
アウトランダーのハンドル不良の件でリコール対応及び故障対応をしてもらったのでメモ。
以下箇条書き
①システム異常が付きマイパイロットが使えなくなる、及びマイパイロット使用中にハンドルから手を放しても警報が動作せず延々と車線維持したまま走る故障。

(対応)
ステアリングリコールの不具合内容そのままな感じだったので今回のリコール対応としてステアリング及びスイッチの交換実施。
②バッテリー温度がすぐに上昇する件

(対応)
アウトランダーはバッテリー温度がレッドゲージ側に振れても走行可能でこれは異常でも何でもないので安心してお乗りください、との事。
つまり冷却性能が悪いのは仕様なので諦めてくださいと言う事です。
③スピードメーターブラックアウトの件

車両のログを調査したところディスプレイの断線警報が複数回出ていたとの事、しかし現状は発生していないので大丈夫、との事でした。
10万キロを超えたら補償対象外になります、もし再発してスピードメーターが消えた状態で走行したら整備不良で警察に捕まるでしょう、そして何より危ないでしょう。
何の対策もせずにそのまま車を返すなんてアホじゃないのかと思いますが、メーターが消える現象は複数回発生しているのでいつまた再発するか分かりません。
メーカーに問い合わせてもそんな故障はまだ起きていないとの事です。
単純にメーターの配線が切れかかってるだけじゃないのかと思いますが、とにかく何でもいいから対策してくれと再度申し直しました。
何時直るかは分かりません。
いやーほんとによく壊れるポンコツでそしてまともにも走れないガラクタです。
GNアウトランダーはマジでゴミですがこれでまだ2年も経っていないのだから驚愕です、三菱10年10万キロストーリーとかやってますがこんな品質で10年以上も持ものなのか疑わしい。
多分この車を降りるまで延々と故障に付きまとわれるでしょう。
買うんじゃなかったよ三菱GNアウトランダー。
さて、こんなクソ車の為に時間が取られるのは腹立たしい限りですが故障で預けた期間の代車がタイトル写真の先代ガスランダー、これが思いのほか良いクルマだったので追加でメモです。
件の代車はなんとアウトランダーアクティブギア 2.4L 4WDモデルです、2017年に発売されたアウトランダーの特別仕様車でガソリンモデル専売で7人乗り、純粋エンジン車でハイブリッド機構やSーAWCなど小賢しい制御など入っていないまさに剛健質実のような車でした、発売価格は318万円だそうです。
燃費向上対策として入ってるのはエコボタンとアイドリングストップ機能ぐらいでした。

ふと思えばハイブリッドや電子制御(走行制御)が付いてない純粋エンジン車に乗るのは久しぶりでした、CVTにて少しガクンガクンしながら速度が上がる感覚は懐かしいですが、車重1560kgと比較的軽くエンジンは新しい4J12エンジン169馬力で気持ちの良い吹き上がりで上り坂でも普通に加速して行きます、飛び道具のような装備は持っていませんがフツーに良い車と言う奴で正しく道具(ギア)のように楽しく乗れるクルマ。
・車重1560kg-169馬力 先代アウトランダーGF8W
・車重2110kg-133馬力 現行アウトランダーGN0W
新型車の癖に馬力負けしたエンジン積んだ重いGNアウトですが改めて見ると本当におかしいものです。
バッテリーはエネルギーが無尽蔵に湧き出す魔法の装置じゃないだろうに、それが尽きた先にあるのは悲惨な走行性能です。

これが4J12エンジン169馬力ですが同じ2400ccでもGNアウトの4B12は130馬力、圧縮比の違いもありますが発電機用に調整された古い非力なエンジンを幾ら回して走ったところで楽しい走りなど出来るわけがないのです。
あと意外とコンパクトでエンジンルームもスペースがあります。

面白かったのが後部座席を平面にする際のやり方です、独特な機構で後部座席の座面を持ち上げて引っ張り出しさらにレバーで切り替えて背もたれを倒すと言う方法、純三菱のシステムなのか分かりませんが日産の内装方式のGNアウトとは何かと違ってますが、こういうのを見るとやはり先代アウトランダーは現行型とは別の車に思います。

3列シートはこれは大人は無理だよねのサイズ。

S-AWSシステムは搭載していないモデルで4WD切換えボタンが付いてました、切り替えとして自動、エコはFF走行、ロックは4WD固定と運転者が任意で使い分けれるシンプルで分かりやすいシステムです。
GNアウトみたいに勝手にFF走行したり4WDなったりと運転者の意思で制御出来ないのとは違います。

オレンジステッチが入ったアクセントのある内装とアクティブギアのデカールでオシャレです。
ただ残念なのはナビが一昔前に流行ったスマホ連携ナビみたいな奴でスマホを繋げてアプリを起動しないと地図表示しないタイプ、そして画質も悪く画面も小さいので使い勝手は悪かったですが8年前の車だし仕方ないよね・・・。

だいたい150kmぐらい走りましたが燃費は14.8km/L、GNアウトと大して変わらないやん、アホみたいな複合燃費表示をするPHEVだと知らない人はすぐ騙されてしまいます。

ガスランダーは普通に良いクルマです、純エンジンにプロペラシャフトの4WD、内装もそれなりに広く、車重に見合った馬力のエンジンを搭載。
登坂もバッテリー温度や電欠パワーダウンなどを気にせずアクセルを気兼ねなく踏み込めます、やっぱりエンジンって偉大です。
出来損ないのEVのようなシリーズPHEVとは訳が違いますね。
残念なのは北米では販売されている1640kgの車体に184馬力のエンジンを積んだ現行ガスランダーが日本国内で販売されていない事です。
エクリプスクロスディーゼルターボなどPHEVより遥かに良い動力機関を持った車を早々に潰したりよくわからない話です。

それとトヨタが新型RAV4PHEVを出して来ました、EV走行航続距離が150kmでバッテリー容量22.7kwh、0-100加速が5.8秒、急速充電対応、普通充電も11kwまで対応、とんでもないスペックです。
第6世代のTHS2との事でバッテリーが切れても優れた燃費を叩き出すでしょう、圧倒的な加速に電費に燃費、詳細はまだ不明ですがこれが2025年度中に発売と言うのですから全く凄い。
格安の充電サービスは無くなり価格が600万円代のアウトランダーは完全に競争力を失うでしょう、余程三菱が好きな人以外選ぶ理由がない、アウトランダーPHEVが今まで売れて来た最大の理由は競合車が殆ど無かった事ですし本気でPHEV市場に入ってきたトヨタの前に消えていくかな、若しくはシリーズ式を前面に出してニッチな路線で売り込むぐらいしか考えつきません。