
路面痕跡の捏造説とは一線を画するのが
「横すべり前輪タイヤ痕仮説」ですが
路面痕跡のすべてを矛盾なく説明できる可能性があり
バスの急ブレーキ(全輪タイヤロック)ではない
というのが、この仮説の重要な考え方です。
そこが、弁護側が主張する捏造説とは全く違う見解であり
また、検察側が主張するシナリオさえも否定しています。
つまり、検察主張の直進的な急ブレーキの跡ではなく
側面衝突という外力(走行進路を強制阻害する外部からの力)と
後輪駆動前進とが合成された移動軌跡として扱っています。
通常の走行状態では起こりえない
特殊な条件下で起きたバスの斜行現象を扱っているところが最大のポイントになります。
検察、弁護側双方の主張内容(急ブレーキがあった、なかった)とは全く違う考察である
ということは一目瞭然です。
この点を理解できない(捏造支持者は理解したくない?)前提で
「横すべり仮説」への
反考証(バスの「横すべり」はあり得ない)を見るとき
・なぜ「横すべり」があり得ないのか?
といった根拠が全く示されてきていないことは不思議にさえ感じます。
横すべり前輪タイヤ痕の不自然な特徴を説明するとき
一般的な走行条件(既成概念)が通用しないことを考慮しないと
的外れな考察が展開されます。
後輪にスリップ痕がない理由は
急ブレーキ痕ではない「横すべり仮説」で説明がつきますが
検察主張の急ブレーキ痕説の反論(捏造主張)にのみ、こだわっている限りは
「
後輪にスリップ痕がないからタイヤ痕は捏造である」
「
バスはABS付きなのでタイヤ痕はデッチ上げだ」
などの的外れな思考に陥り、事故の真相究明から遠ざかっているのではないか?
という疑念すら感じるところです。
的外れな考察だと感じる個人サイトは、あちらこちらで散見されます。
勿論、私にも的外れで非科学的な思考があると思います。
個人サイトである以上、程度の問題であれ主観意見が入ることは当然かもしれません。
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Posted at
2008/02/16 21:02:42