2023年03月01日
備忘録メモです
Windowsのセキュリティについて勉強をしていたのですがActiveDirectory環境における
ログオンキャッシュがかなり怖いリスクになることを知りました
ログオンキャッシュというのはActiveDirectoryサーバとの通信ができない環境
(例:ノートPCで外出先等)において、過去にログインしたアカウントについては
キャッシュ情報にてログオンを許可する機能です
このリスクを排除するのは簡単でグループポリシーにてログオンキャッシュを
無効化することですが、そうすると外出先等ActiveDirectoryとの通信ができないところ
では端末にログオンすることができなくなります
VPN接続をして社内に接続すればいいと思いますが、VPN接続をするためには
ログオンしてからしかできないため、デットロック状態です
DirectAccessやAlways on VPNというログオン前にVPN接続する方法もありますが、WinServerでVPNを立てないと
いけなく、VPN装置での接続とは異なります
しかし、結論としてVPN装置によるVPN環境における
ActiveDirectory環境においてログオンキャッシュを無効にしている状態で
外出時等ログオン前にVPN接続をすることは可能です
ただし、事前準備が必要です
以下に概要メモを記載します
・ローカルアカウントにてVPN接続を作成します
・VPN接続のパスワードを入力するウィンドウが出てくることを抑止する
%AppData%\Microsoft\Network\Connections\Pbk
内の rasphone.pbk の PreviewUserPw を0にする
・下記のようなBATを作る
:loop
timeout 60
rasphone -d "VPN設定をした接続名"
goto loop
・タスクスケジューラにて端末起動時に上記BATを起動するようにしておく
その際、実行権限はローカルアカウントにする
(ADユーザーでVPN作って実行設定するとパスワードを設定しても
ログオンキャッシュを無効のため実行できなくなる)
ユーザーがログオンしているかどうかに関わらず実行する
最上位の特権で実行する
以上で端末起動後60秒後に自動的にバックグラウンドにてVPN接続をしてくれる
そうすれば、外出先でインターネット回線しかない状況においても
VPN接続をしてログオンキャッシュを無効にしていてもDCと通信ができるため
端末にログオン可能となる
以上
メモでした
Posted at 2023/03/01 08:20:44 | |
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