SST側ドライブシャフト抜き取り

リヤ側を記事にしたからフロントは整備手帳書かずこっそりやっちゃおう。
ここまで外れたらあとはレバーを差し込んで、こじて抜き取るだけ。
レバーを...さしこめねぇ！！SSTが邪魔すぎる！（いつもの）

トランスミッションケースの意地悪な形状により、ドライブシャフトが抜き取れません。
ということで、Amazonで¥2,000の特殊工具を購入。

「なんじゃこれ？」

”アクスルハブプーラー”
スライドハンマーの先端に取り付けることで、ドライブシャフトに引っ掛けて抜き取る専用工具。

組み合わせるスラハンはモノタロウですが、自分が買って以降値上がりしてるのでAmazonで買う方が安いです。

レバーで何とか頑張るという方法もなくはないのですが、ドラシャすぐ裏がSSTのオイルシール。
万一破損させ、フルード漏れになったら高額の追加費用が発生します。
※MT/CVTは構造が全然違うので注意

で、この特殊工具もスライドハンマー取り付け状態では入りません。
アタッチメントのみでサイドのわずかな隙間をすり抜け、奥でスライドハンマーと連結します。

ドライブシャフト（重い）を抱えながらスライドハンマー（重い）を特殊工具（そこそこ重い）に差し込みます。
「手がブレる...!!」
しかも抱えた状態で手元が確認できない。
悪戦苦闘すること10分後、まわす感触が変わったので指で触るとスライドハンマーの軸がアタッチメントを貫通してます。

「キタ！」
落ち着いて周囲の安全を確認。
「アウターブーツOK、ブレーキホースOK
クリアランス確保っ！」
せーのっ！！

パコん☆
一発で気持ちよく外れるドライブシャフト。
いい工具ですねー

インナーブーツには無数の亀裂が確認できました。
いつ破れてもおかしくないんですが、車検も点検も通っちゃうんですよね。
フォルティスとエボXは分割式ブーツがないので4軸ブーツ交換だけで¥70,000超えそうな雰囲気。
整備工場も予防整備を提案しにくいでしょうね...。

リヤとだぶっちゃうんですが、工程を改良したのでオーバーホール記事化するかもです。

■追加情報
トランスファー側には使えませんでした...（削らないと無理）

こちら側も硬くて苦戦したのですがフレックスプライバーで解決できました。