
タイトル写真は旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道)、新城ラリーで危険個所として一躍有名になったトンネルです。
昔は旧道に有る錆びれたトンネルで暗い中ナトリウム灯しかなく心霊スポットとして有名でしたが今は前述の出来事によりLEDライトが付いて舗装し直されて路面も綺麗になっています。

トンネルは高さ制限2.2m、幅員3.2mとアウトランダーでもすごい圧迫感で離合は不可能、昔はここにバスが通っていたのだから驚きです。
新城ラリーは今年も11月に行うようで。

現行アウトランダーは冷媒直冷式バッテリークーラーを搭載し優れた冷却性能を持っている、なんて紹介されているのを良く見ますが実際運転してみるととてもそうには思えません、いくらクーラー付けてもバッテリーがそれ以上に発熱したらどうしようもないでしょう。
アウトランダーのドライブはまさにバッテリー温度との闘いと言うべきでしょうが、とにかくすぐに温度上昇する車です、実際どれぐらいでダメになるか記録。
なお、普通のエンジン車で例えると常に水温計を見ながらオーバーヒートしないように走ってる感じです。

上記は朝充電が完了した状態です、8月ど真ん中真夏と言えどここは20度ぐらいで半袖だと寒いくらい、EV走行距離は142km合いも変わらず何の役に立たない非現実的な数値を出しています、バッテリー温度は6割弱、外気22度なのでそれと同等程度でしょうか。
少し走って道の駅に到着しました、その時点でバッテリー温度は9割まで上昇、バッテリークーラーもガンガン動作しています。外気も涼しく朝方なので路面も冷えておりアスファルトの輻射熱なども無い、完全に自身の電流でバッテリーが過熱しているんでしょう。

バッテリーは残り7セグ、走行距離38.5km、46分の走行でもうここまで温度が上がります。
走った道のりは起点標高600mで道中標高800mの集落を通過した後、標高1400mの峠を越えて高原地帯を通過、下りで標高600mまで降りて来た、その間に信号機は1カ所のみ、先行車無し、長野の山奥ならよくある状況ですが登りでモーター回して下りで回生して発電する、バッテリーにとっては休む間もない状況なんでしょう。。
ここでトイレ休憩、急速充電し4.9kwh充電し12セグまで回復、バッテリー温度は変わらず。

引き続き一般道を走行し約55km後にエンジン始動、トータルで走行時間約2時間、走行距離94.6km。
バッテリー温度は完全にレッドゾーン側の目盛りを突破しています。
炎天下でもない朝方の気温30度以下の状況で一般道走っただけでもうこの有様です、上り下りが多い山奥の道路ではバッテリークーラーが有っても完全に冷却が追い付かない状態です。
なおバッテリー温度がレッドゾーン側の目盛りを突破したら以下の制約が掛かります。
①急速充電出力制限
②パワー出力制限(バッテリー残量があっても最大システム出力185kwが出せなくなる、140~110ぐらいに抑えられる?)
③強制エンジン始動(バッテリー残量があってもEVモード選択不可)
④回生入力制限
ただし目盛りを超たら全部が一気に起きるわけではないです。
そしてレッドゾーンに達すると停車する、と取説にはあります。
改めて記録してみると本当にどうしたらいいのかこのクルマは、一般道すら100kmも満足に走れんって令和の現世であり得ないし、バッテリー温度上昇で有名な日産のリーフでも下道走るだけでこうはならないでしょ、今販売されてる車で普通に一般道走って100kmで制限受ける車なんてあるのだろうか?
でもまあ、バッテリー温度を上げない方法は簡単でフル充電の時からパワーモードかチャージモードにしてシリーズ走行にしてバッテリーを極力使わなければ即解決します、ただしPHEVの意味が無くなりますが。
それにしても本当に湯沸かし器のようすぐに熱くなるバッテリーとそれに依存した走りになるモーター、三菱自動車はなんでこんな車を作ったのでしょうか、本当にテストしたのか疑います。アウトランダーは平地の街乗りで近所のお買い物ぐらいしか使い物にならないのでは。
アウトランダーはバッテリーが発熱して冷却が追い付かない、どう考えても下道を100km走るぐらいでバッテリーがオーバーヒートするのは設計不良としか思えません。
Posted at 2024/08/18 06:54:31 |
トラックバック(0) | 日記