15 SPORTにSPORT+パッケージ、15BD XD BDにウォームコンフォートパッケージ が追加されました。現行のMAZDA2を人に勧めるときに気になっていた部分が大幅に解消されて、嬉しい発表なので早速
諸元表を眺めたり、見積を作ってみました。
ディーゼル車にはSPORT+という装備充実車が販売されていますが、ガソリン車にはこうしたモデルがなく、ラインアップの弱点でした。
一番大きいのは、このパッケージでALH(アダプティブLEDヘッドライト)が搭載されます。現状法令ではハイビームとロービームを適切に選択する必要があります。単純なローハイの切り替えだけでなく、部分消灯する防眩ハイビームやワイド配光ロービームで、歩行者発見のためのハイビームが対向車には眩しい状況を削減できます。明るい都市部と暗い郊外を行き来する場合も操作不要で効果を発揮します。歩行者や無灯火の自転車との接触を防止する観点でもお勧めしたい装備です。
また、冬に重宝するシートヒーター、ステアリングヒーターを搭載、さらにパワーシートとドライビングポジションメモリーが搭載されます。ドライバが交替する場合、シートとアクティブドライビングディスプレイの再調整が必要なことも多いのでこれは便利です。現在所有しているMAZDA2に未搭載車で、手作業で角度調整をしています。二人で運転するなら嬉しい装備です。また、レザーシート、インナードアハンドル、ドアトリム、インパネの質感も向上します。
現行のSPORTは装備面で選択肢から外れかねないところが一挙に改善します。加えて、スズキの新型のスイフトMZ、さらには以前の2022年までの15S PROACTIVE SパッケージやLパッケージに見劣りする状態も大幅に改善しました。SPORT+はMAZDA2集大成になるのでとてもわかりやすいです。
唯一残念なのはディーゼルターボのXDも同様ですが、SPORT+でもスーパーUVカット、IRカットが搭載されていません。昨今の夏の日差しを少しでも和らげたり、UVカット率を重視することが多い女性ドライバには求められる装備です。二人で運転といったところからはこうした好みも出てくるので選択できて欲しいところです。
ウォームコンフォートパッケージはエントリーのBD向けで、シートヒーター、ステアリングヒーターが搭載され、ハンドル、シフトノブ、サイドブレーキが革製になる嬉しいオプションです。BDは、元々スーパーUVカット、IRカット搭載であるので、BDの狙う女性層向きとも言えると思います。
ガソリン車である15 SPORT+パッケージ搭載の価格がこちらになります。参考に、ビルトインのETC2.0とナビのSDカードアドバンスもつけて、ボディカラーはプラスがない状態です。好みが分かれるメーカーオプションのドラレコはつけていません。
価格的にはSPORT用のSPORT+パッケージが198,000円、XD BD用のウォームコンフォートパッケージは88,000円です。中間グレードや最上位グレードが追加されたような価格設定になり、ガソリン車乗りからすると最近のMAZDA2のコンパクトカー最安値ポジション、特徴はコスパという状態から、上質なコンパクトカーというポジションに帰ってきてくれたように思います。
ディゼールターボのXD SPORT+の金額がこちら。区別のために色は変えてみました、同じく追加金額ないカラーです。
価格差が縮まったことにはなりますが、ディーゼルターボと装備が抱き合わせだった状態から、純粋にエンジンで選択するにはよい価格差ではないでしょうか。デザインにこだわったり、運転を楽しむなら、街乗りでも遠乗りでもMAZDA2もいいよ、と胸を張って言える状態になったのではと思います。
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MAZDA2 | クルマ
Posted at
2024/04/12 02:57:01