排気デバイスキャンセラー自作(成功編)
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
GSXの持病のFIエラーが消えなくなってしまったので対策します。
エラーコードはC46
排気デバイスサーボユニット(EXCVA)を交換すれば治るのですが、部品だけで2万円もするしどうせまた壊れるならと思い、EXCVAを無効化する方向で考えます。
ヒールテックからEXCVAエリミネーターとして1万円ほどで売られていますが、大したものでもなかろうし、DIY製作もー面白そうだと思って挑戦。
2
サービスマニュアルの回路図から、最初はEXCVAのポテンショメータ出力である黄色線に4Vを出せば良かろうと考え試作した初号機。
結果は失敗。
常時4V出力すれば良いと考えたのですがECUを騙せずFIエラーは消えません。
どうも排気バルブを開け閉めしたときに、見合った出力が出ていないとエラーになるようです。イグニッションキーオンの初期動作でバルブが閉じたときに1V、その後全開したときに4Vが必要らしい。
3
その辺りの情報を頼りにネットの情報を検索してみると、とあるサイトでGSXRの排気デバイスエリミネーター自作情報を発見!
EXCVAモーターのオンオフに連動して出力電圧を1V/4Vで切り替えれば良くて、元ネタ主の実験によれば小難しい故障診断は実装されていないらしい。
4
元ネタの回路は製作者の手持ち部品の組み合わせだし、MOSFETが生産中止で手に入らない。初号機製作のために購入した半固定抵抗もあるので、回路図を修正。
265Ωの抵抗を測定できるように、抵抗とMOSFETの間にテスターを当てられるトコが欲しい。ドレイン端子でも良いけど。
5
動作はこんな感じ。
MOSFETはゲート端子に電圧がかかるとドレイン端子とソース端子間が閉じてonになるスイッチみたいなもの。
ECUがEXCVを開こうとするときはMOSFETは開く(スイッチoff)になり、逆に閉じようとするとMOSFETが閉じる(スイッチon)って動作。
スイッチオンオフで抵抗の組み合わせが変わり、1Vと4Vのどちらかが出力されるってコト
ECUは狙った開度=出力電圧になるよう、モーターのオンオフ(正転逆転)を繰り返して制御する仕組み。
定位置では3.6Vくらいになるように正転逆転が高速で切り替わるようです。
6
回路図通りに製作した回路が完成!
早速取り付けて試走。エラーが消えた!
成功です。
テスターをつないでボディアースと黄色線間の電圧を見ていると、キーオンの直後に1V、直ぐに4Vに変化したと思ったら一瞬で3.6Vに変化します。EXCVが全閉→全開→ちょい戻しするあの動作に対応してます。アクチュエーターモーター用電源の電圧は5Vくらいだったかな?たぶん高速で12Vがオンオフされていて上手く測定できてなさそう。
7
使った材料と注意点
MOSFETはIRFZ44N
元ネタサイトに成功報告があったのでコレにしたけど、nチャネルエンハンスメント型で20Vの耐圧があれば動くでしょう。MOSFETは端子の並びが統一されていないので、データシートで確認必須。IRFZ44Nは左からGDSでした。あと、ボディ端子っていうかヒートシンクみたいなのはD端子とつながっているので絶縁必要。
カプラはMT090型3極防水カプラと110型2極カプラ。
抵抗器は5kΩの半固定抵抗。265Ωもコレを使ってます。
8
道具はマルチテスターとハンダゴテ、電光ペンチ必須
小物は0.3sq〜0.5sqのコードや熱収縮チューブ、ハンダ
材料費はカプラと送料が高くて、総額3,000くらいかな?
秋月とかauto-epartsとかで計画的に購入すればもっと安くできたかな。
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