
先日、自身のパンダのノーマルタイヤを新品に組み替えた。ただ時間が無かったので「タイヤは走行中常に変形してるんだから、無荷重でホイールバランスなんか取っても意味ないやろ!」と言い訳し、バランスを取らずに車に装着した。その後、ふとその言い訳が事実なのか気になり“クローズドコースにて”速度を出してみた。すると110km/hまでは何ともない。ほら、やっぱりホイールバランスなんか意味ないじゃないか!と思ったが、そこから加速していくと徐々にハンドルが振動し始め、150km/hに到達する頃には顕著に振動を感じるようになった。
私は慌てふためき、一度車から脱着しアンバランス量を測定してみることに。
すると
内側 外側 (g)
前右 44 24
前左 19 00
後右 35 25
後左 35 06
という結果になった。特に前右に履いていたタイヤのアンバランス量が大きかった。逆に言えば、この程度のアンバランス量であれば110km/hまでは問題なく、高速道路を含めた街乗りでも殆ど問題になることは無いと言えそうである。(まだ言い訳を続ける)
そしてバランスを修正し、
内側 外側 (g)
前右 08 08
前左 00 08
後右 05 09
後左 06 09
一桁までアンバランス量を落とした。他車ではあるが、同タイヤサイズの車の整備書に書いてある許容アンバランス量は内側8g、外側12gなので大丈夫だろう。そして車に装着。再度“クローズドコースにて”全開アタック。追い越し車線をゲフンゲフン、じゃなくて、レコードラインをちんたら走る車を交わしながらグングン加速していき150km/hまで到達。見違えるように振動が少なくなった。若干、路面の振動かエンジンの振動か分からない程度の幻覚振動を感じないでもないが、パンダの公称最高速度166km/hまで踏めそうな安心感は確実にある。なにより、低い速度域でも「バランスの良いタイヤを履いている」というプラセボ効果によってワインディングでの運転も楽しくなった。
まとめ
結論としては
『ホイールバランス割と大事』
しかし、状態の良いホイールに新品タイヤを正確に組んだ時のアンバランス量はそんなに大きくなく、先程も言ったように街乗りレベルでは殆ど走行に悪影響は無いと言える。ただ摩耗のしかた等は未検証である為、バランスが良いに越したことはないだろう。
Posted at 2025/03/11 15:35:08 | |
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