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チューバッカのブログ一覧

2019年11月04日 イイね!

PENTAX K-S2 黒死病の修理(修理編)/追記あり

PENTAX K-S2 黒死病の修理(修理編)/追記あり










分解編に続いて、いよいよ修理編です。

絞り制御ユニットの修理はネット上で探すことができる「馬蹄形金具にハンダを盛って、通常の位置よりもほんの少し位置をずらす(磁石から位置を遠ざける)」というものがありますが「位置をずらすだけなら他のアプローチでもよいだろう」と勝手に判断して他のやり方になっています。
ハンダでやるの面倒くさいし、何より簡単に元に戻せない手法は何も理解できていない自分には危険と判断しました。
あと、自分は貼りもの好きです^^;





さて、分解編でお目見えした絞り制御ユニットはねじ1本で止まっているだけですので、これを外せば外れます。
ただユニットは頼りな~い線で本体とつながっていますので慎重に。








外した状態がこんな感じで、矢印部の「基板と馬蹄形金具のクリアランスを少し広げる」ってのが目的になるみたい。(=馬蹄形金具の初期位置をずらす)






馬蹄形金具は磁石でユニット(コイル)内部に引き込まれた状態ですので、長穴に棒でも突っ込んで引き抜きます。
かなり小さいので手でつまんで抜くのは難しいかも。

主役の登場。
馬蹄形金具と、別アプローチ案のスペーサーです。
スペーサーは非磁性体で、ある程度の厚みを持った板を切ったものですね。
どこかのお店の会員証を切って作りました(笑)







馬蹄形金具を抜いた後のコイル側はこんな感じで、


先ほどのスペーサーを貼るとこんな感じ。


そいつを組み込んで、動作確認。






カバーを外した状態でレンズ付けてバッテリー付けてシャッターを切ります。
ここ、メチャ慎重に。
ここまでの作業もそうですが、ストロボ関係の回路に触れると感電するようですので、特にバッテリー近くにあるデカいコンデンサーには注意しましょう。
(とは言っても自分も分かっているわけではありませんのであてになりません^^;)





カッッシャ!

カシャ!

カッッシャ!






ん?何かおかしい。
カバーとか着けてないとこんな音なのかな?
映るのは映るようになってるし、やりすぎると真っ白な絵になっちゃうってことだけどそうもなってない。

絵だけ見ると改善しているように見えるけど、シャッター音がどうにもしっくりこない。
これはとりあえず元に戻して、通常の音を聞くしかない。ってことでスペーサーを外した初期状態に戻して、再度動作確認します。





カシャ!

カシャ!

カシャ!






明らかにさっきとは違うシャッター音。
あーやっぱりさっきの状態はおかしかったんだ、というのがこの検証でわかりました。

ん?
っつーか絵もちゃんとしてんだけど!?
初期状態に戻したなら撮影した絵は真っ暗になってないとおかしいのに・・・
やっぱり一度馬蹄形金具をコイルの中から出してしまうだけで、症状は改善してしまうようです。
こいつは対策の効果の判別が難しいですね・・・






ここでしばらく考えます。
というのも、そもそもの狙い値がよく分からない上に、狙い値が間違っていた場合に発生する副作用も分かっていません。
シャッター音のように分かりやすい物であれば判断もできますが、例えば通常であればISO100になるものがISO200になってしまう、な~んて微妙なものであればきっと、というか絶対自分には判断ができません。

つまり、この後スペーサー厚を調整していくにしても、OK/NGの判断ができないのではないか?という状態になってしまいました。
(もちろん自分がメカニズムを理解していないからに他なりませんが)






で、最終的には

「部品間にあるガタを有利な方向に寄せて組む」

という手法で行こうと判断しました。





何度か組みバラシして気が付いたのは、ユニットを本体から外した状態と組み込んだ状態では、馬蹄形金具と基板のクリアランスがわずかに異なっている可能性がある、ということです。

本体にはねじ固定位置の隣に位置決め形状があります。
また馬蹄形金具の方は金属ピンが入ります。
これがすんなり入んないんですよね。
で、こんな感じでイメージしました。

こうなってんじゃね?



組み込み状態の写真を見ても、イメージと合っていると思います。




位置決め部にも金属シャフト部にも、部品間のガタは存在します。
そのガタを逆向きに発生させることで、当初の目的である基板と馬蹄形金具の隙間を広げる手段としようと考えました。
コイル側は上に寄せてねじ止め、馬蹄形金具の方は両面テープ(図中黄色)を貼ってそれぞれのクリアランスを、通常組み込み時とは逆方向にします。





組み込んで動作確認。





カッッシャ!

カシャ!

カッッシャ!






