いきなりそれより上の間を飛び越え天井で真っ赤っかに。程なくウォーニングメッセージで水温異常直ちに停車しエンジンをシャットダウンと英文で警告）幸いな事に直ぐ通行の妨げにならない路肩を発見出来たので停車しシャットダウン。

停車後直ぐにエアインテークから白い煙が上がってきました。エンジンフードを開けるとクーラントが吹き出しておりました。

アルファロメオのロードサービスに電話して初回車検の際懇意にして頂いたディーラー様迄ローダーを手配して欲しい旨御願いした所、規約で現在地から最も近いディーラー迄しか運べないとの事。致し方無く加入している任意保険のロードサービスを手配し当該ディーラー様迄無償で運んで頂きました。ロードサービス手配後当該ディーラー様へ連絡し現状をお話しした所、急にも係わらず快く受け入れて下さいました。

結果サーモスタットの故障との事。修理費用に関しては延長保証に加入している為無償修理となりました。サーモスタットのみで止まり大きい部品類・最悪エンジン迄逝かなかった事が不幸中の幸いでした。本個体購入当初、以前所有していたイルモストロ・155のトラウマから個体の当たり外れが必ずあるし、いつも突然走行不能になる故障がやって来る事をある程度経験していた事から、今回延長保証に加入していて良かったと思いました。

また今回は軽症で済みましたが、本個体を今後永年維持しようと思っており、その総生産台数から考えても4cが流用しているアルファ・フィアット他車種量産部品以外の部分で後年クラシックポルシェ・フェラーリなどと違い純正・社外何れも部品の供給が先細っていく事は容易に想定出来る事から、緊急事態及び予防整備及びワンオフパーツ制作用にオーバーホール費用を除いて健康状態維持の為少なくとも1000万程度は通常のメンテナンス費用以外にどう転んでも良い様に今の段階で用意しておこうと今回の件を機に決めました。(全く信頼性や工作精度が違うとは思いますが、現在もイルモストロを所有し続けている知人は所有期間30年程度でそれ位掛かっている様なので)

155・イルモストロもそうでしたが、当時も現在も個体をきちんとメンテナンスし、ぞんざいに扱っている気持ちは決してなく、前2車種は走行距離が3000キロにも満たない状態で頻繁に故障し、今回もほぼ同様で一歩間違えればエンジン迄逝っていた可能性を考えると、あくまで個人的に自分はアルファと相性が良くないのかも知れません。（それでも片想いでも4c大好きですが。）