
バスの前輪タイヤ痕が「捏造された」という主張の裏には
・止まっていたバスに白バイが高速旋回で突っ込んだ
・衝突後もバスは動いていない
という被告弁護側見解の根本主旨になっています。
要するに高速走行していた白バイの自損事故であるから
国道内で『止まっていたバス』には過失はなく
不可抗力的な事故であるという見方だと思います。
しかし『衝突後もバスは動いていない』ということには
疑問点や矛盾点が全くないわけではありません。
・スクールバス(事故当時の車両重量推定 約8.5t )の
右先端部(バスの前軸重量推定 約2.5t)に、白バイ(300kg)が
右バンクで高速度(推定速度 100km/h)側面衝突した場合バスは全く微動だにしない?
・ほんとうに全く横ズレしない?
・「横にずれた(揺れた)」というバス乗員の証言は何を意味する?
・バスの内部破壊状況、衝突状況からして多少の横ズレ現象はありえるのでは?
・止まっていたとしたら真横に横ズレした痕跡がないのは何故?
・両車の破損箇所、破損状況、擦過痕位置関係等を見ると
バスが微動だにしていないという主張に矛盾がある
・白バイ右バンク旋回によるバス右先端側面衝突形態からして
隊員が投げ出された位置関係を見ると、バスが微動だにしていない
という主張に無理がある
・国道進入前に撮影されたと思われる生徒の記念写真から
バスの進行角度を推定すると、右斜め向き約13度前後になり
事故現場写真から推定される最終停車位置角度(右斜め向き約6~8度程度)
との角度変位(回頭)は何を意味するのか?
・微動だにしないと主張するバスの右先端に
右バンク高速旋回の白バイが側面衝突し
バスのフロントバンパーを真横方向に変形させながらも
白バイの後部が時計回りで回転しているのは何故か?
客観的に突き詰めてゆくと、衝突後に何らかの理由でバスが動いていたのでは?
という見方になってきます。
Posted at 2008/02/16 20:32:19 |
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