Trodo.comを使ってヨーロッパ市場の社外部品を日本に個人輸入しました。
パーツの探し方や費用などについて参考になるよう書き残しておきます。
Trodo.comのメリット・デメリット
メリットは価格の安さと選択肢の広さ、返金対応がしっかりしていること
Trodoの存在する欧州アフターマーケット市場はEU内の
貧乏途上国も入っており、大きな修理需要から安価なパーツが豊富に供給されています。純正供給メーカーの高品質部品から格安パーツまで幅広く扱っています。
デメリットは総購入費用の計算とパーツ選定が面倒くさいことです。
国際航空便は送料が高額で、税金と為替事務手数料で追加コストが発生。
標準の適合確認はあてにできません。
信頼性の低い部品も混じるので品定めが難しい。
部品の探し方
時間がかかるので根気よく探していきましょう。
Select your vehicleからメーカー、車種、仕様を選択で適合部品を探せます。
ただし大雑把で違うグレード用のパーツが混じるので、部品に掲載されたOE Numbersをパーツリストの純正部品番号で照合します。
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Partsfan
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PartSouq
複数のOE Numbersが存在する場合は、後継部品かどうか確認します。まれに新興国向けのローグレード仕様が混じったりしています。(一応装着できるが...)
Web検索の他、純正部品を取り扱うサイトで後継部品を確認できることがあります。
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Mitsubishi Direct Parts
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モノタロウ
その他気を付ける事
・パーツリストで適合部品がわからないケースは欧州仕様やエボX(エンジンと補機類に共通性)も参照しました。
・Trodo.comは「欧州仕様」なのでヘッドライトやドアミラーは左ハンドル向け。
・欲しい部品が決まっていれば、By OE Numberで部品番号から検索。
・欧米の返品文化で「壊れてた?間違えた?返品無料!」的なノリ。
・レビュー見てるとTrodo公式の有料適合確認サービスまであてにならなそう...
送料
送料は高額になるので注意しましょう。
長距離航空貨物便のため、部品によっては倍以上の価格になります。無駄な出費を避けるために以下の点に注意します。
・低価格の重量物や巨大すぎる部品を買わない
・細かい部品はまとめ買い
・決済前の送料金額をしっかり確認
・純正や国内社外品とトータルコストを比較し、諦めるのも大切
税金と手数料
購入後に税金は別途かかります。
自動車部品は輸入関税がかかりませんが、送料を除く
商品代金の6%に消費税が加算され、宅配便受け取り時に追加で支払います。
※関税について、高級シートなどが自動車部品と認められず課税されるケースがあるようです。
支払いはUSドル決済になりますが、
為替レートに事務手数料3.5%~4%が加算されます。これは隠れコストなので注意。
総費用と内訳
Trodo.comでの費用 $574.48 + $117.38 = $691.86
これを日本円換算し、隠れた手数料を分離してみます。
商品代金 ¥84,166
送料 ¥17,197
為替手数料 ¥2,069 (当時レートで約2.0%)
消費税 ¥4,800
支払総額¥108,232
お届け日数について
UPS利用で
決済から約2週間かかりました。
商品発送まで3日、ポーランド税関で2日、土日休業で2日、ハブ空港間の輸送2日、乗り継ぎ失敗で1日、成田到着からの通関で1日、翌12日目に配送でした。
ヨーロッパから届くと考えれば速いと思います。たぶん東京から北海道は航空便(定価¥4,500!!)なのでリッチ。
・貨物便は土日休み
・翌日配達の嘘メールが来る(ポーランドの通関手続きで新木場到着と勘違いするっぽい?)
・深圳到着後に検査がなければ数時間後の119便で成田へ送られたはず
・UPSのヨーロッパとアジアの拠点空港、ケルンと深圳を通過してくる。
・ルート
ゴジュフ → 陸送 → ポズナニ空港(通関)→ スプリント航空1987便 → ケルン空港 → UPS14便 → 深圳空港(検査)→ UPS119便 → 成田空港 → UPS新木場倉庫(通関)→ 羽田発旅客便?→ ヤマト運輸

Flightradar24.comとUPSの荷物追跡を利用すると自分のパーツがどこを飛んでいるかわかります。
梱包など

鬼のように送料をケチったので箱にパンッパンに詰め込まれてます。
段ボールは日本では最近見かけないフニャフニャ感。
あ、外箱と梱包はク〇の極みです。神経質な日本人の皆さまはご利用をご遠慮ください。

歯磨き粉以下のペラペラ箱にノー梱包材でたたずむイグニッションコイル君
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Posted at
2024/09/14 16:40:19