
タイトル写真は宮島SA上りの工事中の急速充電器、ぱっと見だと150kw級QCが1台と90kw/50kw級両口QCの3台が新設されているみたいです。
さて、宮島サービスエリアで凄く効率の悪そうな急速充電器に遭遇したのでメモ。

タイトル写真の通り年末の宮島サービスエリアでは急速充電器の増設工事が行われていました、そして既設の急速充電器は歩道上に移設されていましたが電源線が仮配設ではなくなんとデンヨーの100KVAディーゼル発電機にて運転されていました。

(ただの汎用発電機なので発電機は常時運転したままです、急速充電器が起動して発電機が動き出すような制御ではありません、仮設なので当然ですが)
年末にて利用頻度が高いであろうから急速充電器を休止にせず、わざわざ仮設発電機まで用意して急速充電器を使えるようにしているのだと思います、なんとも有難い話です。

宮島SAの急速充電器は40kwですが、なぜか35kw(361V×96A)ぐらいに下げられていました。

そして発電機側の出力計を見ると3相200V出力で100Aほど出していました、ざっくり1.73×200V×100Aで約35kwと急速充電器側と同じぐらい出してます。
ちなみにこのデンヨー発電機はいすゞのBI-4HK1Xエンジン搭載で5100ccの定格出力129kwだそうです、それで最大100kVAの発電出力とのことですが、アウトは4B12エンジン2500cc最大98kwと考えると定格何KVAを出せるのか気になる所です、ディーゼルとガソリンエンジンなので用途的にも不利でしょうし。

急速充電器の台座を見ると元の場所から充電器本体から認証機に非常コンセント盤まで引っこ抜き鉄骨台座に設置したと言う急拵えな感じ、大地震が来たらボルトが跳ねて倒れそうな気もしますが、電源さえ確保したらどこでも充電出来ると言うのがやっぱり電気自動車の強みです。
しかしまあ、移動式のディーゼル発電機で軽油を燃やして発電して、交流から直流に変換して充電器で車に充電すると考えると、発電機が消費した軽油で純粋ディーゼル車を走らせたか一体何キロ走れるのだろうか、と思ってしまいます。
発電機なので仮設とは言え定期的な給油を行ってるんでしょうが、宮島SAにはガソリンスタンドがあるのでそこから持ってきているのかな。
仮設の低圧配線で引っ張れば良いだけなのにと考えてしまいますが、何らかの理由で出来ないからこのようなディーゼル発電急速充電器が急増設置されたんでしょう、こんなタイプは初めて見ました。
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Posted at
2025/01/04 16:27:46