あれ?
これでもやりすぎってこと?
結構寸法にシビアなようです。

で結局、馬蹄形金具の両面テープも剥がして「コイル部の上寄せ」だけにしました。

こんなんで寸法変わんの?って思うかもしれませんが、寄せ止めしたもののねじを緩めると結構移動しますよ。




んで、組み込んでの動作確認でも特にシャッター音は問題なし。
このやり方なら設計値からの著しい寸法乖離も無いし、自分的にはかなり安心感があります。
もちろん対策効果がなければ意味が無いわけですが、普通に組みなおしただけでも既に直ってしまっていたので、この対策が効果的なのかはわからなくなってしまいました。。。
ただ、変な動作はしてません。




というわけで、イマイチな対策報告ブログになってしまいましたが、寸法調整は結構微妙なようですので、このやり方で直るのであれば悪い手法ではないのかなと思います。(もちろんこれで直ると言える状況ではありませんが

また不具合が発生したら報告ブログを書こうと思いますが、そん時はどうやって直そうかなぁ。
黒死病は、馬蹄状金具が帯磁してしまうことが原因と言われていますので、消磁の方法でも勉強しておきますかね・・・




とりあえずですが、長男謹製のおさかな(名前はスシロー)もキレイに撮影できるようになりました^^



2019/12/27追記
約2か月経過しましたが再発していません。
実は組みなおしただけの状態では1日で再発しましたので、とりあえず直ってると言って良い状態だと思います。

2020/4/15追記
卒園/入学式にも活躍できてます。
いい感じです♪

2020/11/7追記
一年経ちました。
運動会もバッチリ!
再発してません!

2021/8/20追記
久々に引っ張り出して試したら、残念ながら1ショット目で再発が確認できました。
2ショット目で直りましたが、しばらくするとまた症状が悪化してくるんでしょうか。
面倒だな。。。
寄せ止めだから、寒暖差を何度か経験すると位置が戻ってきちゃうのかも。

2021/9/23追記
再修理で復活。
2年おきの定期イベントになっちゃうのかな?
PENTAX K-S2 黒死病の修理(再修理編)


2022/9/16追記
再発までの期間が短い。
完全に消磁して、さらに消磁できたことをちゃんと確認してから組まないと短期間で再発するかもですね。
PENTAX K-S2 黒死病の修理 最終章!(予定。。。)


Posted at 2019/11/04 22:48:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2019年11月02日 イイね!

PENTAX K-S2 黒死病の修理(分解編)

PENTAX K-S2 黒死病の修理(分解編)










以前から黒死病を患っていた自分のK-S2。
連写すれば復帰するという軽症から、何やっても改善しないという致命傷にまで至ってしまいました。
しかも子供の運動会の日に!
さらに、なんとビデオカメラもバッテリー死亡!
その日は写真も動画もスマホで撮影する羽目にT_T
呪われてんのかと思いましたよ本当に・・・



黒死病というのは絞り制御ユニットの不具合で写真が真っ暗になってしまう症状で、PENTAXのカメラで同じユニットを使用している機種に限定された症状のようです。
ネットで調べるとK-30、K-50、K-70も同じような不具合があるようですが、分解修理はK-30の情報しか見つからなかったです。

メーカー修理しても再発する人も結構いるみたいで、「どうせ再発するんなら自分でやってみっか」とカメラの分解なんてやったことないど素人の自分が修理に挑むことになりました。
不具合のあるユニットまで到達できれば、直し方は同じでしょうってことで^^;

K-S2は防塵/防滴仕様。
素人がバラすとその性能が喪失する可能性が大きいため二の足を踏んでいましたが、思い切って行っちゃいます。






とりあえず必要な工具は精密ドライバーのみ。
あれば便利なのは樹脂製のピンセットぐらいでしょうかね。









まずはネジを外していきます。
基本的な分解方法はK-30の分解方法を参考にしました。



最初はボトムから。
白丸部分のネジをすべて外すと、ボトムは簡単に取れますので外します。







ネジの種類は色々ありますので、僕は写真をプリントアウトして、外したねじをその箇所に貼っていきました。
面倒ですが、組み立て時に何も心配することなくねじを打って行けるのはかなりのメリットだと思います。









次はトップ。
ストロボを開いた状態で見えるネジも外します。
こちらも白丸部分のネジ全て外します。計4本。


アイカップは上にずらして(スライドさせて)外すことができます。
ここに隠れている2本のネジも外します。









左右側面は、ラバーグリップ(?)の裏にねじが隠れていますので、これらを剥がす必要があります。
固定は両面テープで張り付けているだけですので、端の方からゆっくり剥がしてやればOKだと思います。

マイク端子側は、ストロボの下にある1か所とグリップに隠れている2か所を外します。




SDカード側は、全てラバーグリップの裏にねじが隠れています。
隠れている3か所を外します。




ちなみにラバーグリップは、ボトムを外した後に剥がした方がやりやすいです。
ボトムを剥がすとこんな感じになって端っこに指が入るようになりますから。












これでカバーを取るために外すネジは外したことになり、トップと正面のカバーが外れます。
まずはトップを外しますが、配線類がつながったままなので注意して外してください。
勢いよく外すと断線の恐れがあります。
外した後も配線はつながったままですので、注意しながら次に正面カバーを外します。



