
キャンパー本体の製作の続きです。
家の中では「ほぼ完成したキャンパーの屋根」が一室を占拠し、土間の作業台の上には「キャンパーの前室」が乗ったまま…。続く作業スペースは車庫の中しかありません。我が家の車庫内の、自分で工事して拡張した部分を活用します。
あくまでも、キャンパーが完成するまでの間のことですが、毎週土&日曜日のみの稼働なので今しばらくの時間が必要です。ミニコンポも持ち込みました。あとは「蚊取線香」と「業務用扇風機」…
さて、四方の壁面を計画に併せて作成していきます。壁は軽量化した上で、ある程度の強度も持たせるために、厚さ5.5mmのベニア板2枚の間に9mmの杉板を補強材にして、補強材の隙間を断熱材(古いキャンプマット)で埋める方法で、2㎝の厚さのパネル壁4枚を作成していくことにしました。

製作途中の右の壁です。後方に小型のアルミサッシ窓を付けます。ここにはテーブルを設置する予定です。何らかの設備を後から取付ける部位は壁の内部も補強しておきます。また、ミニキッチン設置予定部分に排水孔も設置しました。排水孔には船舶用のアクセスハッチを取り付けます。このハッチを使えば、キッチンの水を屋外に出して水浴びも可能です。
最後にこの写真の状態の上(キャンパー内部側)に綺麗なベニアを貼りました。

左の壁には上下2段のベッドを取付けます。風を取り入れるため、それぞれの高さに合わせて小型のアルミサッシ窓を付けます。サッシは網戸付きを選びました。サッシ窓の枠はバラバラで届いたので自分で組み上げました。問題はサッシ枠の厚みです。取付け方によっては、荷台の幅より外に出ます。これは違反になりますので工夫が必要です。外側方ではなく内側から取付ければ何とかなりそうです。こちら側もこの写真の状態の上に内装用の綺麗なベニアを貼りました。

前部壁の中央部には、運転席から室内や後方を見通す固定窓(透明アクリル板)を取り付けます。また、この壁の上部前方には前室を取付けるので多めに補強材を入れました。バックモニター用カメラの配線はこの壁を経由して、運転席に至ります。

後部の壁の中央部にはドアを取付ける予定ですが、恐らく最後の作業になります。ドアの中央部には運転席から後方を見通す固定窓を付ける予定です。後部の壁のみ、ドアのノブ取り付けのために厚さが3㎝必要なので、後部側の壁だけ厚さが3㎝になりました。
ベッドの幅を大きく取ったので、通路の正面にドアを付けると左の方に寄ってしまいます。
ドアには後方確認用の窓を付けることになるのでできるだけ中央寄りに付けたい。また、出入りを容易にするため、開口部付近のみベッド幅をやや狭くすることで、ドアの位置をなるべく中央に寄せる事にしました。これで、真後ろの視界が確保できそうです。

さて、いよいよ、それぞれ出来上あがった四面の壁の組み立て作業です。一気に組み上げます。下は基礎部の突起に螺子で縫い付け、それぞれの壁の接合部は三角形の補強材を隅に接着して更に螺子で縫います。
※前壁の最下部にはウインチでキャンパーを引き上げる際に使用するフックを取付ける必要があります。フックは壁ではなく、強度のある基礎板部に固定した角材に固定することにします。更なる補強も怠りません。
壁が組み上がったら、次は前壁の上に前室を取り付けます。

前室の固定方法ですが、一般的な構造であれば、本体から伸ばした柱で支えることができますが、変わった形状にしたため本体から直線的に柱が伸ばせません。固定が大変です。頭の中で接合方法を考え図化しましたが、上手くまとまりません。そこで模型を製作…、こんな感じかな?

この模型に併せてそれぞれの両端部を加工・作成し接合しました。下面は前部壁の上部に木製のL型の支えを付けてこれで受けて、上部は左右の壁に付けた突起を使って接合します。
この状態ではしばらくすると前室が下にヘタリそうですが、最後に一体型の屋根を固定することで、それぞれの接合部の強度を高めることができる筈です。

屋根を乗せてみました。これを固定するとキャンパー本体は完成ですが、特殊な形の部材を、違った場所で、時間差で気まぐれに製作したのでぴったり合いません。でも想定内です。微?調整(合わない部位の削り)が大変でしたが、何とかなりました。
キャンパー本体は、屋根を取り付けて完成です。走行中に飛ばされる事はないでしょうし、強風の日にキャンプをすることは無いと思います。屋根が飛ぶ程の風なら、先に車ごと横転でしょうし…。ただ綺麗に仕上げたいので、屋根は固定後に縁を切り揃え、念のため、壁と屋根は木ねじで固定した上にFRPで補強することにしました。

今回はここまで…、ドアの無い後部側からの様子です。広そうに見えますが、軽トラの荷台の面積分が敷地の物件です。まだ屋根の固定が完全に終わっていませんが、キャンパー本体がほぼ完成したので、ぼちぼち内装です。いろいろな装備の設置を考えています。ベッドは2台、テーブルとその両側に椅子、ミニキッチン、電源、水タンク、冷蔵庫?、水洗トイレ??などなどを191×140㎝(→荷台の面積はコンパネ2枚分よりやや広い程度です。)、高さは195㎝。この狭い空間に設置できる?置けるのかぁ~?

一般的な軽トラキャンパーの場合、内部はとても狭いので、通常はテーブルや椅子とミニシンク程度しか無く、就寝時にそれらを片付けて板を渡してベッドにする手法が多いようですが、わたしは不精者…しかもキャンプで酔った状態でそのような作業は無理…嫌…、全設備常時固定を目指したいと思います。一体どうなる?ドラえもん呼ぶか?
また改めてUPします。ご期待ください。
【ここからが お・楽・し・み♥】
でもまだ荷台への積載試験が終わっていない…上がらなければ全てが「ぱ~」です。積めなければ庭の片隅で私の別荘(独房?)になってしまします(TT)。
今まで慎重に考えに考えた結果です…多分、大丈夫…のはず…??
ホリエモンの(国産初民間製造の)ロケット落下が脳裏をよぎります…。
次回の報告は恐らく積載試験の結果からですが、『軽トラキャンパー製作記(その3)』が長期間UPされなかった時は撃沈したとご判断ください…
Posted at 2018/07/09 12:16:27 | |
トラックバック(0) | 日記