新大洲製CG125のフロントブレーキシュー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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ドラムブレーキで効きが悪いフロントブレーキの改善のために、フロントブレーキシューを清掃・交換しました。
本記事は新大洲本田製SDH125-7D型の整備記録です。現在販売されているCG125で主流の五羊本田製のCG125Fi(WH125-19系)ではないのでご注意ください。
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今回はNTBの「A6-BSK20」を取り付けました。ホンダ系列のビジバイだけあって、ブレーキシューもスーパーカブ一族(の一部)と共通です。
なお、このブレーキシューの情報収集に当たっては、「CGL125あれこれ」様の記事(
https://cgl125.fc2.page/2015/06/07/1222/)を参考にさせていただきました。CGLは五羊製ですが、同じ130mmのドラムを持つホンダ車同士という事で仕様も共通でした。
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ドラムブレーキは一通り分解しないとシューが交換できないので、ディスクブレーキより面倒です。
まず、センタースタンドでバイクを立てたら、ここのネジを外します。
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するとメーターケーブルが抜けます。
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ブレーキワイヤーも、先端のナットを回して
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外します。
この辺はスーパーカブとかと大体同じなので、ビジバイを触ったことがある人なら初見でもスムーズに作業できると思います。
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アクスルシャフトを緩めます。14mmと19mmのレンチを使います。
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手で引っ張ったりプラハンマーで叩いたりしながらシャフトを抜きます。
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抜けました。
この時車体がフロント側に倒れてくる場合は、リアキャリアに工具箱とか飲料が入った段ボールとか重いものを乗せてやると、フロント側がうまいこと浮いて作業し易くなります。
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ホイールからブレーキパネルを外します。
それなりにダストで汚れていますが、もっと汚れていると思ってました。普段主にエンジンブレーキとリアブレーキで減速して、停車直前や急制動時しかフロントブレーキを使っていないからかもしれません。
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せっかく分解したので、ブレーキパネルのダスト洗浄だけでなく、各所のグリスアップも行いました。
まずブレーキアームを外します。ここは10mmのレンチです。
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ブレーキアームを力づくで外したら、カムを外せます。固まっていたので、プラハンマーとかで叩いて外しました。
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動くところにグリスを塗ります。
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ブレーキカムを戻したので、シューと接触する部分にもグリスを塗ります。
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支点になる側も塗ります。
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グリスアップが終わったので、シューを嵌めます。ピッタリです。
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新旧の比較です。
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最後にホイール側のドラムの洗浄も行います。
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あとはブレーキパネルをホイールのドラムに嵌めて、さっきと逆の手順で元に戻せば完了!
フロントフォークに溝があるので、これをホイール(というかブレーキパネル)の溝とうまく合わせてください。写真はないですが、現物を見れば分かります。この際、ホイールの溝が無い側に付いているカラーが外れやすいので、そちら側も気にしながら取り付けてください。
アクスルシャフトの締め付けトルクは57N・mです。
さて、換装した感想ですが、とても良いと思います。
所詮ドラムブレーキなので制動力自体はたかが知れていますが(だからこそエンジンブレーキを多用する事になる)、いざという時に思いっきり握りしめてもロックしないという安心感が爆増しています。
せっかくタイヤをブリジストンの物に交換していても、ブレーキのせいでロックしていては非常にもったいないので、タイヤを交換したら同時にブレーキシューも日本製のちゃんとしたやつに交換するのをおすすめします。
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