トップを外す時に外れにくかったのがシャッターボタン奥のダイヤル部。
矢印部分が部品の境目なんですがここが外れにくい。
上下の部品を持って左右にグリグリずらす感じで動かしていたら外れました。
外れにくい方がいましたらご参考に。



正面カバーを外しずらいのはマイク端子部。
マイク端子が顔を出してるんだから当然ですが引っかかります。
何とか頑張ってカバーを開かせてやるしかないですかね。


ちなみにカバー類で爪の類で固定されている箇所は恐らく無いと思います。
(組み込み時は「パチッ」と音がして嵌る箇所もあったので、もしかしたら小さいのはあるのかもしれませんが、割れなどに神経質になるような箇所は無いと思います)







これで憎きアイツとご対面することができます。







一応、バラした状態はこんな感じ。









書くのに疲れたのと、絞り制御ユニットの直し方は他の方のブログ情報で十分な可能性もありますので、とりあえずは分解編ということで後半に続きます。(予定)

あ、あと間違ってても責任は取れませんのであしからず。
Posted at 2019/11/03 00:18:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2019年07月25日 イイね!

PENTAX K-S2 絞り制御不良発生!

PENTAX K-S2 絞り制御不良発生!
今日は息子のピアノの発表会でした。

主に子供のイベント用として購入した一眼レフ、K-S2の出番。
暗い写真が一杯撮れました!?



ブログタイトルにある症状は、ネットでは「黒死病」などと言われ、PENTAX エントリーモデルの持病らしく、僕も購入してからそのことを知りました。
が、自分のカメラにも症状が出ようとは・・・T_T

まぁたまたまですが、今回は写真/ビデオ撮影禁止だったので被害は最小限で済みましたが。。。


家に帰っても症状は改善せず。
修理しても根本的な対策にはならないようなので、正直頭に来て「もう売り払ってやろうかな」と思ってました。

でもこのサイトを参考に、しばらく連写をバシャバシャやってみたところ症状は改善。

この人は不具合発生のメカニズムも分かってるんですね。


ということで、今後はまず使い始めに連写&写り確認が必須の運用になっていきそうです^^;
Posted at 2019/07/25 21:58:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2018年10月19日 イイね!

1眼デビュー!

1眼デビュー!記念すべきファーストショット。
これまでのメイン機、EX-ZR300。







ついに1眼デビューしてしまいました。(眼が癌と変換されてしまう今の僕の状況(笑))

きっかけは、アマゾンのタイムセールをさみっと@SHU号店に紹介されたこと。
その時は突然のことで買う気もなかったし、あっという間にセールが終わったこともあり買いませんでしたが、子供の運動会や発表会ごとにさみっとやRED_SHOOTING_STERさんに1眼を借りていましたので、ゆくゆくは・・・とは思ってました。

先日の運動会でも、お父さんではなくお母さん方もかなり1眼で撮ってましたので、そういった層向けのラインナップが各メーカー奏功してユーザーが増えてるんですかね。





で、買ったのはこれ。


PENTAX K-S2 18-135mmWRキットです。
さみっとのおすすめポイントは、彼が持ってるレンズと同じ焦点距離のレンズがセットになってることと、防塵防滴、さらに価格ですかね。(合ってっか?(笑))
アマゾンタイムセールほどの値段では買えませんでしたが、まぁ欲しくなった時が買い時ということで「エイッ」と行ってしまいました。^^;




買いたいと思ってからは下の写真を見ながらどちらにしようかしばらく悩んでました。


白もいいけど汚れそうだなぁ、でもEX-ZR300も白だけど全く問題ないし。。。
黒とオレンジ、いい感じじゃん。でも白との値差がなぁ。。。
とか。

悩んでる時間が一番楽しいってもんですかね^^;






先日の運動会用にREDさんから借りた一眼をまだ返してなかったので、なんとなく並べてパチリ。
フィルターは外し方がわからないのでそのまま^^;



REDさんのレンズは18-200mm。
サイズもちょっと長いですね。




で持った感じ、重さはK-S2の方が重く感じる。

カタログスペックで確認すると、
K-S2 : 本体618g + レンズ405g = 1023g
D3400 : 本体395g + レンズ560g = 955g

持った感じ、正確でした^^;
D3400の軽さ、魅力ですね。




ところで今回ブログ用に撮影してみて改めて感じたんですが、ZR300の実力も捨てたもんじゃないですよ。
特にマクロは超強力だし、光量さえ十分ならキレイに撮れます。
望遠も300mmまでだし、撮影技術がある人が使えば結構いい写真が撮れるんじゃないかな。



ってことで、まずは撮影技術を学びに、今週末さみっとと撮影練習に行ってきます。
道具が良くても、今のままでは完全に宝の持ち腐れになりますから^^;

さみっと、REDさん、ド素人に色々教えてね♪


Posted at 2018/10/19 19:34:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | カメラ | 日記

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何シテル?   05/08 21:24
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