誰が電気自動車を殺したか？　

原題 " Who Killed The Electric Car ? "
新聞のおまけに掲載されて、興味を持ってDVD借りました

　1996年カリフォルニア州のZEV法(Zero-Emission Vehicle regulations)を受けて、GMは EV1（電気自動車）を発売しました。たぶん高価だったので全てリース販売でしたが、リース満了とともに全てのクルマを回収してしまいました。その不可解な回収から、電気自動車を　なぜ抹殺しようとしたのかを推理しています。
犯人候補は、自動車メーカー、石油会社、バッテリー、州大気資源局、消費者、アメリカ政府、水素燃料電池として検証します。

　電気自動車はバッテリーで動くので、自動車産業自体がひっくり返ってしまう程、産業の構造が変わってしまうようです。時は ITバブルまっさかり。大型SUV（ハマーとか）売るのに政府と手を取り合っている状態でした。また電気自動車は、自動車メーカー自体の自己否定にもなってしまいます。
　またガソリンが必要なくなるので、街からガソリンスタンドが消えます（家で充電できる）ただアメリカの発電所の多くは石炭火力発電なのでNOxは、かなり出るというロジックです。
　ZEV法を施行したものの、あまりに厳しく自動車メーカーからの反発は続き（トヨタRAV4EVとか）頓挫してしまった州大気資源局
　たぶん石油メジャー（昔のセブン・シスターズ）が代替案で出した水素燃料自動車（ホンダFCX、マツダRX-8）に必要なエネルギーは電気の3～4倍

　こうして考えてみると政府と結託した石油メジャーが犯人…(￣ー￣; ヒヤリ
ETC　1,000円乗り放題も、なんだか石油会社と政府の陰謀のような気がしてきました

長々と読んでいただきありがとうございました。この曲でお別れです♪
「ラジオスターの悲劇」（Video Killed the Radio Star）