前回は和歌山険道229号を走り抜けましたが、ここは天下の紀伊半島。まだまだ山の中で、引き続きか細い道を走らなくてはなりません。
県道は古座川を堰き止めた七川ダム近辺で国道371号に合流します。
左にハンドルを切れば、紀伊半島のメインルートである国道42号に行き着きます。途中には古座の一枚岩などの観光地があるからか、ほぼ全線二車線化されていて非常に人権を感じる道路です。
交差点の構造からも、なるべく左に曲がって欲しいという道路管理者のそこはかとない思いを感じます。
駄菓子菓子...残念ながら、
今回の進路は右です。
さて、この国道371号ですが、300番台の国道であるからしてあまりまともな道ではありません。泣く子も黙る全国区の酷道425号は紀伊半島を横断する道路ですが、酷道371号はその半島縦断バージョンです。退避場所もガードレールもあんまり無い川沿いの隘路が延々と続く、鬱蒼と生い茂る杉に囲まれた陰気な道...それが自分の国道371号のイメージ。
その反面、高野龍神スカイラインの無料化に伴って指定された区間や阪和間の幹線道路である紀見峠区間など、よく整備された箇所もあり非常に豊かな表情を見せる道路でもあります。
祖霊輪友覚...古座川の支流である平井川をどんどん遡っていきます。
最奥の集落、平井を過ぎてなお国道371号を走っていくと何やら青看が...
「1.5km先行き止まり」
ヤケクソすぎる!
結構有名なこの青看ですが、国道371号はこの先の峠越え区間が未供用となっており、得体のしれない工事現場のようなダートに突入して行き止まりとなります。そこをバイパスしているのが本山谷平井林道です。
林道とはいえ、
国道のバイパスですから比較的マイルドな造りです。全線舗装されていますし、普通車でも通行出来る程度には落石も除去されています。
最終的には稜線まで登りつめ...(今回の写真は無いので、先代JB64の写真を...)
無事下山、大塔側のおにぎりと再会!
とはいえ正直
林道と国道の違いが分かりません(爆)
どっちも舗装はされてるけどガードレールやカーブミラーがろくすっぽ無いのは同じなので...。
それでも、しばらく進むとこういう気持ちのいい区間もあります。

木漏れ日のさす林間のストレート。
こんな直線、何十キロと戻らないと無いんじゃなかろうか。
このまま酷道371号を走り続ければいずれは
国道に復帰して家まで帰ることが出来るのですが、まだお家には戻れません。
山の向こうから、ホイホイが呼んでいるから...
次回、最終回です。
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ジムニー | クルマ
Posted at
2023/10/26 22:36:53