クリーンエネルギーだ?内燃機関は悪だ?
時代錯誤の3ペダルのHパターン・・・って、そもそもナニ?その言い方。
ショーワ世代が思うになんだか違和感だらけ。
すぽーつかーっていや~マニュアルだろ、クラッチ踏んで1速入れて回転合わせて・・・
え?まだそんなことやってるの?・・・Z世代にとっちゃ、それがまるでネタ扱い。
それだけ時代が変わったと言うことなのでしょう。
湾岸〇ッドナイト、イニ〇ャルD、あいつとラ〇バイにバリ〇リ伝説、よろしくメカ〇ック、もっと言えば二人鷹にキラーBOY(←知ってる?けっこー好きでした)・・・公道でのバトル描写も今は昔の話。
影響を考えてか、サブスクチャンネルでやってる主人公が非力なクルマで大排気量大出力のライバルたちをバッタバッタなぎ倒していく例のあのアニメも、西湘バイパスやターンパイクをヒルクライムコースに見立てて、非合法じゃないとアピールしたり。
ちょっと待て、非力なクルマで大排気量大出力のライバルたちをバッタバッタなぎ倒していく!?
さかのぼればイニ〇ャルDか?
いや、もっと前にあるだろ!?
既視感を感じるのはワタクシだけではないはず。
小学2年のころ、床屋の待合室で鼻垂らしながら、見ていた少年ジャンプ。
非力なマシンを駆り、天才的なひらめきとセンスでライバルたちを圧倒する主人公と個性的敵キャラたちとの熱き公道バトル。
主人公に負けず劣らず、敵キャラマシンのパフォーマンス、立ち位置もまたステキ♪でした。(そういえば、かませ犬的ポジションキャラ、ハマの黒ヒョウの退場シーンは今でもトラウマっす)
これも過去ブログからのおこしです。
またまた昔語りになっちゃうけどそんな「サーキットの狼」世代の方々、クルマがネタのお話です。
そーいや、コルベットは常に次点扱いの敵キャラ、モブキャラ扱いだったなぁ~(独り言)。
・・・県外の勤め先を中途退職し、地元に戻ってきたころなのでたしか1995年~97年くらい。
また昔語りになっちゃうけど、そこそこ逝っちゃってたころの話
ある週末、ひょんなことから地元の旧車の集まりに参加することになった。
オーナーの年齢は当時で40、50代が中心。
当時の自分とは二回りほど上のいい歳こいたそんなオヤジ連中が、春と秋の年2回集まって日帰りツーリングをしているとのこと。
その面々を仕切るのは小松の市街地から外れた田舎にある自動車修理工場の社長。
自身も白のS30Z、赤いSR311,フェラーリモンディアルを所有する生粋の旧車マニア。
「古いコルベットに乗っている面白いヤツ(つまりワタクシのこと)がいる。仲間にそう伝えてあるから」
「今度のツーリング、キミも来たら?」
付き合いのあったその社長の声掛けで、その集まりに参加することになった。
そしてツーリング当日。
失礼ながら古い軽トラと農機具が似合う山の中の古い修理工場の前に集まったそうそうたるクルマ、クルマ、クルマ。
とにかく和洋問わず、地元にこんなにいたの?と思ったくらい。
SR311、S30Z、ハコスカとケンメリのGTR、販売台数30台とかの超激レアなZ432R(←驚くことにワタクシと同じ町内、近所の方だった)、コスモスポーツ、セリカLB、ちょっと新し目だけどユーノスロードスター。
外国勢は、フルレストアの濃紺ロータスヨーロッパ、それぞれ深緑、黄色のエランが2台、淡いブルーのポルシェ356にルノーアルピーヌ、第二期ルパン3世のOPに出てきそうな雰囲気のモーガン、ロータス、バーキン?スーパー7,見たこともない黄色のF1風のクルマ(←のちにブルークと言う名のクルマだと知る)、スーパーカー世代にはおなじみのBMW,ポルシェターボに赤いフェラーリ328、デトマソ・マングスタ(!)・・・思いつくだけでこんな感じ。過去にはトヨタ2000GTとかもいたらしい。
そんな中で我がタイムマシンはあきらかに異質だった。
欧州車のような華やかさもなければ、希少、珠玉の存在でもない。
スーパーカー(に入るかすら微妙だけど)の中じゃ次点扱いのアメリカの大衆車メーカーが大量生産した一応スポーツカー。
挨拶を交わしたもののなんだか異質な目で見られているのがわかる。
だが、ワクワクが止まらない。
そしてコースのおおまかな説明の後、修理工場前を出発。
ピカピカだけど旧車にトラブルは付き物。
JAFのお世話になるクルマもきっとあるんだろうなあ・・・無理のない、のんびりとしたツーリングをイメージしていたが、その予想が見事に裏切られる。
信号が途切れ、県境の峠道に差し掛かると走りが一変。
シフトダウンで排気音が高まると同時に公民館の寄り合いに集まる風の中年オヤジたちが乗るロータスが、356が、SR311が、とんでもないペースで峠道を駆け上がっていく!
ワタクシも当時まだ20代、かなり踏んでいけるほうだったけれど、年齢が二回り上の人たちの想像以上の走りに度肝を抜かれた。
博物館級の432Rが、レストア仕立てのロータスが、そんなピカピカの旧車がタイヤをきしませながら容赦なくコーナー曲がっていくんだもの。
こりゃヤバい、面白い!
「ちゃんとメンテしてるじゃないの」
「コルベット、結構走るじゃん」
休憩ポイントでガンガン飛ばしていたオヤジ連中がワタクシに声をかけてきてくれた。
排気量は何ccだ、何年式だ、3速でもホイルスピンするってホントか?(←ムリっす)
メジャーな旧車、欧州車の中にテイストの異なる大排気量のアメ車。
物珍しさもあっていろいろ聞かれ、会話も弾むように。
気が付くといつの間にかその輪の中に入っていた。
クルマを投機目的で所有する人。
温度管理されたガレージのガラス越しにショールームのように飾る人。
クルマの接し方は人それぞれだけど、徹底的にメンテして、徹底的に磨いて、ガンガン踏んで走って走って走りたおす。
それで壊れたらまた徹底的に直す。
きっと皆さんホントにクルマを愛してるんだと思う。
あれからずいぶん経つけど、皆さん元気でやっているのかな?
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Posted at
2024/03/09 10:20:42