
今日は休日である。
朝から洗車に行こうと思っていたが、起きてベランダに出たら凄まじい強風…。
これは洗車してもその数分後にはまた埃まみれになるパターンである。
そんなこともあろうかと、もし洗車をしないのであれば行こうと思っていた場所がある。
みんな大好きヤビツ峠である。
その筋の方々には説明不要であろう、「頭文字D」の聖地の一つとしと有名な峠である。
……私は「頭文字D」読んだことないんですけどね。。流石に「ヤビツ峠」という単語くらいは聞いたことはあったけども。
私にとってヤビツ峠とは、「頭文字D」よりも「大沢あかねが劇団ひとりとの初デートの際に連れてこられた場所」という認識の方が強かった。
そんな私ではあるが、実は昨年11月にも一度ヤビツ峠に来たことがある。
その時は「神奈川県 夜景 ドライブ」みたいなワードで色々と調べているうちに「菜の花台展望台」に行き当たりその時に「ヤビツ峠」という聞いたことのある単語も出てきたため行ってみることにしたのだ。

確かに菜の花台から見る夜景は美しかった。
しかし、ここに至るまでの道中が初見の私には過酷であった。
あらかじめ調べてあったので心構えはしていたが、実際に走ってみると真っ暗でところどころ道幅の狭い峠道は過激であった。
そして夜間ということもあってやはり「その筋」の方々が多かった。
実際に菜の花台のところの急カーブをタイヤを鳴らしながら駆け上がっていく爆音マフラーの車両をいくつも見たが、個人的には夜景よりもそっちの方が「おぉ、本当にいるんだな〜」と感動したのを覚えている。
さて、そんなヤビツ峠に今一度行ってみよう。
今回は一人で、そして昼間に。
午前10:30に出発し約一時間半ほどの下道ドライブ。
道中、遠くに富士山を拝むことが出来た。

これは昼間ならではのラッキーだ。

そしてこの看板が目印の「名古木」の交差点で右折し、国道246号線から国道70号線へと乗り入れる。

ここは前回来た時も通ったのをよく覚えている。
ここまで来たらあとはひたすら駆け上がっていくだけである。
しばらくは民家も多い住宅地であるがそこを抜けるとそこからは峠道である。

峠道を駆け上がっていくうちに半年まえの記憶も蘇る。
いくつか印象深いコーナーは覚えていた。
あの時は夜中だったのと真っ暗な峠道に全く余裕が無かったが、今回は平日の昼間というのとで交通量も少なく途中で写真を撮る程度の余裕はあった。
ハイキングに来ている方や自転車ガチ勢の方々もいるのでめちゃくちゃ飛ばす事は出来ないが、やはりこういう道を走るのは楽しい。
同じ道でも昼と夜とでここまで印象が違うものなのかと勉強になった。

そうこうしていると目的地に到着した。
今更だが、ここは「菜の花台」という名前ではなく「丹沢大山国定公園」という名前なんですね。イマイチちゃんと理解していなかった。

このカーブもこの峠道の印象的なポイントの一つですね。

タイヤ痕がいっぱい。

記念撮影をしておく。

景色も拝んでおく。

これを指して「菜の花台展望台」と呼ぶらしい。
前回はマイパートナーと一緒に登って景色を楽しんだが今日は先客もいるようなのでやめておいた。

このまま引き返そうかと思ったが、観光案内板を見ているとここからもう少し登って行ったところに「ヤビツ峠レストハウス丹沢MON」というおそらく飲食店と思しき施設があるとのことなのでせっかくだしそこまで行ってみる。
色々な方のヤビツ峠に関する記事でも確かこの施設を目にした気がするので行って損は無いはず。

菜の花台…もとい丹沢大山国定公園からまたしばらく細い道を駆け上がっていくとグーグルのナビが目的地到着の旨を報せた。
しかしレストハウス丹沢MONより先にまずはこの「ヤビツ峠売店」が目に入る。
これも見たことがあるぞ。
観光っぽくなってきた。

何やらグッズなんかも置いている店らしいが営業中ではなかった。

ヤビツ峠売店から道路を挟んだ向かい側に丹沢MONがあるようだ。

この階段の先に店舗がある。

到着。
中に入るとご夫婦なのか男性と女性の店員さんが迎えてくれた。
気さくな方々で、少し世間話などをしつつお勧めされた「クロモジ」という植物のアイスティーと自家製ロールケーキのセットを注文した。

おっさんには勿体無いほど小洒落ている。

綺麗な赤いアイスティー。
いわゆるハーブティーに似た味わいですっきりとした後味と独特の風味が口の中に広がってとても美味しい。

ロールケーキにかかっているマーマレードも自家製とのことでこちらもとても美味しかった。

クロモジティーに関する解説が掲示されていた。

店内で販売されていた「クロモジアロマ」という香水のようなスプレータイプのアロマが良い香りだったので自分用とマイパートナーにもプレゼントとして購入。
あとはオリジナルの手拭いも購入。
私はこういう時に何故か手拭いを買ってしまいがちである。

丹沢MONを後にし、峠を下って帰路に就く。

せっかくなのでそれっぽいところで記念撮影しておく。

いつ対向車が来ても対応出来るようにと無意識のうちに左に寄った走行になる。

ここも個人的に印象に残るポイント。
そんなわけでダウンヒルはあっという間だった。
平日の昼間で見通しも良く交通量も少なかったため快適なドライブだった。
今回のヤビツ峠は前回に比べ、総じて楽しかった。
確かに極端に道幅の狭いポイントもあるのだが、二回目であり天気の良い昼間であったためか過酷な印象は受けなかった。
昼と夜の両方を走ってみた結果、普通にドライブを楽しむ分には昼間の方がお勧めかと思う。

峠を下り切ってナビを登録するために停車し燃費情報を見たら、丹沢MONからのダウンヒル時の燃費がすごいことになっていた。
まぁほぼアクセルを踏まずブレーキのコントロールだけで下り切ったので当然と言えば当然か。
ダウンヒルは自重だけで加速していくから非力と揶揄されがちなCR-Zでも速さを求められるかも知れませんね。
シンプルに楽しかった。

そんなわけで、ヤビツ峠ドライブでした。
半年前の夜中に来た時は「やはりイニDの聖地だけあって走り屋的な人たちの巣窟なのか?!」と思ったが、平日の昼間に来た感想としては交通量も少なく見通しも良いので要所を押さえて安全運転していれば普通に楽しめる峠道なのかなと。(今日がたまたまそうだった説はあるが。)
車一台分の道幅しかないポイントもいくつもあるが、明るい昼間なら万が一対向車と鉢合わせても冷静に対処出来ると思われる。
改めてちゃんと行ってみたいと思っていた場所に行けたので良かったです。
皆様も機会があれば是非。