
タイトル写真は本州最南端の和歌山県串本潮岬にて。
広い野っぱらになっており半分は臨時キャンプ場にてキャンパーで賑わっています。
丁度日昇の時間なので日の出を見ようと多くの人が行き来していました。。

残念ながら最南端の碑は車で行けません。

前回に引き続きチャージモードにしてもバッテリー残量があっても直ぐにパワーダウンしてしまうポンコツ君のアウトランダーですが
今度は急速充電して充分にバッテリーの余力を待たせて挑戦です。
さて、ふじあざみラインを後にして折角なので宝永山にでもハイキングしようかと富士スカイラインに向かいました。
一旦須走ICまで降りて太郎坊経由で水ヶ塚駐車場に向かいます。
その先に富士スカイラインの旧料金所(2合目)標高1460mから終点富士宮新五合目標高2380m、距離13kmを走ります、無策に行ったら電欠パワーダウン待ったなしです。
ルートはヘアピンカーブもありますが直線部分もあり平均勾配7%と低めです。

水ヶ塚駐車場に到着、富士宮口の玄関口と言った感じの駐車場ですがそれでも標高1450mとそれなりに登らないといけないのでアウトランダーのバッテリーはすぐに空になってしまいます。天候は回復し富士山も良く見えています。

幸いなことに水ヶ塚駐車場には50kw級の急速充電器あります、前まで無料でしたが今は有料です、乞食充電する人達が増えたせいかもしれません。
何にせよ富士スカイラインを登るEVにとっては非常にありがたい急速充電器です、ガソリンで走れるPHEVには不要と言いたいところですが重い図体に非力なエンジンを積んだガラクタカーことGNアウトランダーにてここで充電します。

14分掛けて50%まで充電完了、流石にここまでしてやれば電欠せずに登れるだろう、半分なので低く見積もっても8kwhはあると思います。

水ヶ塚を出てすぐにチャージモードに切り替え富士スカイラインに入りました。
やかましい発電機の音を聞きながらグングン登ります、直線では速度は出せますが直結モードに移行できるほど緩い坂ではないので終始シリーズ走行となります。
意外とバッテリーは減らずこれはイケそうと言った感じでしたが高鉢PAを過ぎたぐらいからどうにも走りがおかしい、明らかに出足が緩くなっていると感じメーターをチェック。

「アウトランダー加速しろ!、アウトランダーなぜ加速せんっ…!」とアウトは出力制限されても余程の事が無い限り警報表示出さない設計になっているので知らない人はその走行性能の急低下に混乱するでしょう、運転者を蔑ろにした作りです。
それでバッテリー温度を確認したところ、なんとレッドゲージ側の目盛りを突破してEV走行不可、出力制限が入る温度まで上昇していました。
七曲PAを過ぎたあたりでは完全にパワーダウンしてアクセル踏んでも出力が制限され出足が極端に悪くなっていました。
加速はエンジンの回転数に追従した制御になっているようで、バッテリー保護の為にエンジンからの発電力でモーター回してバッテリーからの出力は殆どされていないようです。
バッテリーが2目盛りしか減ってないのはその為だと思われます。
いや、ここまでしてやっても走れないのかこの車は。

バッテリー温度制限をくらっているので当然EV走行は不可です。
バッテリー残量もある、ガソリン燃料もたっぷりある、それなのに満足に走る事が出来ないとか本当に何なんでしょうか。

結局どうにもならずモタモタ走りながら五合目に到着、この時期なら6合目宝永山荘まで開通していると思っていましたが何やら警備員が登山口で居てどうにもいけない雰囲気なので直ぐに退散しました、と言うかアウトのあまり情けない結果に落胆してしまったためですが。

水ヶ塚から走って約15km、燃費は5.2km/Lです。
バッテリー残量は6目盛り、せっかく充電しても使う事すらままならない電力とか何なんでしょう、アウトランダーの駆動バッテリー一体何のために搭載されているのか分からなくなってきました、実質ただの重石を背負ってきただけです。
なお、新五合目(標高2400m)を出たらそのまま富士宮(標高約50m)まで降りて富士山を後にしましたが、無駄にバッテリーを残したままなので下りの回生でバッテリー残量10目盛りを突破しB3以上で強制エンジンブレーキ始動、折角の位置エネルギーも回収効率低下と悪い事尽くしです。
これがまともなBEVだと下りでどんどん回生発電して航続距離が延びる訳ですが、ほんとバッテリーが小さいPHEVは非効率の極みです、てかエンジンブレーキは本当に不要、回生失効させて普通に滑走させてくれ。

それにしても酷い車です。
チャージモードで走行しても電欠パワーダウン。
電池残量あり+チャージモードでも電欠パワーダウン。
電池残量に余裕があり電欠せずとも温度上昇でパワーダウン。
なんでアウトランダーすぐにパワーダウンしてしまうん?
と思いますが、もう根本的にGN0Wアウトランダーは設計が破綻しているのかどうしようもない。
非力なエンジンに重いバッテリー詰め込んだこの車の必然です。
ちなみに今回や前述の岩木山スカイラインなどを取り上げましたが、特徴的かつ名称が付いた分かりやすい道路なので記録取って残しました。
実際は行く先々でパワーダウンし標高差数百メートル程度の無名の峠(名前は当然ありますが有名ではない)などでもあっという間に駄目になります。
ロングドライブにおいて馬力の出ない車はとても苦痛です。
アウトランダーは走りを諦めて運転するしかありません。
何故これほどまでに登坂能力、いやスタミナが無いのか、こんな車では冒険なんて出来はしない。
Posted at 2025/05/17 18:17:13 |
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