
タイトル写真は富士山旧吉田ルート馬返しの猿象です。
富士山がそろそろマイカー規制と言う事で今の内にと、各五合目に行ってきました、今年から山梨県は入山料2000円+協力金1000円を取られさらに関所まで作ったと言う話ですから、そのうち富士山は一般人禁制になるかもですね。
さて、PHEVらしく何も気にせず高速を乗って静岡に直行し富士山五合目に一気に行こうと出発しましたが思いのほか上手くいかなかったので書き記します。
自宅から高速に乗って約70km位はEV走行で走り、バッテリーが切れたのでトイレ休憩がてらSAで充電しました、トイレから帰って充電器を見てみると14分も経っているのに約3.1kwhしか入っていない。

さっそく充電1回目からバッテリー温度上昇で出力制限をくらいましたが真夏でも無いのにたった70kmの走行で熱ダレとかアウトランダーの低性能には驚かされてばかりです、バッテリークーラー本当に積んでるのか、空冷EVでもこんなにすぐに発熱する事は無いと思います。
充電は切り上げここから先はシリーズ走行で走ります、新東名の3車線120km/h区間を流れに合わせて走りましたが、バッテリー温度はさらに上昇しレッドゾーン側の目盛りを超えてしまいました、本当にすぐ根を上げるバッテリーだこと。

なので左側車線を90km/hでおとなしく走りましたが、そうするとバッテリー温度が徐々に下がってきたため、やっぱり高負荷な運転だと冷却が追い付かないみたいです、せめて制限速度は安定して走る性能は確保してほしい所です、バッテリー温度が上がったらシステム出力制限に強制シリーズ走行、急速充電出力制限と良い事なしです、何よりバッテリーが劣化する。
次に高速を降りて富士宮側から富士山スカイラインを通り富士宮口五合目に向かいましたが、当然バッテリーは空っぽ、でもバッテリー温度は気にしてもバッテリー残量は気にせず走れるのがPHEVの唯一のメリット、と気楽に行ったら以下の画像の通り。

上りの直線でカメさんマーク出現、走行出力制限警告、本当にドン亀になってしまったアウトランダー、運転中に嘘だろと呟いてしまいました。
アクセルをベタ踏みにしても登りで速度が全然出ないです、ノンターボの軽自動車がエンジン全開でトロトロ走っている状態で、エンジンは喧しく唸っていますが速度が頭打ちに。

システム出力で確認したらアクセル全開で70kwしか出てない、これでアクセルべた踏み状態ですよ、発電効率を考えたらこれが素のアウトランダーのシステム出力なのかもしれませんが、とにかく発電が追い付かない。

取説で確認したところ、カメさんマークは低温乃至高温以外でもバッテリー残量が極端に低下したら出る警告だそうです、非力な発電機積んでるからだろうに一体どうしろと。
燃料が切れたわけでもないのに出力制限、純エンジン車では考えられないしオーバーヒートとも違う現象、シリーズ式PHEVはノロノロ走るしかないのかな。
運転手1人でこれなのにアウトランダーPの7人乗りで大人フル乗車で登ったら大変そう。
富士宮5合目に来たので折角なので第一宝永火口まで散歩、天候は霧で残念でした、マイカー規制前の土日なので人が多いと思ってましたが、天候が悪いせいか空いていました。
富士宮五合目を後にして水ヶ塚駐車場へ到着、下りの回生で3目盛り(21%)程度回復、ここには無料のQCがあるのでありがたく利用させてもらいます。
とは言えここはEVが五合目に上がる足掛けのような充電器、PHEVが長居は無用なので9分充電で50%で切り上げます、回生も効かなくなりますしね。
お次は御殿場口5合目に行きましたが、もう霧に包まれて何も見えず雨も降っており退散、なお第三駐車場はまだ解放されていませんでした。
次は須走口5合目に行きました、御殿場口からいったん高度を下げて道の駅すばしりぐらいから登ります、バッテリー残量が回生で半分以上溜まっていたのでEV優先モードで登りましたが、ここで突然エンジン始動しEVモードがキャンセルされました、確認するとバッテリー温度がレッドゾーン側目盛りを突破し強制シリーズ走行になったと言う事です、EV走行だと80KWが上限出力ですが急勾配で定格に近い出力が続きバッテリー側が耐えられなくなったんでしょう。
バッテリー残量もあり燃料もあるのに出力制限を受けた状態になります、とはいえそのままシリーズ走行にふじあざみラインを登りました、九十九檻の上りでシリーズ走行でもすぐにバッテリーは下限になりアクセル踏んでも殆ど加速しない状態に、一番きつい勾配の部分ではアクセルべた踏みでも60以上全く速度計が上がらない状態になりびっくり、須走口5合目に到着時はバッテリー温度がレッドゾーン一歩手前になりました、これ走行不能になる温度じゃん。

そして燃費は6.1、電費は驚きの1.2km/kwh、満充電でも20kmしか走れないのか。

エンジン吹かしながら着いた須走口5合目も残念ながら霧と雨で何も出来ずそのまま下山しました、駐車場もまばらで閑散としてました。

最後は旧吉田口の馬返しまで行きましたがもう時間が無いし3合目まで散歩しました、五合目に関所が出来てこっちに人が流れてきていると思いましたが駐車場もガラガラで数台しか止まってませんでした、ちなみに下山して来た人と話したら山頂は晴れて天気良かったみたいです。

吉田口の茶屋にて「富士山鉄道断固反対」のノボリを発見、スバルライン潰して電車敷いても現地の人も一般利用者もメリット無いよね。
あとスバルラインは7月からマイカー規制中ですがEVやFCVなどのエコカーは登れます、排気ガスを出す非エコカー(エンジン車やPHEV)は通れませんが仕方ないよね。
ちょっとした日帰り旅行でも満足に走れない車ですが、アウトランダーが非力なのは積んでるエンジンが燃費優先仕様らしいので仕方ないのでしょうが(でも兄弟車のエクストレイルは1.5L直3ターボで2.4L直4のアウトより大馬力で燃費も良い)、沸かし器のように直ぐに温度上昇して熱ダレするバッテリーは何とかならないものか。
エンジン車の癖に常にバッテリーに左右される走りにはうんざりです、EVのネガ要素引き継いでどうすんの。
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Posted at
2024/07/06 05:49:33