
従前のフリードスパイクは、CVTでした。私の初のCVT車といってよいでしょう(その間にトヨタ ウィッシュを新車購入しましたが、私に合わず殆ど乗らずスパイク購入で出してしまったので)。
CVTは、スクーターと同じ原理です。前後プーリーとVベルトで無段変速します。スムースでギヤ比(変速部分にギヤはありませんが)も必要トルクと車速でバランスよく加減されます。難点は摩擦接触なので、摩擦による伝達ロスと、摩擦消耗です。
スクーターや乗用車では、パワーバンドをキープしてめいっぱいのトルクをかけて、登坂するとか、空気抵抗を押しのけながら最高速近辺をキープするなどの走り方はしませんから、ロスや消耗は少ないと思います。
伝達ロスは燃費がCVTのほうがATやマニュアルよりよいくらいなので心配を感じません。消耗のほうはどうでしょう? スパイク購入時、CVTの耐久性情報はあまりありませんでした。今でもかも?スクーターは、プーリーは金属、ベルトはゴムと、ゴムが消耗負けするようになっています。250ccスクーターの場合2~3万キロで交換します。バタバタいっても気にせず乗ればそれ以上いけるかもしれませんが、パーツも交換費用も安いので、2~3万キロで交換します。ウェイトローラーなどもいっしょに交換することが多いです。変速のスムースさが気になってくると、プーリーの段つきなども考えられるのでプーリー交換もします。これもたいしたパーツ代ではありません。どちらも車庫でDIYできるレベルです。
車の場合は、金属ベルトと金属プーリーで、交換はユニット交換となり、車庫でというわけにもいかないので、車屋さん頼みとなります。CVTアッセンブリーで20万円くらいします。それに工賃。私の場合、今までの車は最低でも20万キロは乗っているのでそこが心配でした。スクーターなら2万キロ、車のCVTは何キロもつの?20万キロはもってほしいけど。それが、スパイクを購入したときの不安でした。
当時スパイクには、AT仕様もありました。4WD車を選べばATが選択できました。雪国で生活しているので、妻は4WDをといいましたが、私は通勤距離が長いので少しでも燃費よくとFF-CVTのスパイクを購入しました。
15万キロを過ぎたあたりから、ウィ~ンというような音が聞こえてくるようになりました。エンジン音の強弱とは、別のリズムで聞こえたりします。あ~CVTからの音かなあと想像するようになりました。その後少しずつ音は耳につくようになってきました。19万5千キロ乗って、さあユニット交換しようかなあというときに、ディーラーで今回買った中古スパイクをみつけ、ちょうどよいタイミングと入れ換えました。この時期の4WD車はCVTでなくATというのも逆に気に入りました。乗り心地は変速感のないCVTのほうがスムースですが。
新車から約20万キロ、CVT車に乗った一例を書きました。
https://youtu.be/lyMwLMffpe8
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2024/02/02 10:54:24