
ちょうど一年ほど前、肌の調子が著しく悪化した。
腕や背中、脚などの身体の至るところに湿疹のようなものが出来てしまった。
幼少期にアトピー性皮膚炎を患っていた経験もあったが成人してからは滅多に症状が出ず、(数年から10年に一度程度の頻度で症状が出た時は結構酷くなりがちではあったものの)基本的には快調で来ていた。
当初は、今回もその「数年から10年に一度の悪化時期」なのだろうと考えていたが夏が終わり冬に突入しても症状は治らず、数軒の病院を渡り歩いた末に現在お世話になっている病院に行きついた。
そこからはかなり快方に向かっており、一年前に比べるとかなり回復はして現在は頭皮のみ症状が残る状況である。
しかしながらこの手の肌トラブルは様々な要因が複雑に関係している事も多く、生活習慣や労働環境(対人ストレスなども含む)、食生活や加齢に伴う体質変化など多岐に渡るため場合によっては長期的なお付き合いとなることも少なくないという。
治療方針が合っていたとしても短期的に完治しないこともあり、実際に私も担当医からは「数年かけて体質を改善していく必要があると思います」と告げられている。
ちなみに担当医からの診断としては「貨幣状湿疹」となっている。
貨幣状湿疹については様々な医療機関から詳細が発信されているので興味のある方は調べてみて下さい。
尚、感染症ではないので他者へ移ることはないそうです。
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そんな肌トラブル対策として欠かせないのが日々のスキンケアである。
最近の若い方であれば男性でもスキンケアに力を入れている人もいると聞きますが、当然私のような「肌弱いくせに無頓着おじ」はこれまでの人生でスキンケアらしいスキンケアはほとんどしてきておりませぬ。
とはいえ流石に若い頃とは違い、「病院に行ってちょっとしたら自然と治る」という根拠不明な自信も既に崩壊しているので市販品で賄える範囲でスキンケアをしてみることに。
前置きが長くなったが、今回はそんな肌トラブルを抱えたスキンケアビギナーおじが主に入浴から湯上がりのスキンケアとしてとりあえず手を出している肌トラブル対策を自身の備忘録を兼ねて記録に残す。
先述のとおり、現在ではほとんど症状は治りつつあるものの頭皮に関しては今だに快方に向かわない。
その理由の一端としては私の職業がヘルメット着用が必須のものであると考えられる。
故に夏場は特に悪化しがちなのである。
なので最初に手を出した肌トラブル対策品はシャンプーであった。
肌トラブル用のシャンプーは色々なメーカーから出ており、色々試した結果私はキュレルに辿り着いた。

乾燥性敏感肌用のシャンプーは数あれど、やはり合う合わないはあるようで、モノによっては洗っている最中にピリピリとした刺激を感じ全然ダメなものもあった。(当時の頭皮環境がそこまで悪化していたとも言えるが)
そんな中でキュレルのシャンプーは刺激も少なく洗い上がりもサッパリとし私には合っていたようだ。
そしてシャンプーの次は当然ボディーソープである。
こちらも色々と試してみたがやはりキュレルに落ち着いた。
ボディーソープに関しては泡タイプと液体タイプの両方を揃えた。
現状、皮膚への刺激を少なくするためにタオルで擦ったりはなるべくせずに手のひらで撫でるように優しく洗うようにしているのだが、そういう時に泡タイプは便利である。
しかし、タオルやスポンジで泡立てることをしないのでボディーソープの消費量が多くなってしまう。
なので、比較的肌の調子が良い時は液体タイプのボディーソープを柔らかいタオルで泡立ててその泡を全身に馴染ませるようにしている。
その使い分けのための2タイプ用意である。

スーパー銭湯や旅行に出かけた際に重宝するトラベルセットも常備。
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そして乾燥肌の人にとってもっとも警戒しなければならないシチュエーションの一つ、それが「湯上がり乾燥」である。
「湯上がり乾燥」とはざっくり言うと「風呂上がりに肌めっちゃ急激に乾燥してまう現象」の事を指す。
重度の乾燥肌の人にはこの湯上がり乾燥が非常に厄介である。
よく女性が風呂上がりに保湿に精を出すのはこの「湯上がり乾燥」への対策である。
実際に、私も一番症状が酷い時期には髪の毛をタオルドライしている最中に乾燥して剥がれ落ちた頭皮がフケのように落ちてくるという事を経験している。これは酷くストレスになった。
頭皮以外の全身に関しても同様で、身体を拭き終わった時点でもう肌の表面が粉吹いているのである。
そんな「湯上がり乾燥」への対策としては、浴室内である程度タオルドライを済ませておいて浴室からでたら即座に保湿をするということが挙げられるが、酷い乾燥肌を持つ人にはこれでも間に合わない。
そこで発見したのがこれ。

なんと、浴室内で濡れた肌に塗り込む保湿クリームである。
「えっ!今から身体を拭くのにその前に塗るって正気かワレ?!」と驚いたが、半信半疑で使ってみると確かに効果を実感出来るのである。
これは本当に目から鱗であった。
「湯上がりに水分を拭き取ると乾燥が始まるんやろ?ほな水分を拭き取る前に保湿したらええやんけ。ちゃうか?お?」と言われると確かに理にかなっている。
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浴室から出たあとは当然保湿をせねばならない。
いわゆる化粧水や乳液に相当するものを使用している。

左のスプレー缶のほうが化粧水のようなもので、右のボトルが乳液のようなものである。
どちらも当然全身に使える。
キュレルからは様々な化粧水や乳液が出ているが、私は使い勝手の良さから現状はこの二つを愛用している。
まずスプレー缶の方はミスト状に噴射されるのでよりスピーディーに使う事が出来、顔から全身にスプレーをし手のひらで押し付けるように馴染ませるだけなので非常に楽である。
乳液(ボディーローション)は伸びがよく肌に馴染ませやすく使い勝手が良い。
双方共に全身に使えるのが良い。
現在は症状が治まっているので使用していないが、これらで保湿したのちに病院から処方された塗り薬を塗布してももちろん良い。
頭皮に関しては現在も病院から処方された治療薬を塗布している。
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ここまでが私の日々の入浴ルーティンであるが、正直めっちゃめんどくさいです。
が、これを省くと数分後には後悔するのでやっております。
まるでキュレルの回し者のようなブログになりましたが、私がキュレルを使う一番の理由は「大抵のドラッグストアで購入出来る市販品」であるということです。
なので別にキュレルでなくとも自分の肌や症状に合うものであればなんでも良くて、カウンセリング処方の物よりも手が出しやすいというのも大きな利点であると考えます。
病状は病院で診察してもらわないと改善はしませんが、日々のケアなら自分でも色々とやれることはあります。
30〜40代を境に突然体質が変化したり、長年の生活習慣のツケが肌に現れたりすることもあるようですので現状何事も無い平和な肌環境の方もそれを維持するためのスキンケアは非常に有意義だと思います。
肌トラブルを抱えると、それが無い時には想像しづらいストレスが生じますので身体の内側も外側も健康でないと何事も楽しめなくなると言う事だろうなと痛感する四十路の私でありました。
皆様もどうかご自愛下さい。