
先日青ヶ島に行って来ました。
八丈島の約70km南、アクセスは八丈島からのフェリー(3時間)かヘリコプター(20分)のみです。現地の宿泊施設も限られていることに加えて、フェリー、ヘリとも天候による欠航の確率がそれなりにあり、かつヘリは9人乗りで1日1往復(木曜日のみ2往復)で予約も難しい、という東京都内でありながら訪問難易度が高い島で、今回は旅行会社のツアーに参加しての訪問です。
早朝の羽田発八丈島行きに搭乗、ほぼ満席でした。
当日は風が強く条件付き就航でしたが、無事八丈島に到着。八丈島の空港でヘリコプターに搭乗手続き。荷物は一人5kgまで、これを超えると超過料金です。
この日強風のためフェリーは欠航です。
ヘリも条件付き就航でしたが定刻に出発、機材はシコルスキー、客席9人乗りです。
15分ほどで前方に島影が見えてきましたが、島の周囲はほとんど断崖絶壁です。
ヘリは霧と雷には弱いけど風には強いらしく、恐れていた揺れも殆どなく定刻に無事到着。

ヘリは我々を下ろした後、八丈島への搭乗客を乗せて直ぐに出発しました。

(画像は「スーパー地形」からのスクショ)
青ヶ島はご覧のような二重火山で160人くらいの住民は北部の岡部というエリアに住んでいて、外輪山内側の平地は畑や製塩所、工事関係の資材置き場などがありますが、ほとんどはジャングルです。
唯一の都道が島の主要部を繋いでいます。

信号は島内で1箇所のみ(写真撮り忘れ)、島の子供達に交通ルールを教えるためという目的以外に、民間車検場を認可するため、という話も地元の方から聞きました。
島内の車のほとんどは品川ナンバー、所々の掲示されている選挙ポスターも品川エリアの選挙区の候補者(石原兄弟の1人)です。東京都の一部を実感。

外輪山からの景色です。地形図通り(当たり前か)。
中央火口丘の頂上(噴火口)のお鉢巡りもしてきました。

外輪山周辺の遊歩道はこんな感じです。

玉石で組み上げた昔の名主さんの屋敷の石垣。一つの石の周りを6つの石が接するように積み上げるのが大事なようです。

黒毛和牛を飼育されている方も。ある程度大きくなったら本土(都内)に連れていって、最終的には東京都産の黒毛和牛として販売されるようです。

初日夕刻に青酎(青ヶ島の焼酎)の試飲会。島には10人の杜氏さんがいて、共同で運営している蒸留所でそれぞれ仕込まれているそうです。折角なので1本購入しましたが、結局民宿の夕食時に皆んなで飲んでしまいました。

中央火口丘の丸山の麓には噴気孔(ヒンギャ=火の際、と呼ぶそうです)があって、昼食はこの噴気を使った蒸し料理(クサヤ入り)。無茶苦茶美味しかったです。近くに噴気を利用した製塩所があって、ここで作られたお塩を振りかけて頂きました。この塩は大変美味しくお土産として人気があるらしいのですが、昨年の台風で製塩所が被害を受けて操業が止まっていて入手できず残念。
昼食の後、島唯一の港、三宝港へ。外輪山の内側でも風は強かったですが、トンネルを抜けて海側に出たらさらに猛烈な風。フェリーはこの日も欠航でした。

写真の鉄骨構造物は、漁船を降ろすための索道の支柱で、漁船は高波対策で高い場所に置かれています。この辺りは立っていられないくらいの強風で写真を色々撮る余裕がなかったのですが、トンネルができる前に使われていた道(土砂崩れで通行不可)はとんでもない崖っぷちを通ってます。
ご興味ある方は以下(私の愛読サイトです)もご覧下さい。周辺の様子がもの凄くよくわかります。
https://yamaiga.com/road/tpr236_seihou/main.html
地元の方の案内でしか行けない大杉。樹齢200年以上らしい。車を停めた場所から道があるようなないようなジャングルを15分。

生命力を感じます。
3日目、予定通りのヘリに乗って八丈島経由羽田に。
青ヶ島滞在時間はちょうど48時間、ゆっくり時間が流れる非日常の極みのような旅でした。

ヘリから見た八丈島空港と八丈富士
Posted at 2026/03/27 22:03:10 | |
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