
(このブログは、資料を調べるのが面倒なので、全く記憶に頼って綴ります。なので、ところどころ誤記が混入している虞もありますが、ご容赦下さい)
私が生まれてから小学校に上がるくらいまでの頃、うちの父親はアメ車にはまっていました。リンカーンとかマーキュリーとかビュイックとか、それこそ1年もしない間にとっかえひっかえしておりました。私が車輪馬鹿なのは、そのDNAを引き継いだのかも知れません。
ところが、その筋の方々がアメ車に乗るようになり、うちの父はアメ車を降りました。代わって、クラウンやセド・グロに逝きました。
最初はクラウンをとっかえひっかえしていたのですが、その後、うちの父親はグロリアに逝きました。私も中学生の頃、しばしば父親に連れられてプリンス店に行きました。
私は日産といえばプリンス店しかご縁がありませんが、その理由はこの頃からプリンス店に行くようになり、刷り込まれたからでしょう。それとともに、私の中では日産の高級車といえばセドリックではなくてグロリアですし、若者向けのスポーツカーといえば(S13以前は)シルビアではなくて
ガゼールを思い浮かべるのも、それが理由です。更にいえば、私がそれほどにはZに心ときめかせたことがないのもそれが理由かもしれません。
話を戻すと、中学生だった私がプリンス店に行ってもグロリアに興味を持つことはなく、代わって興味を持つようになったのはスカイラインでした。また、その頃初めて、スカイラインには
桜井真一朗というエンジニアがいて、よく分からないけれどそのおじさんが凄いらしいということも知りました。
この当時、即ち今から25年ほど前のスカイラインといえば、俳優のポール・ニューマンがイメージキャラクターでした。私は、中学生の男の子にして、ポール・ニューマンってなんて格好いいおじさんなんだと思っておりました(因みに、この当時日産は外タレ(?)が好きだったようで、我が家の愛車もグロリアのジャックニクラス・バージョンでした)。そんなことから、このときのスカイラインは一部で
ニューマン・スカイラインなんて呼ばれていたようです。
このニューマン・スカイラインは、それ以前のジャパンなどと比べて全長も長く、極端なウェッジシェイプをしておりました。それが子供心に格好良いなと思ったのです。
実際、それから数年後に初代ソアラが発表され、流れるようなラインもソアラが人気を博した原因だったと思います。でも、そのデザインの源流は、実はこのときのニューマン・スカイラインにあったのではないかと勝手に解釈しております(本当のところ、ソアラより少し前に初代
レパードが発表され、個人的にはそのデザインが無茶苦茶格好良いなと思っておりました。でも、さすがトヨタですね。ローレルという先行者にマークⅡ三兄弟をぶつけるのと同様、後追いでレパードのコンセプトをパクリ、レパードが開拓したハイソクーペという新しいジャンルを独占してしまったのだから、笑いが止まりませんね。その数年後、お陰でレパードは孤独死を迎えることになりました。もっとも、日産は起死回生の策でレパードを刷新して2代目をデビューさせますが、そのデザインは初代ソアラのパクリだと酷評されました。最初にパクったのはソアラのほうなのに、気の毒です。ただ、この2代目レパードは
あぶない刑事にも使用されており、矢張りそれなりの人気があったと思います。私は勿論2代目レパードのほうが好きでした)。
話を戻します。
ニューマン・スカイラインは、確か
西部警察にも使用されていたと思います。だから、それなりに若者の心をとらえることができたと思います。
このニューマン・スカイラインは、やがて何回かの(フル?マイナー?)チェンジを経たりして、例えば
鉄仮面などと呼ばれるモデルも生まれました。そのグリルレス(正確に言えばレスではない)の顔は斬新で、確かに西洋の仮面などを連想させるような個性の強いものでした。この鉄仮面の時に、確か
ターボCとかいうグレードができたと思います。2リッターのインタークーラー付ターボで初めて200馬力を超えた(但しグロス値)なんて話題になっていました。
ニューマン・スカイラインのときに、
RSというグレードがあったと思います。エンジンの形式名称は
FJ20。この当時のスカイラインは、既に伝統の6発を封印していたため、FJ20も6発ではなく4発でした。ただ、私もその後、初めて車を買おうとするときにこのRSを候補に挙げ、試乗したことがありましたが(結局ご縁がなく購入には至りませんでした)、アイドリングからあたかもチューニングエンジンのように排気音が野太いもので、回転数も一定せず、しかし踏めば身震いを伴って鋭くレスポンスするエンジンでした。
その時初めて、日産ってこういうエンジンを作るんだなということと、だから日産って熱いファンがいるんだなということを、少しだけ理解できた気がしました。実際、FJ20は
RB26DETTほどではないにしても、歴史に残る傑作エンジンの一つであるようです。
(続く)
Posted at 2008/06/03 15:56:28 | |
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