
昨日は、県選手権大会(有段者の部)が茨城県武道館で開催されました。私も四・五段の部で出場するため、同支部の弓友と計三人で水戸まで行ってきました。
大会は、部門別に予選一手(二本)の審査形式で行われ、射形点の高い上位10名が決勝進出。決勝は一手×3回の計6射の的中で争われました。その他に各段位別に予選最高得点者に射道優秀賞が贈られます。
武道館に到着し、受付を済ませてから、立順を確認します。四・五段の部では、どの大会でも上位に入賞する方々が出場しています。私は第二射場で昼頃の行射となっていました。道衣に着替え、開会式の後、矢渡し。10時過ぎから競技開始となりました。自分の立順が来るまでかなり時間があったので、他支部の弓友の行射を見学していると、同様に見学している顔見知りと話が弾みます。
自分の立順が迫り、多少の緊張感を感じながら、同行の弓友の行射を見ました。二人とも甲矢をはずし、残念がっています。いつもの実力が発揮されなかったようです。
次に自分の立順となり、四番目で入場しました。私としては二番目までの立ちが好みです(理想は大前です)が、順番はその日の出席状況で変わりますので、仕方がありません。大前の方に合わせるように気を遣いながら本座に跪坐すると、緊張感はピークに達します。行射が始まればいつものように落ち着いてできるのですが、まだ澄ましが出来ていないということでしょうか。
自分の行射になり、考えることは一つ。肩の開きと弓手の伸び。これがきちんと出来れば、的中は二の次。そんな思いで甲矢を引き、的中。この的中を忘れ、乙矢に集中する。会までは同様に開けたものの、狙いが的の後ろに付いてしまった。修正できずに離れが出る。課題である弓手の伸びが甲矢より甘く、そのお陰で狙いが後ろに付いたにも拘わらず的中。納得できないまま退場したが、束中したことで、そこそこの点数は出ると感じていました。
昼食前に予選結果が出たので確認すると、四・五段の部では二番手でした。つまり予選通過。得点は予想していた点数より高いものでした。五段の束中した中でも私より低い点数の方々が大勢おられました。四段の私の点数が間違っているのではないかと、多少不安になりながらも、久しぶりの決勝進出とあって緊張感が高まりました。
決勝のことは、最初から考えていなかったので、自分の射が出来ず、6射2中という有様でした。それでも全体的に的中が悪く、五位決定戦に残りました。結局、遠近競射で的中したものの、的心からは遠く、六位以下の入賞にとどまりました。
決勝のことを先に考えるのはいかがかと思いますが、気持ちの切り替えと、澄ましの大切さを痛感した一日でした。しかし四段の部で射道優秀賞を獲得できたことは、私自身初めてであり、喜ばしいことです。7月の連合審査に向けて、さらに気持ちが高まってきました。
Posted at 2009/06/10 19:25:31 | |
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