完成して間もないキャンパーを切断することになるなんて…( ゚Д゚) 想像もしなかった…
製作当初は、車庫内に置いたキャンパーを軽トラの荷台に積み下ろしできるように、スロープを作りウインチも装備しましたが、積み下ろしは意外に大変!キャンパーは250㎏もあるので、失敗すると取り返しのつかないことになります。決してお手軽な作業ではありません。ジャッキ(赤丸)で支持しないと、積んだ際に荷台が4~5㎝近く沈み込み一瞬不安定になります。
また、キャンパーの底部に装着した小型のキャスターの対応力は全体(15個)で270㎏ですが、スロープを使用して積載する際には、一時的に一部のキャスターに大きな負荷が掛り、キャスターの悲鳴が聞こえます。キャスターが壊れてしまうと大変です。動かせなくなってしまいます。
車庫内からの引き上げ作業
当初は車庫内での保管を考えていましたが、車庫奥の天井高よりキャンパーの方が少しだけ高く、奥まで入らずデッドゾーンが発生するため、車庫内はあきらめて母屋の軒下に収納することに変更し、少しでも積み下ろしを楽にしようと支持台を作成しました。
軒下の保管状況
母屋下での保管状況です。洗濯物を干すスペースが減ったと、かみさんからのクレームで、カーポートまで作成しました。※このカーポートは大型台風に耐えました!
本来なら軽トラの荷台と支持台の高さが同じならウインチも不要で、キャスターにも負担がかからないのですが、軽トラの荷台高は65㎝、キャンパー高は202㎝、計267㎝。軒下は257㎝、屋根が10㎝低い…。そのような事情で、今の支持台高は45㎝と軽トラの荷台高より20㎝程低くしたでため、そこから木製のスロープとウインチを使って引き上げていました。この程度の傾斜でも、ウインチが無いと積載することができません。
軒下からの引き上げ作業
支持台を軽トラの荷台と同じ高さにすれば、そのまま積めるのですが、そうすると軒先とキャンパーの屋根がぶつかってしまうのです…
支持台高と軽トラの荷台高が同じであればウインチなどは不要で、一人で安全に積み下ろしができるのですが、家の屋根を切る訳には行きません。
しかもこの方法で引き上げると、やはり途中でキャスターが悲鳴を上げます。壊れるのは時間の問題か?! それも困ります…´_`
最後の手段です。屋根では無く、キャンパーの方を10㎝ほどぶった切って縮めることにしましょう!それしかありません。でも、今の高さが内部の居住性を高めているので、切って詰めるサイズは最小にしたい…
そこで、最初に屋根の上に出ている天井ベント(換気扇)の吹き出し口をできるだけ低くしようと、分解して2㎝切り詰め改造しました。排気効率を落とさないように気をつけました。あと8㎝です。
ここで現場に併せて再度詳細に計測してみると、軒下の樋に接触しないようにするためには、あと7㎝…という結果になりました。これで決定です。7㎝幅で壁部を切って縮めるだけです!
ということで、無謀にも?いきなり切断開始…、あまり後のことはあまり考えていません。何とかなるじゃろ~!?
何か起きたら、その都度考えて対処…!? なんて考えていたら早速トラブル発生!
室内照明やベント(換気扇)の配線はキャンパー天井の中央部を通していましたが、バックモニターの配線は壁際を通していたことを忘れていました…壁と一緒に切っちゃいました(TT)。まっ、繋げりゃいいや…。
やった! 4.1㎏のダイエットに成功です!
「一旦完成したキャンパーを切って繋げるなんて!強度は大丈夫なのでしょうか?」などのご指摘もあると思いますが、最近の木工ボンドは強いのだ~!しかも、接合部外壁側はFRPで補強するし、内側も補強材充てるし、支柱部分(補強材)も切ってしまいましたが、そこは金属プレートで補強する予定なので…多分、大丈夫…、大丈夫…、多分。
カットした後、接着中の状態です。木製パネル壁の厚さは2㎝あるので、切断面だけの接着でも十分な強度は保てると思うのですが、接着剤が固まったら、更に強度を保つためが外壁の接合部はFRPで補強します。
FRPでの補強作業です。この後、固まったら表面を研磨し再ペイントの予定です。
室内側の接合部も補強材を当てて、主要部分は金属プレート等で補強します。前室の簾を貼った部分はジグソーで切った際に簾がバラバラになってしまったので、美装方法を変えてみました。こんな感じです…
あまり「狭くなった…」という感じはありませんが、下(改修前)の写真と比較してよく見ると、前室部分の天井がやや低くなり、上段ベッド部分の空間もやや狭くなっていることがわかります…
上のベッドの上部空間は7㎝低くなってしまいました。加工前も圧迫感はありましたが、予備ベッドだし、滅多に使わないと思うのでこれで良しとします。ちゃんと寝られますし…\(^o^)/
後は外部壁面のFRP補強部分を研磨して、その上から再ペイントしたら完成です。
積み下ろしは極めて楽になりました!手で押すだけで水平に楽に動きます。キャスターも全てが床に付いた状態なので部分的な負担は解消され木製スロープは不要になり、支持台の一部に転用されました。ウインチも不要になりましたが、これは別な利用を考えることにします。
最初から慎重に考えておけば無駄な労力を使わずに済んだのでは…? いやいや、トラブルを乗り越えることを考えるのも楽し…
これまでは、やや危険を伴う積載作業に30~40分ほどっていましたが、これで5分以内の安全な積載が可能になりました。(*^o^*)
恐れず慌てずにキャンプの準備ができます~。
これから何回キャンプに出ることができるだろうか…!? そうだ、昔の戦闘機が撃墜した敵機の数を機体に描いたように、キャンパーのボディにキャンプの回数(泊数)をマークすることにします。今のところ3回、何回行けるだろぅ…う、うふふ
Posted at 2019/01/09 12:34:24 | |
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