いつの間にかシリーズ化しつつある足廻り編のブログです
いつも私は足廻りをいじる時は、サスペンション形式・駆動方式・車両重量・重量バランス・タイヤ銘柄・タイヤの前後バランス・ホイールサイズを考慮に入れますね。もちろん走るステージも考慮に入れます
また、可能な限りノーマル状態で乗って素の状態を確かめます。ここ重要(`・ω・´)
一番困るのがよくわかんないヘンテコな車高調が付いている場合(TдT)
というのも、足が悪くて(壊れていて)挙動がおかしいのか車の基本の性格がおかしいのか分かんないからです
そういう意味でもノーマルっていうのは大事な状態であり指標なんです
で、ノーマル乗ってみた第一印象としては
10万キロ超えサスペンションがヘタってるw
ヘタってるのは仕方ないとして車の傾向としては
・リヤに荷重が残ったままになって遠心力でリヤが持って行かれる
・フロントの設置感が薄く、ステアリング切ってから旋回が始まるまでにタイムラグが有る
・フロントが路面のうねりを拾ってグリップが抜けたり喰い付いたりして動きが読めない
でした。
機械ですので放っておいても直る訳ないので交換します(`・ω・´)
今回はオーダーをかけたりせず既成品を購入します。
で、今回の車高調購入条件は以下のように設定w
1.そんな金かける気もないので予算は10万円代前半を予算としますノ
2.セッティング出しが必要なので全長調整式車高調(減衰力調整あり)が良い
3.フロントは調整式ピロアッパーが良い
4.多くサスペンションストロークが取れる車高調が良い
5.手持ちのバネが使える方が良い
の条件を満たせる車高調を買うこととしました
理由
1.予算の都合上
2.セッティングの性質上バネ交換をしたくなる
3.ステアフィーリングにもろに影響するしフロントのアンダーはキャンバーつけないとまず消えない
4.経験上ストラット車高調は慢性的なストローク不足(底突き)に悩まされる
5.それなりの数と種類のバネを持ってるからw
プラスαの要素として正立式か倒立式か
候補に上がった車高調は
TEIN MONO SPORT
CUSCO STREET ZERO A
LARGUS Spec S
ZEAL FUNCTION X
OHLINS PCV
です。ただ下の3つは候補からあっさり外れました。
まず、LARGUSは乗り心地も値段の割に良いのですが構成部品の精度が良くないです。ナックルのボルトをどんなに締めてもすぐ緩む。ロアシートもどんだけ締め込んでもすぐ緩む。とにかくよく錆びる。といった不具合が発生します。ケース長の割にストローク量が少なくすぐに底づき(バンプタッチ)する。また、減衰力調整が曖昧で結局不満が出る
ZEAL(ENDLESS)は倒立式でハードタイプとソフトタイプが選べることができます。なんと行ってもスポーツサスペンションとしての実績があります。EK9の頃も装着しており自分の中でも性能面で安心感があります。今後仕様変更にも容易に対応が出来るのもメリットですね。ただヴィッツに付けたことがありましてその時は最悪でした。おそらくなのですが、車種によってテストが一切されていないのではないでしょうか?机上で計算された数値のみで制作されているとしか思えません。特にストラット式のヴィッツは酷いもんです。寸法的にも余裕がないですし高荷重でしか足が動きませんでした。「軽量級には向かない」のかもってことで除外
OHLINSは乗り心地も良いですし、吊るしの状態が抜群です。倒立式のネジ式車高調になります。PCVバルブが街乗りで威力を発揮しているのでしょう。しかーし!吊るしはツーリングには最高ですが、スポーティーさに欠ける味付け(個人的な感想)です。まったりとして粘る脚なのですが、ダイレクト感に欠ける乗り味です。となると一つの手としてバネレート変更となるわけなのですが、ネジ式なので先のブログでも書いたネジ式のデメリットでセッティングをしていく上では不利。不満を解消できず結局仕様変更に出すハメになり最終のコストが…
と、いった理由です
で、TEINかCUSCOという2択に絞られます。
TEINはADVANCE M.S.Vという減衰力を制御する機構が付いており値段の割にはちょっとこだわった仕様です。単筒式と言われるダンパーを使っていてよりスポーティーな構造となっています。ただバネの内径がTEIN独特の変わったサイズを使っているのが難点
CUSCOはTEINと基本コンセプトは一緒です。CUSCOのストリートシリーズはケース等にステンレスを採用しており錆等に材質として対応しています。もちろん減衰力調整可能です。TEINとの大きな違いは複筒式というダンパーを使用しています。また、手持ちのバネサイズが使えるので変更の追加コストの低減が見込めます
このメジャーな2社2種類に絞ったんですが、新たな悩みが(ノД`)
単筒式か複筒式か
各ダンパー構造の詳細は他のページに任せますが、大まかに言うと
単筒式はスポーツ志向、複筒式はストリート志向です。内部構造の違いと基本設計の違いから熱によるエアレーションの起こり難さと外部よりの損傷への耐性が違います。
今回はストラットでサスペンションストロークを稼ぐという事を最重要点としているのでCUSCOを選択という流れになります。
複筒式の方が構造的にストローク量を確保しやすくガス圧を低く出来るので乗り心地もマイルドなはずです(*´ω`*)
という頭と机上の理論でCUSCO STREET ZERO A(赤)という選択になりました
Posted at 2018/05/24 14:17:49 | |
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