
ブラックマンデー後、8/6は日経平均は+3,217円のこれまで史上最大の上昇幅で引けています。最大の下落、最大の上昇でも差し引きマイナスであることは確かです。8/5にパニック売りで損切りしたり、強制決済された方はご愁傷様ですが、2020年にも見てきた光景ではあります。
さて、予告したマツダ <7261> についてです。個人的にはMAZDA2購入前ぐらいから株主になり、利益のおかげでMAZDA2も買えてありがたい銘柄ではありますが、癖のある銘柄でもあり、まとめてみます。
マツダは日経225 にも採用されている由緒ある銘柄ですが、時価総額はちょうど1兆円で国内自動車会社8社で7位。中堅と呼ばれます。
東証プライムの中堅株以上 PERとPBR のランキングです。
PBR が低いランキング 10位、売上に対して割安
PERが低いランキング 4位、利益に対して割安
配当利回りが高いランキング 8位
8/6 現在のマツダの株価は 1147.5円で、PER 3.49倍 PBR 0.41倍 配当利回り 5.23% となりますが、この基本的な指標だけで既に特徴を表現しています。PERは15以下で割安、PBRは1以下で割安なので、際立って株価が割安と言えます。
マツダの株価は為替に反応します。主力は北米のラージSUVとなるため、業績はドル円のレートに左右されます。マツダの海外比率は87%、北米35%、欧州15%、中国14%等、日本はわずか12%です。北米のシェアは上昇中、国内の販売台数は減少傾向にあるのでさらに海外比率は高まっていきます。
マツダの現在のドル円為替想定は143円で、急激な円高の中でも為替メリットは残っている状態です。会社業績予想では為替益は見込んでいません。今回の市場の混乱でも今のところ為替理由の下方修正の必要はありません。会社の業績修正は上方修正8回 下方修正0回とのことで控えめな予想をして、上回る発表をする傾向です。
主要株主は日本マスター信託口15.3%、日本カストディ信託口5.9%の信託2社に続き、トヨタ自動車が5.0%保有します。外国人持ち株比率は41.9%で比率はかなり高く、海外の影響を強く受けます。
直近の株価の動きですが、円高の進行に伴って下落、ブラックマンデーの急落はどの銘柄も同じとは言え、チャートで見ると十分下げてきたものの、さらに大きく下げ、戻りも若干鈍い状態です。
円安によって為替に敏感に反応しながら上下しつつも上昇してきたが、円高の進行で2年前の2023年初の水準まで戻ってしまっています。
それにしても割安間違いないマツダ株はなぜこのように不人気なのでしょう?なんというか、マツダ車っぽいですね。マツダ乗りしか評価しないという。
実は、次の決算は第1四半期決算で2024年8月7日 に発表される予定です。
円安メリット、北米のシェア拡大、国内の出荷停止の影響等の結果どのような決算になるのか、株価はブラックマンデーで大きな波に飲み込まれてしまっていますが、さてどんな結果になるのでしょうか?
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MAZDA2 | ビジネス/学習
Posted at
2024/08/07 02:48:46