ギャランフォルティス/エボX/スポーツバック共通です。
リアドアのトリムの外し方を解説していきます。
トリムはネジ3本とクリップ多数で固定されています。
完全に取り外す場合は、さらにドアハンドルの固定ネジ1本とパワーウィンドウのコネクターを外します。
基本的な構造はフロントドアトリムと同じです。
使用する工具は
・内張り剥がし
・マイナスドライバー
・プラスドライバー2番
推奨工具
・ウエス Oリングピックツール トレイ スタビドライバー(プラス2番) 手袋
まずは3か所のプラスネジを外していきます。
フロント側にあるボルトカバーを外します。(後期型は黒ネジが露出しています)
このカバーは作りが華奢で、出っ張りのある側をつつくと破損します。
使用する工具の先端にウエスを被せれば傷が防げると思います。
ここではOリング用ピックツールを使用しました。
カバーを持ち上げればプラスネジが露出するので外します。
次にドアハンドル内部にある蓋を外します。
ここの隙間はかなり狭いので、精密ドライバーを差し込んで持ち上げたところ、傷がついてしまいました。
ドライバーを差し込んだ位置がちょっと凹んでしまってます。
シリコンスプレーで潤滑すればもう少しマシだったかと後悔。
内側から爪を外せそうな構造にも見えますが、ここを外しておかないと後工程が厳しい。
良い外し方が解る方いたらコメントなどでご教示いただければ幸いです...。
最後は取っ手部分です。
ここは少し隙間があるので、ドライバー等をウエスで保護して差し込みます。
片側のプラスチックが差し込まれているので、完全には脱落しません。そのまま奥のネジを外してしまいます。
外したネジと蓋はトレイなどで保管しておきます。装着時にわかるよう並べておくと後で楽です。
続いて内張りを固定しているクリップを外していきます。
隙間なくぴっちり固定されていますが、フロント側上方は指が入る隙間があるのでここを手前に引っ張ってクリップを外します。
クリップの位置はなんとなく引っ張った感触でわかると思います。
固定箇所と思われる場所に指を入れ、引っ張って外していきます。
この要領でフロント側下方...
リア側下方と外せます。
リア側半ばからはクリップが接近しているためか、指が入りません。
わずかな隙間にプラスチックの内装はがしを突っ込み、感触でクリップがあると思われる場所を見つけたらひねって外すを繰り返します。
上方にクリップが残っていても、もう指が入るはずなので引っ張って外します。
トリムを浮かせるだけであれば以上ですが、完全に外すにはドアハンドルとパワーウィンドウのコネクターを外します。
ドアハンドルの裏側はプラスネジ1本とプラスチックパーツのかみ合わせで固定されています。
プラスネジを外す隙間が狭くスタビドライバーを使いました。
あとはここを浮かせてあげます。
次にパワーウィンドウのコネクターを外します。
リア側から覗き込むとツメが見えたので押し込みながら引き抜きます。
コネクターに余計な方向の力が加わると外しにくくなります。
地べたにお尻をつけて座りこむ姿勢だと上手いことトリムを支えながら外せました。
トリムが外せました。ゆっくり降ろせば傷がついたりはしないですが、心配ならあらかじめ養生しておくのも手です。
裏返してクリップを確認します。
まれにこの白いクリップがボディに残るので、脱落しているクリップがないかトリムとボディを確認します。外れていてもスライドさせれば装着できるようになっています。
クリップがボディに残ったままだとトリムがしっかり装着できなくなり、異音の発生源となりますので注意しましょう。
以上でリアドアトリムの外し方は終了です。
Posted at 2024/03/20 21:43:57 | |
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