
日産の軽電気自動車サクラを運転する機会があったので雑感。
バッテリーは20kwhにて容量は普段乗ってるアウトランダーと同じです、使ってる電池自体も同じらしいですが公称航続距離は180kmとアウトの倍はあります。
加速はEVモードのアウトより少し良いぐらいの走りらしいですが、EVモードのアウトと似てるので何かと面白い話です。
日産サクラ/アウトランダー(EVモード)
車両重量 1070kg/2050kg
最高出力 47kw/80kw(EVモードアウトの最高出力)
最高速度 130/140km/h
航続距離 180km/83km
最高充電 30kw/37kw
こう書き出してみるとアウトはサクラの2倍の重さで2倍のモーター出力で同等程度の加速で走り、そして電費乃至航続距離は1/2、単純に電気代は2倍掛かると言う事です。
あとパワーウェイトレシオはアウト18.8に対しサクラ16.71とサクラ勝っています。
さて実際にサクラを運転してみると驚くほど軽いし何より良く転がる、惰性走行でも速度が落ちずスーッと走り続けるので電費が良いわけです、普段の重くて足に粘着テープが付いてるように転がらないアウトランダーとは大違い。
内装も軽自動車では豪華ですが、なにより停車時車内がアウトと比べて圧倒的に静か、と言うのもアウトは制御機器の冷却音?が常に「ブーン」聞えて来て走ってなくともうるさいのですが、片やサクラはその音が全然聞えない、ボンネットを開けたら確かに制御機器の駆動音が聞こえて来るのでちゃんと静穏対策されてるんでしょう、やっぱりメーカーの差かな。
ちなみにナビもアウトランダーとほとんど同じもの見たい、ノートなどに採用されている日産のメーカーナビですが、アウトと違ってサクラは急速充電器の満空情報検索が出来る点と電力計表示で補機電力や空調機電力まで表示されるので便利です、軽自動車なのに豪華で羨まし。
サクラとアウトの違いについて
最も特執すべき事として、バッテリー残量が90%以上でも回生ブレーキが普通に効く事です、回生出力は少し落ちますがそれでも十分減速しガンガン回生してる、アウトは62.5%以下になるまで強制的にエンジンブレーキが介入するのに同じバッテリーどうしてここまで違うのだろうか。
何はともあれ不快なエンジンブレーキが無いサクラの乗り心地は素晴らしい。

最終的に電費は9.2km/kwhと凄い値、だいぶアクセル踏んだりしてラフに運転したのにこの良好な値、エコ運転したら150kmぐらい普通に走れそう、なるほど売れる訳です。
サクラの低電費で経済的な走りを見ると、何の役にも立たない重いエンジンと燃料タンク積んで劣悪な電費で毎日の通勤を走る今の車がナンセンスで仕方がない気がしてきます。
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Posted at
2024/07/05 06:33:19