
うちの実家に迷い犬としてやってきた一匹の犬
見た目からすると豆柴なのか出生は全くわからない
突然やってきてしばらくしたら居なくなるだろうと思っていたのが一週間居座り結局飼うことに
それから約11年…
名前を『もも』と名づけ以後大事に育ててきた
どこから来たのかはわからないけど非常に人懐こく、声帯が無いのかと思うくらい吠えることがなく、みんなに可愛がられてきた
自分も独身時代から実家に帰るとよく散歩に行ったりじゃれて遊んでいた
車をいじっているときもそばに来たり、基本的には放し飼いにしていたがどこに行くこともなくずっと実家に居座った
そんなももが去年から少しずつ弱っていき歩くのもしんどそうにしていた
正月、半年ぶりに実家に行くと顔も真っ白になりすっかり老犬化していてもうそんなに長くはないかもねと家族で話していて、それから更に1ヶ月
もはや歩くことも食事をすることもできなくなりダンボールで作ったゲージの中で時折体を動かすくらい
行きつけの動物病院にももはや手の施しようがないと言われあとは残りの命を両親の介護の元生きることになった
触ると体温もだいぶ低くなり、もはやいつ天国にいくのも不思議ではない状態
父親に物凄くなつき何処へ行くのも一緒だった
自分も車に乗せ出かけたり今思うとももとの思い出はたくさんある
つい最近まで元気だったのに…
人間に換算すればすでに自分の倍は生きてる事になるから寿命と言われれば受け容れるしか無いのだが目の前で弱った姿を見るととても悲しくなる
おそらく次に実家に行くまでもつことは無いだろうと思いたくさん撫でてきた
帰り際に声をかけても以前のように振り向くこともなく黙って眠りについていた
『命あるものは必ず死ぬ』
絶対心理の一つであるが、容易くは受け入れ難い
残りの余命を両親の元で安らかに過ごせることを願う…
Posted at 2015/02/01 18:28:30 | |
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