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バス乗りのブログ一覧

2008年02月17日 イイね!

バスの横ズレが衝突破壊を緩和した可能性

バスの横ズレが衝突破壊を緩和した可能性物体の衝突を扱うとき、運動ベクトルや力積、
運動慣性、エネルギー保存則、力の作用、反作用や
破壊弾性、衝撃の分散吸収、角運動等、いろいろと
ややこしい話が出てくると思いますが

白バイ衝突時バスが全く微動だにしなかった場合と
奥に数十センチ動いた場合とでは、その衝撃による
両車の破壊吸収が違ってくることは想像できます。


この図中の『運動エネルギー保存則』の絵は、私が説明するまでもない
物理であることは、小中学生レベルでも理解できると思います。

そして、いつものように幼稚な思考実験ですが(図参照)

たとえば、割れやすいタマゴを壁に投げぶつけたとき

①図中の硬い壁:全く微動だにしない硬い壁にぶつかった場合

②図中の壁B:タマゴの衝突で凹む緩衝材にぶつかった場合

③図中の壁A:タマゴの衝突で凹みながら奥に動く緩衝材にぶつかった場合

①は例外なく割れてしまうでしょう。
②のタマゴBは、割れないにしても、ヒビが入るかもしれません。
③のタマゴAは全く割れないかもしれません。



また、同じ運動量を持った物体であっても
点衝突の場合と、面衝突の場合でも、破壊部位の様相は違ってきます。

・実験的に前輪を動かないように固定したバイクを
 バス側面に真っ直ぐ直角にぶつけた場合(衝突断面積は狭い)

・通常どおり前輪を固定せず
 バイクを真横にしたままバス側面にぶつけた場合(衝突断面積は広い)

この場合、同じ相対速度での側面衝突であっても
バス側の破壊範囲や凹み具合、白バイ側の破損部位や破壊の程度は違ってくるはずです。

勿論、バスが微動だにしない場合と、奥に動いた場合とでも
当然ながら、はるかに前者のほうが両車とも酷い破壊状況になるはずです。



大変不謹慎な言い方になりますが、事故を起こした白バイは高速衝突をしながらも

・バスのバンパーや外板パネルが緩衝材としての役割を果たし
・うまい具合に前輪付近を軸にして横回転し、面衝突に近い状態を作り出し
・瞬間的なバスの荷重抜けタイミングにあわせて白バイ本体の重心部分が潜り込み
・バス内部構造体を奥に動かし横ズレを起こさせたため

 衝突速度の割には酷い破壊を免れた

という見方ができるのではないか?と考えています。

白バイの衝突速度を推定する場合バスを奥に動かしたか否かが重要な要素です。




衝撃緩和に関する参考資料:(驚異の衝撃緩衝新素材「アルファゲル」)

(株)ジェルテック 商品「アルファゲル」

この素材は『18メートルの高さから卵を落としても卵が割れない驚異の衝撃吸収素材。』
と説明されています。(高い場所からタマゴを落としても割れない動画も見れます)

アルファゲルで衝撃を吸収(個人サイト)
(タマゴを落としても割れない実験動画が見れます。)

Posted at 2008/02/17 21:09:41 | トラックバック(0) | ブログ記事⑤ | ニュース
2008年02月16日 イイね!

不当判決を一蹴する事故のシナリオ③

不当判決を一蹴する事故のシナリオ③










(シナリオ継続)

衝突時、バスは「横にズレ」左にフロントをやや回転しながら前進し
左右の反動ローリング挙動を伴いながら白バイの引きずり抵抗で自然停車。

初期反動ローリング、瞬間的加速、白バイのもぐり込み等によって
横ズレ前進移動初期には、前軸側に荷重抜けが発生した。

このため、前輪タイヤ痕前半部分には弓なりに曲がった痕跡の途切れが生じた。

隊員は衝突時、前進するバスの右角ボディに当たり
右方向に弾かれてバスの右斜め前に投げ出された。


左右の安全確認後の国道進入が完了し
左側の安全確認をしている数秒間のうちに起きた側面衝突事故は
バス側にとっては、白バイの高速急接近の数秒前予測は不可能に近い状況であり、
事故の全体象から言えば、全くの不可抗力的な状況だったと言える。

(シナリオ終わり)



バスが動いたとしても、このような状況に信憑性があるのなら
過失(右側の安全確認不足)を問うのが困難な状況ではないか?という
あくまで、事実誤認の不当判決を一蹴する事故シナリオの一つの可能性です。



なお、この図は、横スベリ仮説を簡易的にイメージしたものです。
(理解しやすくする為、動きの表現は大げさになっています)
Posted at 2008/02/16 22:33:59 | トラックバック(0) | ブログ記事⑤ | 日記
2008年02月16日 イイね!

