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2024年11月25日

②・アップダウンの多いワインディングが苦手

②・アップダウンの多いワインディングが苦手 タイトル写真は岐阜県の御母衣ダム、ダム建設反対運動で有名ですが湖底に沈んだ旧荘川村は水位が低いと姿を見せます。
世界遺産の白川郷がすぐ近くにあの高速道路でも迂回されたルートにあるので道は空いており走りやすいです。ダム湖沿いの道はワインディングになります。



さて、アウトランダーは98kwのエンジンと20kwhのバッテリーを組み合わせエンジン馬力の約1.88倍にあたるシステム最大出力185kwを発揮できる車です、バッテリーとエンジンをうまく組み合わせ必要な時だけ一時的に大出力を出せるようにしたシステムです。

(取説にもバッテリーが減ったら「出力が低下することがあります」と書いてありますが、速度が出ない登りばかりな山間部が主な走行だと殆ど常に通常出力が発揮出来ない苦行のような運転を強いられます)

なお、今月11月のマイチェンでバッテリー性能が上がって22kwhになりバッテリー放電能力増加に伴いシステム出力も185kwから220kwまで向上しているらしいですが、肝心のエンジンが据え置きかつ車重が増加しているようです、それで電池が切れた後の走りはどうなっているか気になる所です。
自身の98kwエンジンでは最大出力約220kwの半分以下(45%程度)しか出せない作りと思われますが、全く凄い設計と驚くばかりです。

何はともあれ1年以上運転して感じる事としてこのPHEVシステムは根本的に高負荷運転には向かない事です、最近の運転で感じていることをメモ。


アウトランダーはEV走行のみで走ると2トンの重い車体を20Kwの蓄電池で最大80KW出力する事となるのでバッテリー温度がすぐに上がってしまいます。
なので高速道路やワインディングはパワーモードやターマックでエンジン発電しながら走行させる使い方をすることが多いです。
広域農道をターマックで走っていると上り坂でどうも加速が悪いと感じ、パワーモードじゃないからかなと切り替えても変わらず、電力計で確認してら140kw出ていませんでした、もしかしてと温度計を確認すると案の定で熱ダレを起こしていました。高速道路でハイブリッド走行をしてもそれほどバッテリー温度が上昇することはないのになぜと思いましたが、アップダウンの多いワインディングロードだと登りやカーブの立ち上がりで出力し下りや減速で回生すると言う状態、つまりバッテリーは休む間がない状態です、特に回生ブレーキは40kwと急速充電の37kwよりも負荷が架かるのでそんな走りを数十分もしたら温度は上がるしいくら発電走行をしても回生発電は防げないです。
さて、アウトランダーはすぐにバッテリー温度が上がる車ですが、それによる不満などはあまり聞きません、購入の際に当然調べましたが寒冷地で制限を受けたぐらいで温度上昇によるネガ要素は見当たりませんでした、バッテリークーラーを積んでいるので大丈夫と踏んでいましたが、しかし乗ってみるとひどいものです。
なぜアウトのバッテリー温度の問題があまり取り上げられていないのかと言うと、運転手に知らせる表示がないからだと思います。
自分でパワーダウンを感じて説明書を読んで調べないと気付かない、運転手の知らないうちに加速性能や回生能力が制限され、充電出力も落ちますが来るまで表示がないので問題が表面化しないのでしょう。
起伏の多い道をターマックなどで走る方はパワー不足を感じたら、40kw以上急速充電器でバッテリー容量が半分以下なのに充電が遅いと感じたら、メーター表示を変えて温度計を確認して見ましょう。

(主に時間しか表示されない役に立たない充電画面、今何kwhで出力してるとか何分後に何%になる、何kwh充電出来たなどと言った重要な情報は出てこないポンコツ仕様です、これでは運転者が電流値低下に気付きにくいです)



アウトランダーは単純な長い上りや高速走行より、起伏の多いワインディングロードの方がバッテリーに負担を掛けやすいと感じます。
何より、三菱のシリーズ式PHEVシステムは構造的に高負荷運転は明らかに向いてないかと、バッテリーとエンジンどちらかが掛けたら最大性能を発揮出来ないうえに車体に対してどちらも出力が低いので安定性も低い、同クラスの純粋EVや純エンジン車などと比べて一定条件の高負荷運転で直ぐにボロが出てしまう車です。
あと馬力以外の話でターマックにしたらランエボ譲りの制御で良く曲がる、とかネット記事で紹介されてますが純正タイヤがエコピアなので直ぐに鳴いてしまいます、そもそもSUVでカーブ攻める人なんていないでしょうが、コーナリング性を宣伝しながらエコピア履かせるあたりパワーユニット共にどうにもチグハグな車です、なおMCでアレンザになったみたいです。


街乗りや都市部平地部ばかりの使い方をする方にとっては凄く良い車なんでしょうが、アウトはタフネスなオールラウンダーみたいな三菱の宣伝が実際のパワーユニットとミスマッチしているだけだと感じる。

(角島にて日本海の日没をバックに撮影、アウトはヘッドライト消してスモールだけにした方がスタイルが良く見える気がします)

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/11/25 23:02:17

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