
Facebookを見てたらクルマ雑誌関係の記事で、ショートストロークエンジンの方が速くなると書いてあった。
そんなわけ無いよねーとコメント欄を見ると、当たり前じゃんそんなのと書いてました。
書いてる方も読んでる方も勘違いしてます。
レッドゾーンまで回した時の平均ピストンスピードは、原付のエンジンから大型船舶のエンジンまで変わりません。
動力を生む原理からそうなります。
ただ往復の間隔が違うのでスピードが違うと思ってしまいます。
ここで平均と言う言葉を使いました。
中学の技術で、往復スライダークランク機構を勉強された方なら解ると思います。
上死点から下死点まで移動する間、その逆で、ピストンの速度は一定ではありません。
例えば4気筒エンジン。
2気筒が上がりながら2気筒が下がります。
上がる方と下がる方がすれ違うまでとすれ違った後では、両者の速度差があります。
機械的にバランスが取れてる様でも、動的には取れていません。
この時の振動を2次振動と言います。
ぶん回した時にガサツキ感があるのはそのためです。
2次振動を消そうとバランスシャフトが付いていたエンジンもありましたが、今度は別の振動も発生し構造が複雑になるので昨今見ませんね。
6気筒エンジン等多気筒化されて行くのも、出来るだけ2次振動を小さくする為ですが、完全バランスは取れません。
ピストンスピードの変化があるからです。
現在。
内燃機関で完全バランスを取る事が出来るのは、唯一ロータリーエンジンだけですw
一度乗ったら貴方も虜のフィーリングです。
ただ発展途上のエンジンの為か?
育ち盛りなので良く食べますwww
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Posted at
2024/03/21 22:18:23