不当判決を一蹴する事故のシナリオ②

不当判決を一蹴する事故のシナリオ②











(シナリオ継続)

白バイ衝突時、バスは激しく右ロール。

そのとき、運転手の右足も瞬間的にアクセルを踏んだ。

運転手の体が衝突初期の右ローリングにより右後方に傾いた。


白バイの右先端側面衝突を受けたバスは横にズレながら
やや右に向いていたタイヤ進行方向に逆らい左斜め方向に斜行前進。

しかし、間を入れず発生した反動の左ローリングと
横すべり斜行前進時の諸抵抗の減速に伴うバス乗員上体揺れの影響を受け
ATレバーを握っていたバス運転手の左手は無意識のうちに
瞬時にN位置にレバーを戻していた。

このため、バスのリアエンジン回転上昇(加速)は一瞬で収束し
バスを横ズレさせた白バイに深く食い込まれながら引きずった。

Posted at 2008/02/16 22:29:05 | トラックバック(0) | ブログ記事⑤ | ニュース
2008年02月16日 イイね!

不当判決を一蹴する事故のシナリオ①

不当判決を一蹴する事故のシナリオ①衝突前、バスが国道内で一旦停止していたとして
衝突後、横すべり前輪軌跡を描いたという前提で
あっても、冤罪的な不当判決を一蹴するシナリオ
はあると思います。

(運転操作の具体的な話、記憶が必要です)

第三者的な見方ではなく、今回は被告に有利な
見方としての事故のシナリオを書いてみます。
可能性の一つとして…


(シナリオ開始)

左右の安全を十分確認したのち国道内に進入、一旦停止。
バスの運転手はATレバーをDからNレンジに戻す。
(そのようなATレバーの運転習慣があった?)

左からの交通の切れ間を見計らいながらDレンジに入れ
ブレーキをしっかり踏んで発進スタンバイ状態のバスは停止継続状態。
(左手はATレバーを保持)

継続してバス運転手が左方向の安全確認を行っている間に
右遠方から時速100km/h以上で白バイが急接近。

この国道の場合、緩やかなカーブのはるか遠方を見通せる道路設計ではなく
何らかの理由で白バイが高速走行をしていたため、バス側にしても、白バイ側にしても
双方をはるか遠方から確認する時間的余裕はほとんどなかった。

高速域で走行していた白バイは
100m程度手前でバスを発見するが、一瞬、進路に迷いが生じた。

(国道内に進入したバス後方を、一般車両が歩道に入り込みながら
 通過する光景があったとすれば、安全な進路を見誤った可能性あり)

その進路判断の一瞬の迷いは、その後の回避操作に致命的な遅れとなり
バス発見から数秒後、右に急旋回しながらバスの右先端に激突。

それは、バス運転手がブレーキからアクセルに右足を踏みかえ
発進しようとしたタイミングと同時だった。

Posted at 2008/02/16 22:11:55 | トラックバック(0) | ブログ記事⑤ | 日記
2008年02月16日 イイね!

実証実験を行うとすれば?

実証実験を行うとすれば?この「横すべり仮説」も事故の真実かどうかは
同一条件下での実証実験を行っていない現段階で
YESだともNOだとも言えず、当然ながら
可能性の一つにすぎません。


もしも、第三者の検証機関があって
事故再現の実証実験を行うとすれば
(直進急ブレーキ実験ではなく)

まずは、右先端側面衝突による横ズレ量の評価が必要でしょうし
その上で、横すべり仮説(斜行スリップ仮説)の前輪タイヤ痕の
生成実験も必要になるのでは?と考えます。

恣意的な誘導での実験目的ではなく
あくまで第三者による客観的な検証という意味なら
このような考察を無視することはできないはずです。

しかし、たとえば

航空・鉄道事故調査委員会のような第三者機関のように
必要な予算が確保できる公的検証とは事情が違いますので
それとこれとを比較できるわけではありませんが。
Posted at 2008/02/16 21:39:24 | トラックバック(0) | ブログ記事⑤ | ニュース

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