リヨンに行ってきました

忙しい中、出張でリヨンに行ってきました。
基本的に一日中お仕事なんですけど、むこうは
緯度が高い上にサマータイム、というお国柄。
夜の10時になってもまだ明るいんですよ。
つまり、仕事の後でそれなりに観光に回れる時間が取れると言うことです。

今回取り上げるのは、リヨン美術館です。
水曜日の夜に行ってきました。

ここには、ドガ、ゴーギャン、モネ、マネ、ルノワール、ピカソ、マチス、シスレー、ルーベンス、マン・レイ、ロダンなど、それなりの有名どころの芸術家の作品が揃っており、人口が50万人にも満たない都市の美術館としてはものすごい見ごたえのあるものでした。

なかでも、私が嬉しかったのは、写真にある絵を見ることができたことです。ギュスターヴ・モローという画家（モローの弟子の一人がマチスです）の作品です。モローの絵は好きだったんですけど、実物を見たのは今回が初めてでした（以前二回ほど行ったことのあるルーブル美術館には水彩画が『出現』など数点あったはずですが、見逃してしまっています）。いやー、このおどろおどろしさ、大好きです。

こういう絵を書く人が、マチスのような画家の才能を伸ばしたと言うのもまた興味深いことです。芸術に限らず、物事の深みっていうのは計り知れないものだなぁ、と仕事を離れて思ったものであります。