ここ1ヶ月ほど、スイスポからの乗り換え先候補として、SUBARUのリニアトロニック搭載車両5車種に試乗しました。
・WRX S4
・レヴォーグレイバック1.8
・フォレスター 2.0eBOXER
・インプレッサ 2.0eBOXER
・インプレッサ 2.0
最終的にスイスポにLSDを入れることで、乗り換えの件は無しになったのですが、リニアトロニックがマニュアル好きの人間でも満足できるトランスミッションなのかを確認するための試乗でした。
結論から言うと、マニュアルとは別ベクトルのシステムだと僕は感じました。
DSGやDCTのようなミッションとは異なり、シフトチェンジの際にギアの継ぎ目が完全には切れないため、加速フィールは通常のCVTの延長線上にあるように思います。
また、リニアトロニックはパドルシフトでの操作となるため、シフトレバーを用いての変速が出来ません。ただ、これについては、慣れの問題だと思うので、良し悪しがあるわけではありませんね。
便利だと思ったのは、マニュアルモードを選択しなくても、パドルシフトを操作することで即座にマニュアルモードに移行できることです。エンジンブレーキを使用したいときや、高速道路での合流加速など、ギアを落としたいときにステアリングを握ったままギアを瞬時に落とせるのはすごく楽ですね。
マニュアルモード時は擬似的に6速または8速のギアを刻んでくれるのですが、変速スピードは、S#モードを使用した場合はかなり早いものの、マニュアル車と比べると、ギアが切り替わるタイミングに違和感を感じました。
一昔前のAT車のマニュアルモードと比べると極めて高速にギアチェンジできるし、マニュアル車でシフトダウンを行うよりも素早く変速できるのは確かなのですが、ギアが落ちるタイミングや、ギアを落とす際の減速フィール(細かなクラッチ操作でコントロールするアレ)が、自分の操作によりコントロールできるマニュアル車とは異なるため、感覚的なズレが生じました。
以上のことから、僕の感想としては、リニアトロニックはマニュアルの代替にはなり得ず、高性能なCVT車という位置づけにとどまりました。
・・・と、なんだかリニアトロニックに対する批判めいた記事になってしまいましたが、リニアトロニック自体は、非常によくできたシステムであり、いつかマニュアル車を降りるときには、最有力候補に上がるのではないかと思っています。・・・いや、最有力はDCTかDSGかも笑。またはマイチェン後GRヤリスの8速ATもいいな(いずれも高くて買えないけど)。
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Posted at
2024/03/25 00:07:01